{設定資料} 主人公が来る -輪廻の主人公選戦-
世界観の設定
“主人公”という概念の存在が確認される
→ これは主人公を決定づける粒子の存在が存在するのでは?
→ 人間にある特殊な脳波と魂の世界への深度が関係している
↓
関係しているのはその人間が生きている時に発生させている物質波。
→ これが人間に実は備わっていた特殊な脳波のこと
それと共に人間が放出している不可視粒子の存在が関係している
→ これが魂という不可視の存在が世界に及ぼす影響(深度)のこと
世界には「運命」とも呼べる決められた流れが存在することが明らかになった。
→ この一つの「運命」というレールのことを「世界線」と呼ぶ
特性を持たない普通の人間は、この「運命」の通りに生きることが定められていることが密かに判明
このことが、人生の残り時間の計算や、人生の残り時間の売買が事実上可能だという証明となり、商業目的も含め、実験と技術革新につながっていく
しかしその中で”主人公”という特性によって、未来を変えることができる人間がいることが判明
その因子によって人は一時だけでも主人公になれる
この因子により、今まで計測できていた運命が急に変化を起こしたりするようになる
むしろ順番的には、そのようなエラーが発見されたため調査した結果、”主人公”特性というものが発見された
ストーリー設定
”主人公”特性を意図的に誰かに付与し、強制的に「主人公」のような生活に巻き込まれる、という都市伝説が流行る
しかしこれは現実に起こっていたことで、民間人の中から”主人公”特性の無い人間を選び、あえて強制的に「主人公」に仕立て上げ、”主人公”特性を付与できないかという実験が行われていた。
→ このままではどうして日数制御や未来の確定ができるのか不明
“主人公”はランダムで入れ替わる
→ 手紙が届くことによって判明する
ストーリー進行案
第一の主人公
平々凡々な高校2年生男子
彼が主人公になるところから物語はスタート
彼がもらった主人公へ誘う手紙には、終了日時が書かれていなかった
→ 終了した後、家に終了の旨を知らせる手紙が入っていた
彼の物語は探偵物に似ている
→ 学校怪談の調査から始まり、謎の失踪事件の調査
調査の際、謎の人物の手によって物語の強制終了(死)がなされそうになったが、間一髪免れる
そこまでが彼が主人公で会った時
第二の主人公
少し物静かな気の優しい高校3年生女子
図書委員兼、相談室の相談員
第三の主人公の先輩にあたる
彼女のもらった主人公へ誘う手紙には、終了日時が記載されている。
彼女の物語は自身、相手の破滅をもって終わる犠牲の物語
→ 後輩たちから元々慕われていたが、手紙の後日に後輩からの相談を受ける
ただの恋愛事に親身になって相談にのる彼女だが、その後輩の恋愛対象が自分だったことに気付いてから少しずつズレていく
自分としても受け入れられないわけではなかったが、彼女にとって恋愛対象ではなかった
叶わぬ恋に心折れ、自信を傷つけようとする少女を止めようと努力する彼女
そんな中、少しずつ周りと距離を置かれ、孤立し、それでも健気に一人の少女を救おうとして、不慮の事故で重症(もしくは死)
第三の主人公
第一の主人公と同クラスの活発な男子
運動部所属でリーダー的存在
第二の主人公とは接点があった
第一の主人公と第二の主人公の橋渡し的存在
彼に誘いの手紙が来たのは、第二の主人公が孤立し始めた頃
手紙には終了日時まで書いてあった。
彼の物語は謎の組織と戦うバトル物
→ 手紙を貰ってから視線を感じていたが、ある暗い路地で謎の人物と遭遇。間一髪のところで逃げ切る
翌日からは特にこれといって大きな揉め事はなかったが、代わりに誘いの手紙とは別の手紙を発見。“ヒロインを救え”(的な)文章
とりあえず第二の主人公へ会いに行こうとするが、再び謎の人物と遭遇。
先輩である第二の主人公と会おうとする時に限って頻繁に邪魔が入る
そして第二の主人公の事故。その現場に寸分遅れてやってきた彼に泣きついてきたのは彼女を想っていた少女。そしてその現場に友人である第一の主人公が現れ、関係を問いだたされる
友人に事情を説明しようにも自分にも分からないため、その少女とともに3人で下校。その途中で事情を聞く。
しかしその最中で再び謎の集団に狙われ、3人で廃墟へと逃げ込む。
廃墟内の戦闘で負傷、次の手で自分が殺られるか、後ろの二人が殺られるか、そんな状況、残り数秒で主人公終了時間。
と、そこで別の人影が彼らを救う。救ってくれたのは二人組の男女。彼らから声をかけられたところで彼の主人公時間終了
第四の主人公
突如として現れた謎の人物、その男性の方
様々な事情、現状を理解した上で第三の主人公を助けた
彼が手紙を受け取ったのは1年前
彼と行動を共にしているのが、彼のヒロインである女性
ヒロインである女性が手紙を受け取ったのは半年前
二人で行動を共にするようになったのは彼女が手紙を受け取ってからすぐ
彼自身の物語は第三の主人公と似たもの
→ 彼自身が主人公としてメインで書かれるのはほんの一瞬
今回、彼は第一の主人公に二回目の誘いの手紙を渡すために現れた
第一の主人公に手紙を渡すとヒロインとともにその場を去っていく。そこで彼がメインの部分は終了
第五の主人公
第一の主人公と同一人物
ただし今回の手紙には終了日時が記載されている
今回の彼の物語は謎の集団からの逃亡劇
→ 第二、第三の主人公に届いた手紙と、最初に自分に届いた手紙から、ある単純な法則を見つける
→ 終了日時が書いてあれば強制的にでも終わらせられる
そして今回の自分宛の手紙から、大体の見当は付いた。逃げねば。
でも、それと同時にもう一通の手紙を発見。そちらには“ヒロインを救え”(的な)文字
第三の主人公が賛同のために自分の手紙を見せようとするが存在しない。
→ ミッションを失敗したため
第五の主人公としてもう一度主人公となった彼が、友人と少女を連れて逃走を開始する
逃走の最終目標は、この手紙を渡した第四の主人公への合流