アンケート調査を実施したいーその1ー
ユーズ・データ・ドリヴンがアンケート調査を実施する際のフローの例をご紹介いたします。
クライアントによって、臨機応変に対応するようにしておりますので、フローが変わる場合があります。
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ヒアリング→要件定義(企画・調査設計)
[01] クライアント・ステークホルダー(関係者)とヒアリング
ヒアリングでは、「調査目的」と「調査をすることになった背景」をお聞きし、その後、「調査対象」を詰めていきます。
「調査対象」を詰めるときに注意する点がありますが、それは後ほどご紹介します。
「調査目的」と「調査対象」が明確になったら、いよいよ調査したい内容(調査内容)を明確にしていきます。
ここでは、どのようなことを調査対象に質問して、その結果をどのように分析し、社内で使用するかをざっくりお聞きします。
その上で、おおよその設問数を頭に思い浮かべます。
一方で、システム構築で良く使用する言葉である『要件定義書』に当たる、調査の企画書(要件定義)と調査設計書(基本設計)を作成する準備に入ります。
その際、おおよそのスケジュールを引きます。
これが、御見積りのベースになります。
※御見積りには各業務を明記の上、工数で算出します。その際、設問数やアンケートフォーム作成先(他社に委託するか、ユーズ・データ・ドリヴンがたいおうするか)で金額が変わります。
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[02] 調査企画書(要件定義)の作成
前述した「調査目的」「調査対象」「割付」と大まかな「調査概要」のヒアリングが終了したら、「調査内容」「仮の設問数」「サンプルサイズ」を明確にし、調査企画書を作成していきます。
※以降は、契約締結後のフローになります。
※「割付」は[01]で記載した"どのようなことを調査対象に質問して、その結果をどのように分析し、社内で使用するか"によって変わってきます。詳しくは、後ほど記事を公開いたします。
[03] 調査設計書(基本設計)の作成
調査目的と対象をベースに、クライアントの知りたいこと
"どのようなことを調査対象に質問して、その結果をどのように分析し、社内で使用するか"
を具現化していきます。
いろいろなやり方があると思いますが、アンケートをリリースする(公開する)までに起こりうる「アンケートフォームの修正」に関するやりとりを考えるとPowerPointで作成するのをお勧めします。
可能な限りで良いと思うのですが、1設問につき、1スライドというイメージです。
※過去にExcelとPowerPointで調査票をを作成したことがあるのですが、要件定義の修正の工数が意外とかかるのと、関係者に調査票を共有した時に認識を一致させるのに手間がかかるなどの経験からPowerPointで作成するようになりました。
設問を作成する際に配慮すべき点は、以下の①~③通り、大きく3つあると思っています。
① 回答者が設問を読んだ際、可能な限り"多くの回答者の認識が、なるべく同じになるように"配慮しています。意外と難しいのですが、重要なので悩ましいところです。
② 回答者が選択する回答の数は、『1つ』なのか、『すべて』なのかを判断しやすいように明記するようにしています。併せて、選択肢の数は、回答者の入力負担に影響を与えるのと、回答や分析の精度にも関わってくるため、細かな配慮が必要です。
③ 回答を誘導しないように気を付けましょう。
そんなことあるのかな?と思う方が大半だとは思うのですが、
ビジネスにおいては、
既に実施する施策が決まっている、
この機能を売り出したい、
プロモーションでここを押していきたい!
など、多くの場合に起こりうる事象です。
他にも、「サンプルサイズ」や「選択肢の種類(SA or MA※)」、「フリーアンサー(FA)」、「矛盾処理」、「分岐」など気を付ける点が多々あります。
また、表記ゆれは、設計書を作成した後にチェックします。
※SAは、Single Answerの略で、1つだけ選択する単回答になります。
MAは、MULTI Answerの略で、複数選択する回答になります。
『アンケート調査を実施したいーその2ー』はこちらから
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