特技 ボタン連打
特技のひとつとして、あげた「ボタン連打」物心ついた頃から、実家にはゲームとゲームソフトがあって、プレステから4まで、買い占めているのは最早、家だけか?!とかナニコレ珍百景とかで恥ずかしながら取材受けたりする?とか、考えてはいたけど、子どもの頃は団地住まいだったもので、子どもたちは子どもたちで、母親は母親でと、コミュニティー活動に勤しんでいた。日曜日は掃除の時間で、必ず誰かがその日の短時間の掃除のための棟長になるわけであって。休みの日はビールとゲームだった父親も棟長になったときは誇らしく思えた。掃除は主に大人が参加するもの出会ったが、意外と友だちや、高校生のお兄さんとかいて、たまに母親がベランダから見てたりと、今思うと別世界な所に生きていた。団地という限られたコミュニティーの中のまた小さなコミュニティー、マトリョーシカ的なコミュニティーが何個も何個もあったのだろう。
話は変わって、小学生、中学生になると早く帰れる帰れないに限らず、信号待ちをするのが嫌だった。そこであの黄色い押しボタン式信号をカチカチカチカチ、と永遠に押せば早く止まるんじゃないの?!と思い、もうひとつの白い押しボタン信号も見つけ、カチカチカチカチ、ピピピピピピヒヒピ、と音が鳴ったのを見てはっとした。
「障がい者専用です」と青い背景に白で書かれていた文字を読み解くことができないまま、白と黄色の押しボタンは子どもたちによって、帰宅道のレクリエーションと化していた。
最近は例のアレのせいで、触るのにも躊躇してしまう(結局触るのだが)。古いせいか、押しても「お待ちください」と赤く表示されてるのかされてないのかわからんまま、時差式の信号を待つ。
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