前に進むということ
Little Glee Monster5人体制のラストライブが日曜日にあった。
リトグリは、芹奈さんとmanakaさんの2人が卒業して、3人になる。今後、新しいメンバーをオーディションで募るらしい。
今回のライブは、本当は配信のあるライブではなかったのだけど、2人が卒業ということで、急遽配信も決まった。
私も配信があって良かったなと思う1人。
1曲目は「Jupiter」。スボットライトは5つ。
芹奈さん、manakaさんの歌うところは映像と音声で補ってあった。
2人は現実のステージにはいない。でも2人はいる。あたたかい演出で、2人がいなくても続けていくというリトグリの覚悟を表した演出という趣旨だろうけども、私は逆にすごく寂しい演出だと思った。
5つのスポットライト。2つの空席。
2人が映像の中で歌う度、胸に空いたぽっかりした気持ちが大きくなっていく。
もう、いないんだな。。。
3人が一生懸命、2人がいなくても歌っている姿や、明るい未来を思い描いて、これからもリトグリとして進んでいくと話す姿をみて、立ち止まってしまったっていいじゃないかと思ったりもした。
リトグリの歌は、とにかく前へ進むとか、立ち止まったら、もう走り出せないとか、そういう応援ソングが多いけど、前に進むだけ、走り続けることだけが、人生ではない。
ステージ上で3人がおいおい泣いて、歌がなりたたないじゃ、ライブにならないけど、強さって、泣いたり笑ったりできることだとも思う。悩んで立ち止まって、悲しんで、また歩き出す。喪失を喪失として受け入れるには、時間がかかって当たり前だし、そういうロスの感情、ネガティブな感情も大事にしたらいいのにと思う。
リトグリらしい演出で、2人の卒業表明、3人のこれからの決意表明のライブになったと言われている。
manakaさん(スクリーンに流れた直筆メッセージ)曰く、「行ってきます!」とのことなので、「元気で、行ってらっしゃい!」と見送りたいと思う。
私は、リトグリのメンバー間の仲違いとか、不和があって今回の卒業があったとは思いたくない。
もし例えそうでも、私はリトグリのハーモニーが好きだったし、それぞれの歌声が好きだ。素晴らしかったと思う。
そういう個人的な感情を超えてハモリを9年間も披露し続けたのなら、それはそれですごいことだし、彼女たちはプロ意識を貫き通したということで、簡単にできることではない。格好いいことだ。
3人が嫌とかじゃなくて、5人じゃないのが寂しい。どのメンバーも、みんなが元気で、これからもリトグリやそれぞれの音楽が聞けたらいいなと思う。
卒業する2人も、これから健康を取り戻して、また夢を叶えていってほしいな。
と、「5人の姿がもう見れないのが寂しい」と職場でぼやこうとしたら、「あの5人は仲悪いから、2人は追い出された」とスパッと言われて、言葉を失う。
仲が悪いかどうか、仲が良いかどうか、どうやって外から見た私やあなたが知るわけよ?
と思うし、
「かつては仲が悪かったけど、今はリスペクトに変わった」というメンバーのインタビューも聞いたことがある。
私にはそれだけで十分。本当のことなんて知る由もないし、ある意味、知る必要もない。
反論してもしかたのないことなので、職場では話はおしまい。分からないことを、勝手な思い込みかもしれないのに、断言されてしまい、ちょっと寂しかった。
Little Glee Monsterのこれからに幸あれ!
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