夜のサンドイッチパーティー
ここ数日、どうも調子が悪い。土曜日、はじめましての人(しかも全員年上)と話しまくったせいか。日曜日、卒論の聞き取りがうまくいかなかったせいか。いや、そもそもその前から疲れ気味だった。しかも、おそらく生理前なんだろう、ホルモンバランス的にも堪えるときだ。そんなことが重なり、自己肯定感は低下するわ、なんか不安になるわ、とにかく調子が悪い。
そんな今日は、ゼミだった。自分の力不足に情けなくなった。やっぱり先生とはうまく関われない。卒論の進捗は、研究室全体があんまり楽観できる状況じゃない。卒論以外にも、あれもこれもやらなきゃな。そんなこんなで、また心がすり減っていく。
どうして、取り組むこと本編じゃなくて、自分の心を平常に保つことや、関わっていく人との人間関係に、エネルギーを使っているんだろう。
そんなことを考えていた帰り道、サンドイッチが食べたくなった。「あ、ハムときゅうり、うちにあるな」と思い出した。パンを買おう。できれば8枚切りがいいな。そう思って、ドラッグストアに入ると、ちょうど8枚切りの食パンが1つ残っていた。迷わず買った。
家に帰り、まずハムきゅうりサンドをつくる。パンにマヨネーズを塗る。片方に、ハムを乗せる。もう一方には、切ったきゅうりを。そして、ぱたんと重ねる。できたできた。
作っているうちに、たまごサンドも食べたくなった。ゆで卵を作ろう。卵を茹でているうちに、ハムきゅうりサンドをつまむ。おいしい。思わず「ふふふ」と笑顔になる。
茹で上がった卵の殻をむく。細かく刻んで、マヨネーズと和える。たまごサラダってこんなにたくさんマヨネーズを使っているのか。そんなことに気づけるのも手作りの良いところ。卵たっぷりのサンドにしたいから、こちらはパン一枚分で作ることに。たまごサラダを半分に乗せて、パンを切って、ぱたん。できたできた。スプーンに残ったたまごサラダを食べる。あ、うま。また顔がほころぶ。
お茶を淹れるために、お湯を沸かす。そうしているうちに、たまごサンドをつまみ食いする。おいしい。お湯が沸いた。ほうじ茶を淹れよう。あったかいお茶と、ハムきゅうりサンドと、たまごサンドで、サンドイッチパーティー。なんだか幸せな気持ち。
しんどいときのこういうのって、自分が本当に大切にしたいことなのかも、と思う。しんどいときでも、自分の小さな幸せは、自分でつくれるのかもしれないね。