FUJIFILM X-E4
昔、Nikon J5の記事を書きましたけれども、とうとう新しいカメラを買いました。
1年前、販売が開始されてからずっと気になっていて、1年越しに購入しました。
子供がはちゃめちゃに動き回って、パワーMAXの時にこのコロナ禍となってしまって、特別な場所に連れて行って、特別な思い出を作ってあげることができなくなってしまった。
それでも、この時期を特別な形で残してあげたいと思って、このカメラを買いました。
というのは言い訳で、完全に見た目に惚れて買ってしまった。
いろんなものを削ぎ落としためちゃくちゃシンプルなデザイン。クラシカルで、シボいボディとマグネシウムの銀色が燻しい。
上部のダイヤルも少なめ。富士フイルムのカメラってダイヤルがたくさんあって複雑そうだなって思ってたけれど、このカメラのダイヤルは至ってシンプル。シャッタースピードと、露出補正しかついてない。あんまり難しいことを考えず、あらかじめいろんな設定を済ませておいて、その時の感情に任せてパシャパシャ撮るというのがこのカメラにはあっている気がする。
有効画素数は約2610万画素で、エントリー機ながらXシリーズのフラッグシップ機と同じセンサーを搭載しているんだとか。
グリップも何もないボディのため、握りやすくしたくてサードパーティー製のサムレストを装着して使っている。
記録としての写真ではなくて、瞬間を切り取って残すとか、ある種の作品として写真を残すという発想で写真を撮るという行為がとても楽しくなった。
富士フイルムが長年蓄積してきたフィルムの技術を用いた、フィルムシミュレーションという機能が本当に楽しくて、同じ風景でも何枚も撮りたくなる。
モノとしての質感と、持ち合わせている機能がすごくマッチしていて、ずっと触っていたくなる。
あと、「液晶があるのになんでファインダーを覗くんだろう」と思っていたけれど、覗いて見ないと見えない世界がそこにありました。
スマホの登場で、「オールインワン」という考え方が割と洗練されたものの代名詞になってきた感がある。確かに「良いスマホ」とは、デザインよくて、さくさく動いて、ディスプレイぬるぬるで、綺麗な写真が撮れる(こだわりによっては音がいいとか、カスタマイズ性とか)みたいな「全部盛り」を指すのだと思うけれど、それらを統合しようとすれば、絶対にそれぞれの要素のどこかがスポイルされているはずで、ある機能に特化したデバイスがそれに伴って復権しているのは当然の流れなのかもしれない。
もしくは、それらに物欲を刺激され、そして満たされている僕は、立派なおっさんになったってことなんだろうか。
だいぶ話がそれました。
ちなみに、NIKON J5も現役で普通に使っています(主に妻が)。
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