ENFPから見たMBTI各タイプ⑦、ENTP
はじめに
久しぶりのMBTIの記事で、今回はENTPを取り上げる。
悪魔の代弁者というのはENTPの一面に過ぎない。
その他、ステレオタイプなENTPのイメージは他所に任せるとして、以下、どこまでも私(ENFP)の偏見をお届けするものである。
1.外向的直観の権化
ENTPの最大の特徴は外向的直観が優勢機能であるという点に尽きる。
さらに、内向的思考が補助機能であることが、彼らの認識の方向性を決定づける。
外向的直観とは、対象の全体情報を網羅的に把握する力である。
その根幹にはパターン認識力があり、それにより部分情報からそこにあるべき全体を想像することを可能とする。
直観によってもたらされた全体像は、自らの思考によって論理付けられ、まとめられる。
その結果、歳を重ね十分に成長したENTP、外向的直観が極まった彼らは一定の特徴を示すようになる。
彼らはこの宇宙を包括的に理解するようになる。
それぞれの物理法則の関連性を見抜き、背後に隠された欠落を埋め、一つの理解に統合する。
その理解は宇宙全体というマクロなレベルの認識から地球の生態系、人類社会全体、国家運営、会社組織、身の回りの生活まで多岐に渡る。
これら外向的直観に根ざすあらゆる認識が彼らENTPの天才性を支えている。
2.世界を変革する者
ENTPはイノベーター、世界を変革するものとしての役割を負い、自らその責任を果たそうとする傾向がある。
これは、包括的な世界認識に加えて、代替機能が外向的感情であることに由来すると考えられる。
彼らの繊細な肌感覚が、社会システムと人々との関係性へと彼らの興味を誘う。
このような傾向は、同じく外向的直観を優勢機能とするENFPが、自らの主体的な感情や価値観によって人生を描こうとするのと対照的であり、大きく異なっている。
また、思考が内向的であることも彼らが独自性により世界を切り取る要因となっていて、それ自体が社会を変えようとする原動力となる。
社会を変革するものにとって、既存の一般的常識など不要ということである。
過去多くのENTPが人類社会に変革をもたらしてきた。
そして未来において個人として最も影響力を行使するのも彼らENTPなのだろうと私は予感する。
3.そして
華々しい才能を持つENTPに対して、人類社会、特に日本社会は出る杭を打ち続けるという習性がある。
天才の芽を摘む土壌に大木は育ち難い。
それでも、諦めない心を持ち、問題と粘り強く真摯に向き合う限り、成功は彼らの手の届く範囲にある。
私は、ここに、彼らの個性の発揮を期待する。
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