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vol.0 抽出傾向

【成分移動の特徴】
・酸味成分の移動は早いため湯温、時間、挽き目の影響をあまり受けず、短時間で抽出しきる。
・苦味成分の移動は早いものと遅いものがあるが遅いものほど渋みを伴い重たい口当たりになり、遅いもの湯温、時間、挽き目の影響を受けやすい。

【粉から液体への成分移動量】
・抽出温度が上がるほど成分移動量は増加する。
・抽出時間が上がるほど成分移動量は増加する。
・挽き目が細かくなるほど成分移動量が増加する。
・撹拌が大きいほど成分移動量が増加する。

【粉から液体への成分移動速度】
・細かい粉ほど抽出速度が早い。特に微粉。
・温度が高いほど抽出速度が早い。
・温度の影響は粉のサイズが大きくなるにつれて大きくなる。(粉が細かくなるにつれて湯温の影響を受けにくくなる)


【湯と粉の比率】
・粉の比率が大きくなるにつれてコーヒーの成分抽出量が増える。

【粒度分布】
粒度分布の安定性(粉の大きさの分布が同じ)は抽出の安定性に繋がる。

【焙煎度による影響】
・焙煎度が浅いほど抽出効率が低い
・焙煎度が深いほど抽出効率が高い
・焙煎時間が長いほど抽出効率が低い
・焙煎時間が短いほど抽出効率が高い

【撹拌による微粉の影響】
・高い位置から注ぐほど撹拌が増える。
・撹拌するほどペーパーに微粉が詰まり抽出時間が伸びる。
・外側に注ぐほど撹拌が大きくなり微粉の移動が活発になる。

【湯抜け】
・外側に注ぐと湯抜けが早くなる。

【浸透圧】
・成分を含むお湯より成分を含まないお湯の方が多くの成分を引き出せる

【水圧】
・ドリッパー内の水かさが増すと抽出が早く進む。

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