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Photo by
ekakinonakagawa
生まれてから一度も歩いたことが無い人に靴は必要か
「車イスの人は歩けないのに
靴をはく意味ってあるの?」
介護業界にいれば、一度は思いますよね。
「〇〇さんの靴、替えてないよ!
どうなってるの!」
って叱られたり、
靴箱に外靴が残ったままなのを見付けて
急いで連絡を!ってなったり。
今回は、私の体験談から
「車イスユーザーが靴をはく理由」
について話していきます。
靴をはく理由は大きく3つ
①足の保護
剥き出しだと当然、怪我をします。
②オシャレ
自分らしさを表現するアイテムです。
③汚れを持ち込まないため
靴のはき替えは「外」→「内」へ移動するときの社会的な行為です。
「外靴」「中靴」を替える意味は?
靴をはく理由は分かりました。
怪我しちゃマズいし、
はいといた方が良さそうね。
では、ここでクエスチョン。
どうして「外靴」と「中靴」を
替えるのでしょうか?
日本の殆どは「靴の脱ぎはき」のある建物です。
自立した生活を営むことが出来るよう支援する
デイサービスも、
もちろん「社会の場」です。
社会にいる以上、
外から来れば靴を替え、
外へ行くなら靴を替える、
というのが社会的な行為でしょう。
まとめ【靴の脱ぎはきも社会生活!】
「歩くわけじゃないんだから、
靴をはき替えなくても良いだろう」
というスタッフがいます。
外靴、中靴に替えるのは
スタッフの手が取られる、
また、
靴のはかせ忘れもあるので、
靴の脱ぎはきを止めよう、と。
ダメです。
介護職員は、
職場にいればずっと「仕事モード」です。
だから、
利用者の靴が施設モードでもお家モードでも
気にもならないのでしょう。
しかし、
利用者にとっての靴は
「家」と「デイサービス(社会)」の
切り替えスイッチです。
「外と内のメリハリがつかない」
「外出して社会に出ている感覚がない」
といった感情を持たれぬよう、
足元にも注意して支援を行いましょう。