{小説・漫画案}「僕に推しはいらないです!」
何にも熱中できない主人公が、「みんなに推してもらう」を目標にVtuberとして活動していたクラスメイトのことを知ってしまい、
そこから推してもらおうとするクラスメイトとの生活が始まり、少しづつ変わっていく話。
自分が推し始めると途端に人気になり、そのまま急な引退…
そんなことばかりで、もう推しは作りたくない。そう言って逃げる主人公と、
もし本当に人気になるなら、一瞬だけでもいいからなりたい!と食いつくクラスメイト。
そんな攻防も続き、徐々にクラスメイトのことが気になってくる主人公。
配信を見るようになると、それまで伸び悩んでいた登録者数が一気に増える。
「君の言ってたこと、本当だったんだ!」笑うクラスメイト。
「さぁ」と流しつつ本当ではないと祈る主人公。
「もし、本当だったら…いや」
「本当だったら、すぐに引退しちゃうんじゃないかって?」
先を読んで言ってくるクラスメイト。
「どうだろうね」含み笑うクラスメイト。
それからさらに彼女の人気は伸びて、大舞台(?)の前。
彼女は急にキャンセルを表明。
配信でそれを知った主人公。
次の日、クラスメイトは学校にも来なかった。
心配はしていたが日常を送っていたが、クラスメイトが入院したことをうわさで聞く。
時間がたって
入院している彼女。
ベッドに座ったままの彼女としばらく話をして。
「本当に一瞬だったけど、楽しかったなぁ」
懐かしむような彼女に耐え切れなくなり、
「君は推しじゃなくていい!僕の好きな人、一緒に居たい人なんだ」
「ふふっ、なにそれ」
泣く主人公と落ち着いた微笑みで頭を撫でるクラスメイト。
春になり、教室、席に座る主人公。
スマホにはVtuber(クラスメイト)引退の記事。
窓の外を眺めている主人公。
そんな彼に廊下の方から呼ぶ声が聞こえる。
振り返る先、教室の入り口には笑顔のクラスメイトが立っている。
主人公
・陰キャ男、高校生
・自分が好きになると、必ずその推しは一気に人気になるのに、急に引退や事故などで姿を消してしまった。
・だからもう一生推しは作るまいと、作品などに深く入り込むことを辞めた主人公。
・どこか冷めた(熱中できない)まま過ごしていた。
クラスメイト