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ゲームプロデューサーとゲーマーがタッグを組んでゲームを作ってみたら VOL.2

全3回の予定でお送りする今回の企画。ゲームプロデューサーのうきょうさんと、ワディさん、そしてワタクシ宇佐兎三の3人でゲーム作りをやってみます!

前回分の記事はこちら。


前回、一番の確認事項としてあったのは、

・プラグラミング無しの画面共有くらいでもプレイ動画が撮れる
・子供でもわかるようなシンプルなルール

前回の話し合いを踏まえながら、うきょうさんに別のゲームを考えて頂きました!

その名も「赤青つむつむ(仮)」

スゴロク形式のボードゲームのようなものになるのかなと思っていたら、カードゲームになりました。

実際に動かしながら考えてみる

ゲームの原案ができたら、まずは実際に動かしながら考えて見るよ!ということで、Illustratorでルールに沿って簡単に作ったものを画面共有で動かしながらルールを詰めてみました。

ルールをちょっと変えては整合性をとるために再プレイしてみるの繰り返し。

ゲームつむつむ1

第一案の簡単なルールは

・自分の手札を積んでいく
・星と一緒に出す場合には2枚出せる
・青か赤なのか宣言しながら出しつつ嘘を見破ったら青のカードをもらえる。指摘して間違ったら自分が青のカードを渡す
・青のカードがなくなったら離脱
・最終的によりたくさんのカードを自分の場に積んだ人が勝ち

このルールでカードをオープンにしながら、何度かプレイをしていく中で基本ルールは変えないままに、実は3色あった方が良いのではないか?となって作ったのがこちら。

ゲームつむつむ2

ということで、赤緑青にしてみたパターンとかも作ってみつつやってみて、結局2色ということに落ち着くわけですが、2色しかない場合、色を当れば良いということ、また赤には特に役割がないため、赤よりも白の方がいいのではないかなんてあたりで、こんな形に落ち着きました。

ゲームつむつむ3

つむつむ変更点

拡大しないとみづらい部分もあると思うのですが、これだけシンプルなルールであっても、実際にプレイしてみると変更点がこれだけ出てきたりするんですよね。

最終的なルールはこんな感じになりました。

▼ルール
・お互いが交互にタワーを積む(カードを縦型に並べるだけ)
・交互に1枚単位で出していく
・カードは手札から好きなものを出してもいい
・出す時は伏せて場にだす
・AはAのタワー、BはBのタワー
・指摘したい人が指摘する。2人以上指摘したい場合は次の人が優先

▼手持ちのカード
白4 絵2 青3

▼特殊ルール
・絵柄を出す時、一気に2枚出せる。ただ、必ず2枚出す必要はない。
・ただし絵柄を出す時は、絵柄のみ公開しないといけない。

▼色当て
・出した人の色を当てる。
・色当てが成功したら、タワーからカードを奪える/正解されたら奪われる
・色当てを間違えた人はカードを奪われる/看破できたらカードを奪える
・「星」と「カード」がダウトされたら両方とられる・タワーがない場合は手札からとられる絵柄>青>白の優先順位で取られる

▼勝利ルール
・タワー(長さ)が一番ある人が勝ち

▼終了条件
・場に青のカードが3枚ある人は、自分の順番のときに終了をコールできる


テストプレイしながら思ったこと

このケースはどうなるの?という当初思い浮かばなかった局面でルールに書き加えないといけないというのもあったりするのですが、おそらくこれってデジタルゲームであればバグフィックスにあたると思うのですが、実際にやってみないとわからないものだなと思いました。
わかりやすさであったりとか、条件が足りない部分は実際やって足したり引いたり書き換えたりの繰り返しだなと。

というか、PvP(対戦)型ゲームって一方的なルールは潰さざる得ないからもしや、広義にインベーダーゲームのように一方的に殲滅したら勝ちのゲームよりよっぽど難しいのでは!?ということに気づいたのは、ルールを詰め始めてからでした。なめてました、ごめんなさい。

離脱条件はあってもはじめはなかった終了条件の追加であったりとか、または色数を増やしたらゲーム成り立たないとか結構シンプルな対戦ゲームって整合性とるの大変だわと(笑)

そんな中でみんなが知っているようなゲーム作った人すごいなと。

ゲームを作ると言う遊び

子供時代、ゲームを自分で作って見るってちょこっとはやったことあるものの、真剣に取り組むということはなかったのだけれども、整合性をとりながら条件を作っていくという遊び方を子供時代もうちょっとやっておけばよかったななんてちょっと思ったりしたんだよね。

マンホールを踏んでいくような遊びはもちろんやっていたのだけれども。

ルールを作ると言うと、なんとなく生活だったり仕事の規則を作るようで、なんとなくいやなイメージがあったのだけれども、でたらめではない縛りがゲームをおもしろく要素だったりするというあたりを学べる機会になるのではないのかなというのを強く感じたのでした。

是非お子様のいらっしゃる方は、是非シンプルなオリジナル対戦ゲーム作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?


次回は、カードをそれっぽいものを印刷できる形で掲載するのと、できればプレイを再現してみます!


うきょうさん、ワディさんの記事もみてね!


ゲームプロデューサーとゲーマーがタッグを組んでゲームを作ってみたら

vol.1 初めてのコンテンツ会議
https://note.com/usausan/n/n765c147166df

vol.2 ゲームの内容をつめる
https://note.com/usausan/n/nd2e5f87bed76

vol.3 デザインを決めてみる
https://note.com/usausan/n/nd0c1ea33626d

Vol.4 実際に遊んでみる・完結編
https://note.com/usausan/n/n5309c581d0ca


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