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感想というなの

テーマ:面白いのその中身

読書感想文って意外に難しかったりする。
というか、何か作品を見たり、読んだりした時に
感想を述べるって難しい。

そもそもその作品が良くて、面白い!って伝えても、じゃあ何が面白かったの?ってなる。
“面白い”の中に含まれている意味を咀嚼することって
自分の気持ちの言語化になるから簡単なことではないのかもしれない。

最近おすすめされて読んだ本が
とても面白く、初めてクスッと笑えて、
1日で読み切った。

どうだった?と聞かれた時に
私は面白かったしか出てこなかった。

本当はもっと言葉を尽くして感想を述べたかったのに。
面白かったを繰り返した。

本当に面白かったのにその中身を求められた時、うまく言葉にできない自分が情けなくて帰り道、その本の何が自分にとって他のものと違う面白さがあったのか考えた。

そして考えついた答えが“共感”だ。
私はあの本にとても共感し、自分と照らし合わせていたのかもしれない。

何かに悩んだ時、迷った時、
いつもそれに付随した本を手に取ってきた。

大袈裟かもしれないが、そうして人生を救われたこともある。

彼女の会社員時代、女性としての生き方や感情、自分との葛藤。
自分の直面している悩みの答えやヒントをこの本から見つけた気がした。

今抱える疑問や憤りは意外とみんな思ってることで、口に出してないだけで、自分と同じなんだなと思うと気持ちも軽くなる。

この“同じ”という感覚が人間にはとても重要な感情だと思う。
人はどうしたって何かと比べてしまう。比べて落ち込んで、比べて安心して、比べて自分の幸せも価値も確かめてしまう。
本当は自分自身で決めるべきなのに他者に自分の位置を決めさせてしまう。

だからこそ自分と同じは嬉しくなる。

比べることが悪いことだと断定するわけではないけれど
比べた時にそれが自分と違くても
自分はこれがいいと思った。
こうしたかった。

そういう気持ちが突き動かすことは
何にも変えられない自分の血肉になる。

別に私が満足してんだからいい。と、


そんな気持ちで私はいつも自分を励ましている。

そう思えるのは、やはりいろんな人と会って、
自分自身を理解しようとして、
たくさんの心動かす本に出会ってきたからかもしれない。

本は、一人じゃないと思わせてくれる。
優しい言葉を見つけることができる。
勇気や心のモヤモヤを晴らしてくれる。

現に私はその本を読んで
悩んでた自分の将来が
なんかあってもどうにでもなるか〜
ぐらいに思えてきた。


反省点:話を振られるとドモるときがある。

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