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Journey to die制作秘話②

みなさんこんにちは!

おぢさん構文見習い系シナリオライター本野兎です。
今日は知られざる(無名をポジティブに捉えただけ)誕生秘話をお伝えしていくよん


最初の難関!人集め!

Zakinuと出会ってから二週間ほど、僕たちは早速バリバリノベルゲー制作……
というわけにもいかなかったんすね。

人手が、足りなかったんす。

いやほんとこれですよ、当初いたのがプログラマーとシナリオライターとプロジェクトサポートですよ。
わかりやすくいうと、ゲームをカレー屋さんで例えた時、カレールーを作るのがシナリオライターで、それらを調理してカレーにするのがプログラマー
そしてお皿を準備したり、雑用をするのがプロジェクトサポートなんですよ。
気が付きましたかみなさん。お米、ないんです。

最悪ゲームってのは独断と偏見なんですけれど、プログラマーとシナリオライターと絵師がいれば最低限は作れます。逆に言えばこの三本柱のうち、一つでも欠けたら絶望的なんですよ。

もう一度僕たちのメンバーを見直してみましょう。

プログラマー・・・1
シナリオライター・・・1
プロジェクトサポート・・・1

いや足りるかよ!!!!!!


無理じゃないですかこんな人数で。ノベルゲーはそりゃ、ゲームの中じゃ手間は少ないほうだと言えます。
だからこそ7/17日に結成したばかりの僕たちでも冬コミに出るという目標が立てられるわけです。

しかし僕たちが作ろうとしているのは曲がりなりにもゲーム。
誰かを楽しませよう、誰かを感動させよう。そう思って作るものである以上、手抜きもしなければ、簡単に作ることもありません。

僕たちが作ろうとしているゲームのおおよその所要時間は3〜4時間になると想定していますが、それを作るには何百倍も時間がかかります。人手がなかったらもっと時間がかかります。

要するに僕たちは、絵師もいないし、人手も足りないという事態に陥ったわけです。


絵師、到来


さてさて、そんなわけで僕たちは頭を抱えつつ
「summer pockets楽しいいいいいいい!」
なんて言ってたわけですが、現実は非情なり。
僕たちがサマポケのコラボカフェに行っている間にも時間は刻一刻と流れていくわけです。

あるぇ?なんか遊んでばっかいねぇか?

いいえ、そんなことはありません。
僕たちだって馬鹿じゃないんです、親睦を深めつつ話し合いを・・・


秋葉原のサマポケのコラボカフェでの様子

話し合いを・・・


同じくコラボカフェでもらったもの。ひゃっふう!

話し・・合いを・・・

してんのかおい!?

まぁ一応してたんです。これでも。
それにこの期間は進捗というより、メンバーの仲を深めるうエフェも大事な期間だったんです。

この日もZakinuくんと一緒にいたんですが、土砂降りの中秋葉原を探索しつつ、僕が一人だったら行ったことのない場所や、不思議な場所に連れて行ってくれました。
そんな中でいろんな話もしましたし、僕はノベルゲーやギャルゲーにはほぼ全くと言っていいほどに知識がありません。知らない話を聞くというのは実に面白かったですし、結成したての僕たちがゆっくり信頼や友情を深めるためには大事だったと思います。

そんな仲で僕たちのサークル名も『MUGnet』に決まりった頃、そのイラストはやってきました。

Zakinuくんの旧友が描いてくれたという絵を見たのです。


実際に送られてきたキャラデザ

初めて見た時、息を飲みました。
僕は「きみ」というキャラを、胡蝶夢というキャラクターをなんとなくでしか考えてなかったし、特徴を教えて欲しいと言われた時も
「ロングで紫髪で蝶々の髪飾りをした学生服の女の子」
くらいにしか考えていなかったからです。
だからこのイラストを目にした時、僕は思わず夢ちゃんへの理解度で「負けた」とすら素直に思ってしまったのです。
それはまるで電流のようでもあったし、最初にZakinuくんにゲーム制作を誘われた時と同じような衝撃でした。
この日、この時。MUGnetのイラストレーターは決まりました。

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