怒りすぎのおばさん 反省が足りない私
朝の通勤電車を降りる時、出入口近くの席に座っていたおばさんの足を、私は踏んだらしい。
むにゅ、と床ではないものを踏んだ感覚があって
「すみません!」
と言ったのだけども、
「なにすんのよ!!!」
おばさんの特大のブチギレように、もっとびっくりした。
「痛いじゃないの!」
「ごめんなさい!」
「なんなの!! まったく!」
おばさんの独り言のようなブチギレはずっと続いていたけど、私が降りないと後ろが詰まっているし、早々に逃げ出した。
ごめんねって、すみませんって言ったじゃないよう。
出入口近くの席で、足を長く伸ばして座っていたあなたにも問題があったのでは……。
おばさんの足を踏んだ私が一番悪いのに、あまりのブチギレ具合にびっくりして、素直にごめんなさい気分になれない。
このおばさんは、お家や仕事でもこんなふうにブチギレてるんだろうか。
お家や職場の人は大変だ、とか余計なことにまで思いを馳せる始末。
ちゃんと反省せよ。
朝から人に足を踏まれて、気分のいい人はいないだろうし、おばさんの怒りはもっともだ。
むにゅっということは、出で立ちからして、スニーカーとかではなく、一張羅の革靴だったかもしれない。
私にはごめんなさい、しかない
はず、なんだけど。
なんか私までもやもやして、「もう、なんなの?! あんなに怒ることないじゃない!」と思っている。
おばさんがやたらと怒りすぎるからだ(?)。
怒り狂う人を見ると、逆に申し訳なさが減っていく不思議。
反省して、もう人の足を踏まないようにしようとは思うものの、混み合う電車で、おばさんの足も踏みたくて踏んだわけじゃない。
やっばり反省が足りないのかな。
足りないって言うか、してないな。
おばさんに、「はいはい。そういうこともありますよ」という柔らかくて、生暖かい反応を期待していたのかもしれない。
根底にある甘ちょろい考え方にも、反省が必要なようだ。
今更だけど、足を踏んでごめんなさい。
痛かったですよね。
ごめんね。
でも怒りすぎると逆効果って、本当なのよ。たぶん。
【今日の英作文】
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