早合点とありのままで
先月、血液検査をして、昨日結果を聞いた。
まさに、超健康優良児。数値がこんなに良いとは!と言えるほど、適正値に収まっていた。やれやれ良かった。
食堂で働きはじめて、約半年。高カロリー気味の食事をしながら、数値をキープできたのは、ほかの食事で、トントンできているということかな。だといいな!
話は変わるけども、この間職場の人と始業前にテレビをご相伴して見ていた。朝ごはんのタンパク質は重要で、足りないと、油っこいものや、甘いものが食べたくなるという話だった。
タンパク質の補いには、「竹輪などの練り物が、手軽に食べられて良い」と紹介されると、職場のその人は「竹輪がいいわけね!」となった。それはもう、竹輪竹輪と。「竹輪の買い置きしなきゃ!」な勢いだった。
「いや、食べ物の例として、竹輪が上がっただけで、『竹輪』がいいわけじゃないと思う。。。竹輪だって食べすぎると塩分の摂りすぎになるのでは?」と喉元まで出かかったけど、その人の早合点は、今に始まったことじゃないし、竹輪だの、竹輪じゃないだのと押し問答してもしょうがないから、何も言わなかったけども。
話を最後までしっかり聞いたら、わかる話なのになぁ。竹輪食べるのかなぁ。
先日愛子さまが、成人皇族になられたというニュースを見ていた時も、まるで自分の孫のように、「この子は心が綺麗で優しいから」と話を始めて、よく会ったこともない人のことをこうも言えるものだとびっくりした。私も知らないけど。
ワイドショーで紹介される病気の一つ一つも、自分に当てはまるようだと心配になって、必死に見入ってしまうとか。
印象だけというか、根拠の薄いワイドショーのコメンテーターの意見の丸呑みというか、早合点の繰り返しというか。
ご自分でも、自分は早とちりをよくしちゃう、うっかりさんだと仰る(よくお分かりで)。「でも、お友達がね、私はこのおおらかで、自由なところがあって、早とちりしちゃうあわてんぼうを含めて私だって言ってくれるの! このままでいいよね!」
お友達、この方のことよく分かってらっしゃる。。。褒め上手!
「『いいよね!』って私に同意を求められても、私の人生ではないので、知りません……」とは、言えず、うふふと笑っておく。笑顔大事。
ともすると、先回りして気をきかせているつもりでも、話は最後までちゃんと聞きなさいよとよくなる、その人。気をきかせて、色々してくださるけど、何がしたいのか周りに伝わらないこともあるその人。
早合点の繰り返しをされすぎると、これまた周りは振り回されるわけで、困ったねとなる。
でも、早合点の繰り返しをして周りを振り回しながらも、社交術を駆使し、ありのままで、元気で明るいその人には、学ぶことも多い。
不思議なものだ。