蒼穹のファフナー THE BEYONDを見てきた話

注:蒼穹のファフナーを全部見ている前提で書いています。見てない?3日もあれば全部見れるから見てきてね。ネタバレしかないよ。

・そもそもどういう作品なのか

アニメ2期である蒼穹のファフナー EXODUSで尺が足りなくなってはみ出た部分の続きですね。最終回を見て投げっぱなしジャーマンかよ!と憤ったのをよく覚えております。絶対続き作るつもりだろうと思ってたら、案の定の続編発表でした。3年も待つとは思ってなかったけどな!物語はEXODUSラストから2年後から始まります。

・いきなり始まる蒼穹作戦

1話冒頭から第五次蒼穹作戦とか言われてもびっくりするわ。二代目総士を含む子供達が攫われたから取り戻しに行くぞって話らしい。最初からクライマックスと言わんばかりに戦闘戦闘また戦闘。僕は最近のロボットアニメの戦闘シーンならダントツでファフナーだなと思ってます。めちゃくちゃ動いてカッコいいから、内容わからなくても見てよ。

一騎、来主、甲洋の珪素組にマークザインに乗った美羽ちゃんが加わり、後輩組もSDPをバリバリに使いこなし、こんなん余裕でしょと思ってたら敵も然る者。SDPのコピーに奪取、クロッシングを介した同化現象などやりたい放題。やられはしないものを時間を稼がれ、攫われた子供達はロケットで飛び去ってしまった。惨敗です。ここからなんと更に3年飛びます…

そして流れるOP、「THE BEYOND」。EXODUSで「DEAD OR ALIVE」が流れたとき、ファフナーの歌としてはコレ以上のものはもう出来ないだろうと思ってごめんなさいでした。すげえ良かったです。

・偽りの平穏ってなんかそわそわしますよね

1話のラストにOP流れて、そのまま2話OP流れたの正直笑ったよね。連続して見たかったから助かりましたが。

2話は成長した総士が竜宮島?で日常を過ごす話。妹の乙姫、父親の道生、母親の弓子に親友のマリスに囲まれて穏やかで幸せな日々。ここ、何もかもありえないのにBGMは平和な日常用のものが流れていてうわーってなりました。島での日常に違和感を覚え、外の世界を知りたがる総士と、真実を告げる一騎。ここが1期との対比になっていて、BEYONDの主人公は総士なんだなと理解する。総士はこの時点では洗脳されているのもあって、本当に何も知らないんですよ。そこにいきなり出てきて「お前を居るべき場所に返す」って一騎さん、もうちょい説明をしなさい。お前らの関係は本当に言葉が足りねえな!

・フェストゥムくん感情を学んだの巻

結局強引に総士を奪還する竜宮島チーム。対峙する一騎と偽乙姫。正体には笑った、お前かよ。「私達も感情を学んだのよ!」「総士を連れて行かないで!」という涙ながらの訴えを容赦なく切り捨て、ぶっ殺していく一騎さん。人の心がない(多分本当に人ではなくなってきている)。総士視点で見れば家族がいきなり不審者にぶっ殺され、そいつに拉致られるというシチュエーション。そら「お前を殺してやる!」って言うわ。まあフェストゥムくんに感情が芽生えたのは事実なんだけど、偽竜宮島を維持するために確実に人間殺して略奪をしているので、非常に自己中な子供みたいな感じである。まだまだ人類との相互理解には遠いけど、口きけなかった頃よりは希望があるのか…?

・総士、故郷へ

3話。強引に回収された総士は道中で餌付けされたり美羽ちゃんとおねショタしたりしながら海神島へ。島を見ても記憶が戻ったりはせず、どうするのかなーと思ってたらいきなりニヒトに乗せちゃうのか。EXODUSで初代総士がひたすら残した二代目への伝言、ポエム過ぎて伝わらないんじゃないか心配。実際には、ファフナーという力を手にした総士は伝言なんかぽいーして、早速家族を殺された復讐を始めるのであった。まあ、そうなるな。ってところで3話締め。あっという間だった、続きはよ。

・これは総士の為の物語

で、結局BEYONDでは何がやりたいのさって話ですけど、総士が自分を取り戻す(見つける)までの物語をやりたいんだと思う。一騎の話はEXODUSで決着がついたんですが、初代総士ってずっと走り続けてきただけで、自分のことはほとんど何もしないまま無に還ってしまったんですよね。新たな生命として戻ってきた二代目総士はどう生きるのかって話になるのは自然な流れかなと。BEYONDという単語の意味の通り、今までのファフナーを超えて、その向こうへ行くための始まりの物語。それがBEYONDの立ち位置だろうと推測しております。極端な話、EXODUSで投げたアルタイルの話は片付かないかもしれないし、それでもいい。よくない。ちゃんとやれ。

・総括

・戦闘シーンめっちゃかっこいい。これだけで元取れる。

・女の子かわいい。美羽ちゃん圧倒的ヒロインの風格。

・angelaの歌よすぎる。歌うますぎなんじゃ、好き。

・いいから見ろ。


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