その時私には、買う以外に選択肢はなかったのだ
付録目当てに雑誌を買うなんて何年ぶりだろう。というより、初めてかも?
私の中では、どうしても付録は付録であって、やはり本体が一番の目当てでなければいけない気もしている。
若い方は、ご存知ないかもしれませんが、昔は雑誌に付録はついていなかったのですよ。それがいつの間にか、当然のように付録がつく雑誌も増えて、しかも、その付録たちは、なかなかのクオリティだから驚きです。
と、無駄に言い訳までしている私であるが、とにもかくにも、付録目当てに雑誌を買ったのである。
その付録というのがこちら。
この、和製メリー・ポピンズがごとく、軽やかに宙を舞う女性に見覚えはありませんか?
そう、清水の舞台から飛び降りる、あの方です。
彼女はこの高い高い舞台から、まさに飛び降りているところなのだ。実際にここから飛び降りて亡くなっている方もいるそうだし、その方々の多くは、大事な人や自身の病気の治癒を願い、あるいは夢の実現や恋の成就を願って飛び降りたわけだから、胸が痛む。
ただ、彼女の軽やかな身のこなしを見ると、その軽やかさと同様に、明るい気分にもなってくるから不思議なのだ。
それは彼女の姿から、このように、「Jump!」と軽やかに飛躍!といったニュアンスを感じとれるからかもしれない。
ちなみにこのバッグは、『和樂』がすっぽり入るサイズである。わりと、使い道がありそう。次に京都へ行くときは、これをもって清水寺かな(笑)
私はこの雑誌、『和樂』を初めて買いましたが、中身もとっても面白そうですよ。これからじっくりと読みたいと思います。
中身もチラ見せ~↓
実は私が、日本の文化に興味を持ち始めたのは、本当にここ数年のことなのだ。幼い頃から私は、食べ物にしろ、文学にしろ、映画、ファッション、建築物、あらゆるジャンルにおいて、外国のものに憧れていた。
「外国」というのは、子供の頃の私に言わせてみると、「家の中で靴を履いている人達の国」ということだ。漠然と西洋諸国に憧れていたのだった。
実際は、外国でも家の中を土足禁止にしていて、靴を脱いでいるお家も多いのだとのちに知ることになったが。それに、外国の食事だと思っていたものは、「洋食」という名の日本食だったことも……。
外向きに感心があった私の心は、近頃、国内に持っていかれつつあるのは確か。それは、年齢なのか、タイミングなのか。でも、流れのままに楽しんでみよう。
よかったらこちらも~↓