私を心配した大工さんからきた電話とやっぱり消えない希死

今日大好きな大工さんから電話が来た
13時だった
休憩終わりにどうしたんだろうと思った
在職中は
現場担当に電話がつながらない時
1番電話によく出る私に職人さんが電話をかけてくる事はよくあった。
でも
仕事の用事では無いだろうと思った
その大工さんは仕事熱心だけれど
ドライな人だと思っていたから
辞める前に
体調が悪いことや、不安をいろいろ話をして
それに対するその大工さんの反応を聞いて
ずっと家族でもない周りの人を心配して
私のことも心配してくれて
ドライな人なのではなく
相手を思って
仕事以外の事では話をしない。
プライベートに口出しをしない。
そういう考え方の人なのかなぁと思った
やめ際の私があまりに辛そうだったから
心配して電話をくれたらしい
すごいびっくりして
私の元上司
私のことをものすごく気にかけて、体調を心配してくれていた上司が
私が元気がないから、電話をしてやってくれと頼んだのだろうと思った
頼まれて電話をくれたんですかと聞いたら
うそか本当かはわからないけれど
そうじゃないと言っていた
後で、別の人から聞いた話なのだけれど
その元上司は
私が転職先で心が揺らがないようにとあえて連絡を控えているとの事だった
ただ、心配は心配なので
仲の良い業者さんに頻繁に私が心配だと話していると言っていた
大工さんの言葉は嘘では無いのかもしれない

私の声を聞いて元気がないなと言ってくれた
まだ辞めれないもんなぁと大工さんは言って
5分間しか通話ができないからと
わざわざ個人の携帯から電話をかけ直してくれた
私は自分が働く以外収入を得る方法がない
結婚もしていないし、親とも暮らしていないから
だから、逃げられない
だから仕方ない
そう大工さんに
私は電話口で困った笑い顔を作って話した
私はこの表情が出るのがどんなときか知っている
弱っている時
口角を上げればうまくいく
その情報を知っていて、笑っているわけではない
相手を困らせてはいけないと
今、ここで泣いてはいけないと
堪えるほかないと
そういう時に作る表情
今の会社に
法定速度を守っていては
こなしきれないような業務
その業務を全うするために、速度違反をするようなことはできないと伝えたと言った
だって、保険料が上がったら
警察に捕まったら
損をするのは私なんだから
それには、大工さんもそうだねと言ってくれた

それから、私は
倒れたら倒れたときに考えますと言った
やっぱり半笑いで言った
でも、冷蔵庫に左手をつきながら
私はもう泣いていた
多分、電話口でも泣いているのはわかっていたと思う
私は隠しきれなかったと思う

1度はまだ止めることはできないと言ったけれども
話を一通り聞いて大工さんは
体を壊す前に逃げろと言った
私が雑な仕事に堪えられないこと
真面目で手が抜けないこと
それをよくわかってくれていて
やめるときに
頑張りすぎるなと言ってくれた大工さんだった。
だから
会社のいい加減な現状を聞いて
私にとって、それがいかに辛いか
きっと想像してくれたんだと思う
ボロボロになった私を見ていたから
がんばれという言葉から
体を壊す前に逃げろという言葉に変わったんだと思う
体を壊したら、元も子もないからと

でもやっぱり収入なしは堪えられない
それなら私は倒れ、首を打って終わりにしたい
大工さんからの電話が来る前
1時間位
ずっと練炭を調べていた
寒くなってきたし
もしかしたら車でうまいこと消えることができるんじゃないかと思って。

実を言うと
今の会社の何が辛いのかが本当はよくわからない
確かに、仕事は雑だし
役所からもいい加減な会社だと言われているし
入社して1ヵ月で、もうずいぶんとそのいい加減さが見えている
そして私は、そういう雑な仕事が大嫌い
人に迷惑をかけるような仕事が大嫌い
指導係の人は
悪気はないと思う
自分自身がそういう言い方をされても気にしないタイプなんだと思う
それに、子供を迎えに行かなきゃいけないから
焦るのもわかる
監督や自分より社歴の長い人には何とか愛想を混ぜるけど
新人で、年下で
愛想を混ぜた返答が必要のない私には
早口で、圧が強くて
同行すればひっきりなしにタバコを吸うし
法定速度を守らない
なぜなら
役所に間に合わないような仕事を
監督や会社から強いられているから
だから
彼女が悪いわけじゃないのはわかる
私がもともとタバコを吸っていたから
「気にしないで吸っていいですよ」と言ったのも悪かった
でも、こんなにひどいとは思わなかった
頭痛もひどいし、背中もこる

子供を迎えに行かなきゃいけない彼女のペースに合わせて仕事をする
話しかけにくくても、質問をしなくてはいけない
私は建設業にはいたけれど
この業種は初めてだからものがわからない。
1人ではできないから
質問しないとできないから
でも、社内に答えをしている人がいないこともあって
「多分これとこれとこれをこうで大丈夫です」
と強く跳ね返されることもある
もうそういう口調の人なんだと諦めて
自分が理解するまで何度か聞くようにして
なるべく怯えていない声のトーンを作って

とりあえず
そんな彼女の働き方だから
遅くても7時には帰れている
それから
晩御飯と弁当を作り
自律神経の体操して
便秘薬を飲んで
シャワーをして
プロテインを飲んで
蜂蜜を飲んで
歯を磨いて
眠剤を飲んで
髪を乾かして
ストレッチをして
瞑想して
何とか10時台には寝る
早く寝ていたほうが、次の日言葉の圧に堪えられる気がするから

夜10時に寝れる仕事なんて
恵まれているよね?
感謝しなきゃいけないよね?
それはわかってる
でも
と言いたい
仕事を辞めることはできない
正直
もしかしてもうやっていける環境ってないのかもしれないと思う
保険では生きられない
保険でもらえる額で生きられるようにしなさいと言うのかもしれないけど
将来の不安でお金を使えない私が
お金に不自由する生活の中で
まともに休職ができるとは思えない

窓の結露が気になる
冷凍ご飯の数が気になる
冷凍したお肉の数が気になる
ガソリン代が気になる
こういうことが気になるのは
やめる前と一緒だ
扁桃体の興奮
とよく出てきていた気がする
ただ、瞑想の効果は少しある気がしていて
うまく説明はできないんだけど

寒くなってきた
また、ストーブを使う時期がやってきて
窓が結露したり、凍ったり
お昼に車でゆっくり休むには寒すぎたり
そういう季節がやってくるね
できる対策をしたのなら
もう後はその時を待つしかないの
起きてから考える
それが1番いいんだって
自然、夏の暑さや冬の寒さみたいに
戦いようのないものを悩み続けるなんて
エネルギーの無駄遣いなんです
でも考えてしまうんだよなぁ

どうして
生きていきなきゃいけないんだろう
散歩したり、仕事をしたり、瞑想したり、ヨガをしたり
死にたいと言う気持ちを一旦追い出せても
また、きちんとこの場所に戻ってくるのは
消えたい
もう疲れた
毎日お弁当も作りたくない
毎日、自律神経の体操もしたくない
仕事のためにと
眠くならないように
不調が出ないように
夜よく眠れるように
心療内科にかかったり
ピルを飲んだり
高い漢方を飲んだり
私は誰のための人生を送ってるんだろう
何をしてるんだろう
どの会社に行ったってきっとこの考えは変わらない
変わるとしたら
ものすごく、波長が合う会社で
お給料もしっかりもらえて
でも、私のいうしっかりって多分
かなり難しい気がする
私が不安にならず暮らせる額は
多分難しいんだと思う
それでもまだ生きなきゃいけない?
何とか消えられないかなぁ

体を壊したら、元も子もないと
大工さんは言うけど
私は体を休めて、人生に復帰する事は望んでない
人生をリタイアしたい

これが今の本心
こんなことをしていないで、少しでも早く寝ればいいのに
でもさぁ
寝て、明日少し安定したメンタルで生きて
繰り返して、仕事して、仕事のためにご飯を食べて、薬を飲んで弁当を作って、ヨガ教室に行って体を動かしたりして
そんな人生望んでない

要らない。

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