曲が腹落ちする感じ〜チェロを弾きながら思うこと
エチュードでもソロ曲でもパート譜でも、練習量が一定を超えると、曲を自分でコントロール?できるような気持ちになります。なんだろう、腹落ちみたいな感覚でしょうか。
要するに譜読みが終わって、曲の全体像がつかめて、さらに曲に慣れてきたということで、弾けてなくても冷静にできない箇所を把握できている状態というか。ここまで来ると練習が楽しくなってきますね。余裕が出てきて、こう弾きたいとか欲がでてきますし。
このサイクルをもっと早く回せればたくさんの曲を弾けるようになれるのになって思うけれど、まぁ残念ながらそれはどうしようもなくて。
一方で腹落ちしてるからこそ、いつまでもできないことにフラストレーションも溜まりますね。
先日のレッスンでも自分的には腹落ちしてイメージもバッチリなバッハ無伴奏1番のクーラント、まだまだうまく弾けませんでした。どうしても先生の前だと緊張してしまうというのもあるけれど、やっぱり細かく突き詰めると要するに出来てないんですよね。リズムは転んでいるし音程悪いし色々。。家では出来てたんですーって鉄板のやつは、もちろん飲み込みました(笑) 投げ出したくなる気持ちを抑えて、教えてもらった弓の使い方や練習方法を復習して、次こそは完成させたいです!
ちなみにバッハが難航する中、シュレーダーはエチュードだからか、完成からは程遠くてもさくさく進んでいきます。それはそれでうれしい反面、次のレッスンまでに新しい曲を腹落ちレベルに持っていかねば、というプレッシャーが半端ないです。これが腹落ちサイクルを短くする訓練にもなるといいのですが、果たしてどうでしょうか。
そしてそして、チェロブームの影響で20年ぶり?にいわゆる大型フル編成のオケにのることになりました。ずっと弦楽アンサンブルかシンフォニーでもモーツァルト、ハイドンくらいをやってきていたので本番の曲をyoutubeを聴きながら「金管が大音量で吹きまくってる裏で真っ黒なきざみを弾きつづける低弦」という構図をようやく思い出したところです。
ちなみにこちらの腹落ちは遠そうです(笑)。全曲初めてやる曲ですし、練習に参加できるレベルにあと数週間で到達できる自信が全くありません。ひゃー、やばいやばい。
でも、こんな機会に巡り会えたのも、コロナとか色々あってチェロに向き合うようになったからなんですよね。
本当に一歩踏み出すと色々なことが動き出すなぁと実感しています。
2024年の夏は大量の課題曲?とともに過ごすことになりそうです!