新しい楽しみ
私は子供の頃、母親が習い事狂と言ってもいいほど、子供に色々させたがる人だったため、合うもの合わないもの色々経験させてもらえた。
自分から嫌だ、辞めたいというのが、言えない性格だったので、行くのが嫌だなと思っても頑張っていくタイプの子供だった。
究極の技、腹痛&下痢というワンパターンでありつつ、トイレにこもるしかどうにもならない技が私には備わっており、それでなんとか生き延びた子供時代でもある。
ピアノは、そんな色々な習い事の中でも、ずっと続いた習い事だ。
大学を卒業して、実家に戻り、あれこれしながら、再び同じ先生に習いに行ったりもした。
この間、通勤に使う駅で、あるポスターが貼ってあるのに気づいた。ピアノのあるレンタルスタジオが駅近にオープンしたというものだ。
へえ! 世の中にはそんなスタジオがあるんだ。知らなかった。
思わずポスターの前で立ち止まってしまった。
ピアノ、しばらく触ってないな。
今住んでいる賃貸の部屋には、ピアノなんてもちろんない。電子ピアノもない。
都会に住んでいれば、ピアノは騒音だし、なにしろ大きいし重たいし。集合住宅には、向かない要素がてんこ盛り。
ピアノを弾かない方には意外かもしれないけど、打鍵の音というのは、ピアノの聞こえてくる音以上に、がたがたゴンゴンと結構響く。ピアノの音自身は、ヘッドホンに通すとかで消せるけど、打鍵音は消せない。ハンマーで弦を叩いて音を鳴らすのだから、仕方のない事だけど。
そんな都会では、ピアノを弾きたいけど、弾けない人のための練習スペースや、レンタルスタジオの需要があるのも不思議ではない。
なんだか、うずうずしてきた。
近くに、できればお安いスタジオか、スペースがないか調べてみた。
あった!!!
私のお財布的には、少し値段ははるものの良心的な値段。ご近所で歩いて行ける。一ヶ月に一回くらいのご褒美ピアノなら、行ける!
レビューからも悪くなさそうな雰囲気。
よし。
休みの日にどこにも行けないと、ほんの少し悩んでいたりしたので、解決策を見つけた気分。
ボランティアや、習い事だと、決まった日と時間に行かなければならない。
人との約束だから、気分が変わった、疲れて行きたくなくなった、は、よろしくない。最終的には、そういう強制力のあるものの方がいいのかもしれないけど、そして人と会うということが大事なのかもしれないけど、ピアノの練習にちょっと出かけるというのは、スモールステップとしては、最高なんではないかと思えた。
自分が好きで勝手にすることなら、これは本当に自由だ。
今度の通院の日に実家に寄って、楽譜をとりに行こう。
それから、スペースの予約をして弾きに行ってみよう。
ピアノ……。
久しぶりだな。
新しい楽しみができた。
ハノンを弾きまくろう。
指の体力があるのかは謎だし、腕がだるくて続かないかもしれない。
でも、きっと楽しい。
わくわく!
【今日の英作文】
「彼女は自分が娘を完璧に理解していると思い上がっている。誰もそんなことできないのに。」
"She gets above herself and considers herself to understand her daughter perfectly. Nobody can do that.''
#日々 #日記 #文章 #エッセイ #毎日note #毎日更新 #アウトプット英作文 #新しい楽しみ #ピアノ #レンタルスタジオ #レンタルスペース #チャレンジ