まだ見ぬおじいちゃんおばあちゃんへ。
私の父方のおじいちゃんとおばあちゃんは、私が物心ついた時にはいなかった。
だから写真や親の話でしか分からない。
この前、うちの父方のお墓参りに行った。
自分も死んだらここに入るのかと思うと、世の中の無常さを感じる。仲が良かった友達も、いじめてきた奴も、恩師は皆いつかは死んでしまうのだと。
でも今はその時じゃない。
その時までは、生きていくと決めた。
まだ道の半ばだ。やりたいこともやり残したこともある。とにかくしぶとく生きていこうと思う。
あの世に行ったら、おじいちゃんとおばあちゃんに胸を張って言いたい。
「頑張って生きたよ」と。
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