うさぎの走る速さは人間以上!原付バイクと同じ速さって本当!?
ケージの中ではじっとしていることが多いうさぎ達。しかし、いざ走りだすと目にもとまらぬ速さで駆け回るため、驚いている飼い主さんも多いようです。
また、障害物などをよけながら走るジグザグ走りもとても上手なので、うさぎの隠されたパワーに魅了されている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、底知れぬパワーが隠されているうさぎ達の魅力に迫りたいと思います。
あわせて、部屋んぽ(部屋でのお散歩)時の駆け回りについての注意点もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
うさぎが走り回る理由とは?
野生のうさぎは、本来エサとなる生き物です。そのため、天敵につかまらないように“逃げる術”を鍛え、進化をしたといわれています。よく聞こえる耳や、素晴らしい脚力などは、うさぎ達の進化の賜物といえるでしょう。
また、走っている時間はうさぎにとって興奮状態であるのが特徴です。野うさぎの場合ならば「逃げないと食べられてしまう」という恐怖感の強い興奮状態でしょうし、飼いうさぎの場合ならば「嬉しすぎてじっとしていられない」という幸福感による興奮状態であると想像できるでしょう。
うさぎの走り方
ところで、うさぎの走り方をご存知でしょうか。うさぎは後ろ足が動エネルギーの要となっているため、後ろ足はそろえて蹴っぱっているのが特徴です。
また、前足は走る姿勢を適切に整える役割。前足で姿勢を保ち、後ろ足で蹴りあげるという、まるでバネの動きを真似したような走り方をしているのです。
うさぎの走る速さ
うさぎの走る速さは、時速50㎞を超えるといわれています。小さな体でありながらも、自動車のような速さだなんて驚いてしまいますよね!
ちなみに補足となりますが、人間界・人類最速のウサイン・ボルト選手の走る速さは時速45㎞程度。あのウサイン・ボルト選手よりも速いと分かると、よりうさぎ達のすごさが伝わるのではないでしょうか。
走らせるときの注意点
走るのが得意な生き物といわれているうさぎですが、思わぬハプニングには弱い一面があります。うさぎは本来骨が弱い生き物なので、足がもつれた場合や転倒した場合などは命に関わるということを頭に入れておかなければいけません。
また、興奮スイッチが入ると夢中になって走ってしまう性格なので、いつ興奮スイッチが押されても問題がないように環境を整えておく必要があります。
それぞれのうさぎにあった安全管理が必要となりますが、一般的なポイントは下記の通りといわれています。ではさっそく、安全管理のポイントを詳しくみていきましょう!
【その1】床の素材に注意!
うさぎ達の先祖は、土の上・砂の上を駆け回る生き物でした。そのため、地面の熱さなどから足を守るために、足を毛で覆うという進化を遂げました。
しかし、その進化もフローリング上では欠点となってしまう様子。ツルツルと滑ってしまうため、障害物にぶつかってしまう危険性が高まってしまうのです。
【その2】爪の引っ掛かりに注意!
フローリングが危ないと感じた飼い主さんは、絨毯やマットなどを敷くことが多い様子。しかし、うさぎが踏ん張った際などに、爪が引っかかってしまうケースが増えています。
爪の引っ掛かりは、爪の破損だけで済まない場合があります。手首・足首をひねり、骨折というケースも否定はできませんので、床を調整する場合は素材にも気をつけるようにしましょう。
【その3】うさぎは急に止まれない!
うさぎはとても速く走る生き物なので、急に止まれない一面があることを忘れないようにしましょう。足元(床)の素材の配慮はもちろん、危険箇所で駆け回ることがないように、日頃から愛うさぎの様子観察を習慣化するといいでしょう。
安全を整えてうさぎの走りを見守ろう!
信頼している飼い主さんの前で駆け回れる瞬間は、うさぎにとってもかけがえのない時間です。そんな幸せな時間がより素敵な時間になるよう、安全を整えたうえで“うさぎの走り回り”を見守るようにしましょう。
また、飼い主さんの周りをくるくる走る仕草は好意的な仕草といわれています。
さまざまな走り方の心理や背景をこれからも継続して学び、うさぎと深く心を通わせ、より幸せあふれるラビットライフを送っていきましょう!