ベビーカーで爆走〜産後手続き(共働き夫海外編)〜
手続きがダルすぎて、
父がやっていたので産後に手続きなんて一切しなかった、という母の言葉を聞き、
専業主婦になろうかと一瞬本気で思いました、
わたくしです。
産前↓のようなモノを書きまして、
ほとんど滞りなく進んだのですが、
一部小言及び、
まずもって夫が海外ステータス住民票なしで
妻日本出産の場合の手続きノウハウがどこにもなさすぎて困りに困ったので、
需要のほどはさておき、
(でも、そういう人いるよね?)
まとめておこうと思います。
夫婦どっちの扶養•健康保険にいれるのか問題
私も初めて知ったのですが、
子供の健康保険って夫婦のうち
年収高い方の会社側に入れなければならないんですね。
そうなると、うちではハズバンドなので、
育休で帰国中に進められるところまでやってもらっていたのですが、
もう後は承認待ちって時に、
「え?奥さん扶養じゃなくてあなた海外駐在中で日本で子供産まれたんですか?!
初めてのケースなんですけど。(アワアワ」
とハズバンドの会社側でなったそうです。
…
初めてな訳なくない?????
え?なに?どこが初めてポイントなの?
扶養じゃない事実?
それとも扶養じゃない妻が子供産むところ?
…
そして、曰く。
ハズバンドの会社では海外駐在中の社員の
国内健康保険資格は剥奪となるので、
もはや子供を日本の保険に入れることはできないと。
扶養家族が国内にいれば(私が扶養であれば)
このようなことにならなかったらしく、
このままだと駐在先の国で契約してる保険を経由するというめんどいことになるとのことで。
本当に初めての事例だったのかは甚だ疑問なものの、私側の扶養かつ健康保険に入れる運びになりました。
お役所さん
さぁ。
本来は年収が高い方に入れなければならない
健康保険。
なぜあえてそうでない方に入れるのか、
を証明するために私側の会社への提出物として以下の2つが追加で必要でした。
健康保険資格剥奪証明→ハズバンドの会社より入手
ハズバンドの住民票除票→日本から出国して住民票を抜いた証明
1は良いとして、
人生で初めて2の住民票除票の存在を知ったのですが、これまた本人が書いた委任状がないと取れないシロモノ。
しかも「直筆の」委任状
(海外から取り寄せろと?
さらにマイナンバー入りだと代理人に渡せず本人へ郵送になるらしく(国際郵便往復するの?
なんじゃそりゃと文句を垂れたところ、
最終的には「筆跡までは確認しませんので」
と、5回くらいリピートされました。
(代筆が暗黙の了解な件
まじで至急デジタル化求む。
共働き夫海外赴任中に日本で子供が産まれた時の手続き要注意ポイント
子育て支援系変わりがちなので、どれだけ参考になるか不明ですが、住民票を抜いた場合を想定してまとめました。
【健康保険証】
◯基本年収の高い方に入れる
◯海外にいる夫の方が年収高い場合は夫の国内保険証ステータスがどうなっているか要確認
→国内健康保険保持: 夫の方に入れる
→国内健康保険資格剥奪: 妻の方に入れることになる可能性あり。その際、住民票除票と夫の資格剥奪証明の提出が必要。
【小児医療証】
◯子の健康保険証到着後手続き
◯妻の住所がある役所にて
◯通常、健康保険被保険者=保護者(年収高い方)だが、ここが不一致になるため書類の書き方確認の必要あり。
【児童手当】
◯本来は年収高い方が参照されて額が決まる
◯ただし、年収高い方の住民票を抜いていれば、国内にいる方の年収が参照される。
【所得金額調整控除】
これは、海外赴任関係ないが、夫婦共に年収が一定額以上の場合は子供が産まれると2人とも控除が受けられる。
まずは年末調整で出生をきちんと報告、うちのように年末調整後の年末に子が産まれた場合は確定申告が必要。
(※ちなみに、マイナポータル使った確定申告e-taxはまじで便利だった)
扶養が羨ましいような羨ましくないような
産後2ヶ月はとにかくこれら手続きのために、
役所巡り等必要があり、
授乳と授乳の間にベビーカーで爆走しました。
(夫出国に合わせて実家に引っ越したのもあり)
冒頭の母の話からも扶養だったら、
産む+子育てに集中して手続き関係は夫任せが出来たのかなぁとか、
産んで体犠牲にした上に手続きもやるんかいとも思いましたけれども、
それだけだと手持ち無沙汰だっただろうし、
なんだかこの年になって新体験がたくさん出来るのも悪くないですね。
とはいえ、このご時世において、
海外赴任中夫の妻=扶養的な空気はいつになったらなくなるんでしょうね。
以上ご参考までに。