イヤーマフで油断する
イヤーマフをしていると、どうしても音が聞こえにくくなる。
耳が冷たいなんてやだ！ と一昨年からイヤーマフを愛用している。
一応音が聞こえやすいという謳い文句の商品だったのだけど、耳を塞ぐから聞こえにくいのは、いかんともしがたい。
で、うっかりする。
私には気分転換や、気分上げるために、歌をうたいながら歩く癖がある。
その音量が分からなくなる。
周りに人がいないだろうと、適当にうたって歩いていて、不意に後ろから追い抜かれたり、怪訝な顔をして振り返って見られたり。
後ろからの足音が（特に）、聞こえにくくなるのだよ！
自分の声の大きさもよく分からなくなるのだよ！
もそもそうたっているから、余計に怪しい。電話をしている風もなく、でも何か言ってる。
怪しいに決まっている。
マスクをして、イヤーマフをして、もそもそ何か言ってる。
（気持ちよく）大きな声でうたっていても怪しいけど、小さな声でもそもそ系も、傍から見たらどっちも「変な人！」と思われる、かな。
お風呂は、私専用のカラオケルーム。
うたい直しも、うたい間違えも、独り言もなんでもOK。伴奏はないけど。
髪の毛ドライヤーの時間は、さらに大きな声でうたっちゃう。
ドライヤーのごうごう音で自分ですら聞こえないしという、浅はかな算段。
でも知っては、いる。
お風呂場は、共用廊下と壁一枚しかないこと。時々廊下を歩く人の足音がお風呂に入っていて聞こえること。
私の歌なんて丸聞こえだろう。
深く考えるまでもなく、苦い笑いしか出ない。
イヤーマフで歩きながらうたう癖は、早々にやめなきゃなと思いつつ、気づくとうたってる。
歌くらい、なんていうこともない！
と、居直ったりもする。
真夜中にお風呂に入って、熱唱しているなら、近所迷惑の疑いもあるかもしれないけど、夜も早い時間だからそうでもないだろうし。
イヤーマフで油断をしてうたう癖も、傍から見たら怪しい人でも、私の気分が上がるなら安いものかもと、思ったりもする。
お手軽にできて良い技！
ということにしておこうかな！
【今日の英作文】
きっと信じないだろうけど、真実ってそういうものです。
You won't believe it, but the truth is just the way it is.
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