【海外ドラマレビュー】「ブレイキングバッド」 & 「ベターコールソウル」を観たらお金ってなんだろうなって思った
いやぁかなりご無沙汰な投稿になってしまったのだけれども、MMORPGの新ストーリーと高難易度レイドが実装されたので、ゲームばっかりやってた。
宇佐兎三でございます。
合間合間で、最近ずっとみていたのがNetflixで観れるドラマといえば!とも言われる「ブレイキング・バッド」とその外伝的作品である「ベター・コール・ソウル」。
ブレキングバッド自体は、コロナ前に英語の先生をつけていたときにその先生にもおもしろい!って言われてたんだよね。
ざっくりとしたあらすじと一言感想としては、
ただ、両方について言えるのは、何かを計画したときに外の人が見るようななんとなくトントン拍子にうまくいくってことがほぼなくて、制作自体が2008年で舞台も携帯電話はあってインターネットもあるにはあるけど、まだスマホの時代ではなく結構色々泥臭くやってるんだよね。
とくにウォルターは他人の力を借りるという発想が乏しいので、自力でできることをひたすら模索する。(そもそも彼の才能に対する成功のしなさは、おそらく単身でしか何かをしたくないところにあるところだと思うんだけど)
ソウル・グッドマンに関しても、まぁ泥臭い。ここまでドラマで何かをしようとすると努力をしなければいけないっていうのと描いている作品も珍しいよね。
このドラマを是非とも見るべきか?と尋ねられれば、Netflixで評判の良い作品にはなっているけれど、うーん。
2008年時点ではだいぶ刺激的な作品だっただろうなっていうのはわかるんだけど。
お金ってなんだろうなってなった話
「ブレイキング・バッド」についていえば、もともとの動機がお金で、お金を得たあともそのままそのお金を使うことはできなくてそれを資金洗浄しなきゃってなってるんだけれども。
ウォルターの家自体はおそらく買った時は研究員だったため、プール付きの良い家を買っちゃったら、ローン地獄で公立高校の化学教師になると副業で洗車店ではたら泣かないといけないほどにきつかったのだろうと思うのだけれども。
で、これに出てくる登場人物のうち、表の仕事で成功している人(裏家業してなくて成功してる人も!)はもちろん良い家に住んでいるんだけれども、裏の仕事をしてる人たちって、それなりに稼いでるはずなのに、そこまで良い生活をしているとは言い切れないんだよね。
特にカルテルの上層にいくほどに、なんでこいつらこんなことしてんの?
ってなってしまうというか、裏と表両方あって、特に表も成功してるように見えて、別に表だけでもよくないかと。
ギャング一家までいっちゃうと家業なんだろうなって思うんだけど(笑)
自身もジャンキーだったりする末端売人は問題外としても、金持ちまではいかないにせよ割とまともな家業の家で育ちながらおそらく若気の至りで足をつっこんで幹部になったまま抜け出せなくなっているキャラとか、あんまり幸せそうじゃないんだよね。
みんな大金を稼いだ一発目は「よっしゃー!」ってなるのよ。それはまぁわかる。
でもあっても使えないお金と、ありすぎて使いきれないお金と、生き残れば生き残るほどにそんなんばっかりになっていく登場人物たちに、うーんなんで?ってなっちゃうわけで。さらにいうと警察に追われる身になったり、ギャングに追われるとなると身分を偽って逃亡するために稼いだお金の大半を失うというリスク付き。
ウォルター以外にも家族にお金を残したいという思いでやっている登場人物って他にもいて(その人物の方が一貫してそう思っていたからこそウォルターとは折が悪かったのかもしれない)まだその動機ならばわかるんだけれども。
お金がないの表現としてキーをひねってもエンジンがなかなかかからない車っていうのが頻繁にでてくるんだけど、必要だけど不具合があるものを買い換えれる程度の…一発でエンジンのかかる車に乗って普通の家に住んで、それなりに友達がいて、飯食えればもうよくねぇかってこれ観てるとまぁなる。
悪いことでお金稼いでもロクなことにならないよねって話で、そういう啓蒙なんだったらそうなんだろうけど。
なんか一番、年金を騙し取られてるおばあちゃんが豊かそうで幸せそうというね。
身の丈に合った生活って大事よね。
そんなまとめ方でいんだろうか。