女性がより働きやすい世を作るために「じいじを増やす」という名案
平日昼間のスタバって、
こんなにたくさんベビーカーや抱っこ紐で
赤ちゃん連れて1人ボーッとする母たちがいることを知りませんでした。
(家という空間から出たい。わかります。)
ただでさえ移動に時間がかかるのに、
健常者でベビーカーでもない人々がエレベーター使うせいで、デパートや駅にて一階降りるだけで30分以上待つはめになることを知りませんでした。
(娘がベビーカー卒業したらエスカレーターしか使わない宣言)
産後の友人が個人店でなく商業施設を希望するのは3-4時間ごとのおむつ替えと授乳のための授乳室を求めてるからだと知りませんでした。
(お子様ランチ有系の店を探してるのかと思ってた)
出産してから、
こんな感じに日々新しい発見ですけれども、
その中の一つに自分の父との関係性においても思いがけない事象が発生していまして。
今日はそんなことを書いてみる次第です。
神様のいたずら
父は私が産まれた時海外におり、
生後半年になるまで私と会ったことがありませんでした。
当時はもちろんスマホも携帯もなく、
母から郵送される写真でしか姿も確認出来ず、今よりも不便な世界で母はハイパーワンオペ。
相当苦労した母の恨みつらみは30年以上経った今でもまぁ根深いわけで (わかりみ
その話を幼き頃から言い聞かされてきたわたくしとしましても、
「母を苦労させた人物」
「仕事でほぼ家にいないくせに知ったようにちょこちょこ絡んでくるうざい人物」
として反抗期には洗濯物一緒にしないで程度には嫌っており、
社会人になって自分が仕事人となってからは理解が深まったものの、
もちろん昭和コンプラ上不適切発言発信世代ですし、家庭への貢献的な意味ではあまり良い印象は持ち合わせておりませんでした。
ところがどっこい。
何故か私は父と同じく海外駐在系男子と結婚してしまいました。(摩訶不思議
そして、デジャブ的に、
夫は妊娠発覚と同時に海外駐在。
私は妊娠全期間+娘の生後半年まで実家で過ごすことになり、
半引退的生活を送っている我が父は、
神様のいたずらか
ちょうど生後半年まで孫娘と過ごすことになりました。
最大の理解者
出産したら母が最大の協力者であり、
理解者となってくれ、
父は圏外と思っていたのですが、
想定を裏切るように父は『生き甲斐』だと、
孫娘の面倒を見てくれ、
猛烈に可愛がってくれています。
娘の生後半年間見ることが出来なかった代わりとも言っております。
自分の父なので、娘へのパフォーマンスも入っていることは分かりつつも、
それでもなお、ありがたく、
「仕事好きなら早く戻りたいだろうなぁ」
とか、
子供を産むタイミングが適切だったのだろうかという私に対して、
「確かにキャリアを考えると遅いのは仕方なかったな」
など、仕事上の理解を示してくれますし、
エレベーターのアクセスが悪いとこんなに大変なのかーとか、そういったシンプルな気づきも共有してくれます。
逆に専業主婦の母の方が、
(もちろん実質的なサポートは母優勝なのは大前提として)
仕事仕事って自分のことばっかり!
子供を優先しなさい!
とか、
母親は子供優先してご飯食べれないもんよ!
とか。
女の敵は女。とまでは言いませんが、
それなりにマウントを取られます。
捻くれた私は男性陣や世の中が昔より協力的になった現代に対する(健全な)嫉妬もあるのかなとも思ったりします。
(もちろんその中で育ててくれた感謝ありき)
女性が働きやすい世を作るための名案
もうここまで来たらタイトルでお察しかと思いますが、
心の底から残念なのは、
父が年齢的にもう半引退状態であることです。
もし、私がもう少し早く産んでいたら、
父も現役の一般企業上層部の人間として、
娘の子育てを目の当たりにし、
それを職場に反映出来たかもしれない。
うちはタイミング上無理でしたが、
女性が働きやすい世を作るためには、
じいじを増やす。それに尽きる気がします。
(あぁ気づくの遅かった…
さすがに自分の娘ゴトとなれば、
人も変わり、その積み重ねで、
社会も変わらないだろうかと。
あれ。でも、じいじを増やすためには女性らがもっと子供を産みたいと思う必要があるのか。
ニワトリタマGO
◇
今まで幾度となくブランドのスーツできめた父の後ろ姿を見てきましたが、
「俺もやきがまわったなぁ〜」
とか言いながらくたびれたジャージ姿で、
訳の分からない自作の子守唄を歌いながら孫娘をあやす父の後ろ姿の方が断然イケてるよ。
とは、
調子に乗るので
口が裂けても言わないことにします。