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家を知られる

先日、食堂のお掃除(掃除機がけ)も、私たちと一緒にしてくれる、ビルメンテナンス会社のおばちゃんと、帰宅の電車が同じだったらしい。

「お疲れさまです!」との声があったけど、私に言ったのか、誰だろう?  と思って、スルーしてしまった。

ら、追いつかれて、「食堂の?」と声を再びかけられた。

同じ駅で降りる、ご近所さんだったらしい。

わあ。。。

私こっちです。

と、駅から家の方角を指差すと、

私もこっちです。

仕方がないので、一緒に歩く。

私はこういう場面が苦手だ。

じゃあ、私ここで曲がると家なので。

と言うと、

あら、私もなんです。

え?  どこまで一緒?

かくして、私はおばちゃんの目の前で自分の家(マンション)に入らざるを得なくなり、おばちゃんは私の家の前を通過してご帰宅された。

別に、その人が嫌いとか、自分の家が嫌とか恥ずかしいとかじゃない。

何か人に自分の家を知られるのが、怖い気がする、という話。

私の心配性が過ぎた、妄想なのかもしれないけど。

私のマンションは、防犯面ではほぼノーガード。防犯カメラもないし、オートロックでもない、建物の入口に扉もないし、極めつけに、出入口の郵便ポストには部屋番号の隣に名字が貼ってある。

防犯のたよりは、各個人の家にある、ビデオ付きインターホンだけ。

今どき、ここまで防犯にズボラなマンションも少ないと思うけど、私はこのマンションが気に入っているので、まあいいやと思って、住んでいる。

実際、怖いけど。時々来るセールスが怪しすぎて嫌だけど。

だから余計に、自分の家が知られると、落ち着かない気持ちになる。

掃除のおばちゃんに悪気はなくても、何かで漏れ伝わることで、何かが起こることが。

何か、何かと、心配のしすぎかもしれない。

でも、家を特定された芸能人が、困った、怖いと騒ぐ理由が、やっと分かった気がした。

私は有名人でもなんでもないけど。

誰かに家を特定されるって、とても居心地が悪い。

SNSの身も知らない人からだったら、強さが100倍だろうな。

【今日の英作文】
よく夜寝ないで読書をしたものでした。あの頃はエネルギッシュでした。
I would often sit up and read books. I was energetic at that time.

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