うさぎのブリーダーとは?うさぎのブリーダーになるには?よくある疑問を徹底解決!
うさぎをおうちに迎える際の手段として、ペットショップと同様に人気を誇っている施設といえばブリーダーさんが運営している施設・店舗ですよね。
愛情深く育てられているイメージが強く、専門性が高いイメージもあるため、「わが家もお迎え時の候補に入れたよ!」というご家庭が多いのではないでしょうか。
しかし、改めて“ブリーダー”について問われると、分からない点も多いといわれています。必ずしも必要な知識とはいえませんが、覚えておいて損はない分野なので、ぜひこの機会に学んでみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、うさぎのブリーダーに関する知識について詳しくまとめていきます。また、ブリーダーになるための説明もしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
うさぎのブリーダーとは?
犬や猫などと同様に、うさぎのブリーダーも“子どもを産ませ、世に流通させるお仕事”です。血統書付きのうさぎを繁殖させたり、カラーや大きさにあわせた繁殖を行ったりと、近年の繁殖目的はさまざま。
顧客のニーズに合わせた繁殖が展開されるようになりました。
そのため、「この種類のうさぎがほしい!」や「このカラーのうさぎがほしい!」など、理想に近いうさぎを見つけ、お迎えができるようになったともいわれています。
うさぎのブリーダー店のメリット
基本的に、うさぎのブリーダーさんは、うさぎのみの繁殖を行っています。そのため、うさぎのプロであるケースが大半といえるでしょう。
また、ブリーダーさんは飼育に関する知識やその他豆知識も非常に豊富なため、購入時に丁寧で綿密な飼育説明が受けられるといった嬉しい声も多い様子。うさぎ飼い初心者さんからも厚い信頼を得ているようです。
また、アフターサービスも大充実。飼育相談の継続はもちろんのこと、お迎え早々の突然死にも対応してくれる施設がほとんどです。
しかしやはり、施設によってサービス内容が異なるため、気になる項目はお迎えの前に確認しておくといいでしょう。
うさぎのブリーダー店のデメリット
ブリーダー店のデメリットは大きく分けると3つ。
1つ目は、価格が高いという点です。
コスト重視の経営ではなく、うさぎ愛にあふれた経営であることが大半なので、比較的質の高い飼育環境を整えている施設が多くなっています。
そのため、必然的にコストが高騰。それに伴い、ペットショップなどに比べると、生体価格がやや割高になってしまうのです。
そして 2つ目は、サービスの質が店舗により大きく異なる点です。
というのも、個人経営のお店の場合、自分の知識のみが全ての知識となります。そのため、知識や情報がアップデートされずに、貧しい知識で運営を継続している施設もあるため、利用をする際は事前チェックを怠らないようにしましょう。
最後のデメリットは、店舗が少ない点があげられます。
うさぎのブリーダー店はまだまだ数が限られており、なおかつ飼い主さんが求める生体の繁殖を行っているお店となるとごくわずかになってしまうでしょう。
そのため、理想にこだわりすぎると、隣県まで足を運ばないといけないケースもあるでしょう。
うさぎのブリーダーになるには?
うさぎのブリーダーについて一通りの知識を得たところで、ブリーダーになるための方法についても学んでいきましょう。
※地域や時代の流れに伴い、内容が変化することがあります。
【その1】学びを深める
これといった資格は必要のないブリーダーというお仕事。しかし、ブリーダーとして開業する場合には、「第一種動物取扱業」「動物取扱責任者」の資格が必要となります。
そして、「動物取扱責任者」になる場合は、下記のいずれかの要件を満たす必要があります。
・獣医師の資格を取得していること
・愛玩動物看護士の免許を取得していること
・半年以上の実務経験又は1年間以上の飼育経験+専門的な教育期間を卒業
・半年以上の実務経験又は1年間以上の飼育経験+専門的な資格などを持っていること
上記の通りとなっているため、必要であれば資格取得に励まなければいけないといえるでしょう。
【その2】申請手続きを行う
ペットショップなどの企業に所属しブリーダー業を行う場合や、開業済みのブリーダー施設に所属してブリーダー業を行う場合は申請手続きは不要です。
しかし、開業主となる場合は、申請が必須。
各自治体が指定する場所に、指定されている申請方法で申請を行わなければいけません。
【その3】愛情深く仕事をする
ブリーダー業を行う場合も、ブリーダー施設を開業する場合も、さほど難しいと感じない条件だったのではないでしょうか。
しかし、利益が低く“儲からない”といわれるこの業界で愛情を持ちつづけて仕事にあたることこそが、何よりもの専門性であり才能といえるでしょう。
仕事になると、「可愛い!」だけでは済まなくなる点が辛いところ…。しかし、専門性の高いブリーダー店にはしっかりと注目が集まるため、やりがいも多く感じるといわれています。ぜひ、メリットとデメリットを踏まえたうえで、検討してみてはいかがでしょうか。
さまざまなブリーダーを比較検討してみよう!
一概にブリーダーといっても、サービスの質も販売生体もさまざまになっています。
そのため、ブリーダー店を比較検討すると多くの違いに気づき、多くの発見ができるといわれています。
自分が顧客として利用する場合はもちろん、ブリーダー業や開業に興味がある方も、ぜひこの機会に学びを深めてみてはいかがでしょうか。
講師:ほしほしこ
息子の幼稚園からわが家にやってきた、ホーランドロップの「うさこ」との出会いで世界が一変!モフモフさが世界一・自己主張の明白さが世界一・かわいさが世界一と、うさこを溺愛する日々を過ごす。のちにうさこは唯一無二の相棒となり、波乱万丈な育児にも協力をする頼もしい存在に。
しかし現在、うさこがお空に帰ってしまったためペットロスと格闘中。うさぎのやさしい世界が広がる『うさぎの杜』で癒されながら、うさことの時間をあたたかい気持ちでふり返っている。