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10代のカルテ。

過去最大に溺れた薬。 通称「72」。 この薬に、18歳の私は身を委ねた。 ある日、ふと処方された 72 に手が伸びる。 これを大量に飲んだらどうなる? 死にはしないだろう。 じゃあどこに行く? 未知の領域に、興味津々。 もし、死ぬことになってもそれはそれでいい。 私は 72 を14錠飲み干した。 数分で、何故かワクワクするような、 アルコールで得られるような、多幸感に包まれた。 あれ?私が飲んだのって眠剤だよね? それが始まり。 それからは、生きるために飲んで

    • 幼少期。何故風俗嬢になり、薬に溺れたのか。イカれた祖母と人徳者の祖父。時々、母と兄。

      1987年2月20日未明、2500g程の逆子でこの世に生を受ける。 逆子というのが、何とも私らしい。 立つのも、オムツ外すのも、すぐに出来たらしい。 とにかく、手が掛からなかったと。 幼稚園に入園し、すぐさま社会不適合者を発揮することになる。 先生にも、園児にも話掛けられない。 そんな時、先生が「何がしたい?」と私に問いかける。 「つみき…」 兄と2人兄弟で過ごした私には、おままごとが理解できない。 男子に混ざって、1人積み木をしているような幼稚園児だった。 小

      • 駆け抜けた36歳

        駆け抜けた36歳。 私は、1987年2月20日に、この世に生を受けた。 勿論、記憶はない。 物心ついた時には、父親は居なかった。 しかしながら、一般的にイメージされる母子家庭ではなかったと思う。 祖父母の家で暮らし、比較的裕福な生活を送っていた。 母は、バリバリ仕事をし、家事も完璧にこなす人物であった。 中学では、アメリカに留学を果たす。 同時多発テロがあった時、私はアメリカにいた。 その後、15歳で水商売デビュー。 反社の人間と同棲をする。 18歳で、ヘルスデビュー。

        • 駆け抜けた36年