No.12-ミニカボチャ?パンプキン?
【生けた日】2021/10/9(土)夕
今週も新しい方のお花屋さんに出かけてきました。秋のもう一つの実物、カボチャは今年はミニカボチャを使うことにしました。初めての対面です。昨年のトイカボチャまみれもお気に入りでしたけれども*。
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【花の種類】葉と花
ミニカボチャを使うにあたり、カボチャを主役にするのは当たり前のような気がして、微妙な重みのある色味に惹かれてダリア(黒蝶)を1本、主役にしてみました。また、写真ではまったくの影武者ですが、黒みの深いトウガラシも1本、入っていますことを申し添えたいと思います。
ダリア黒蝶
トウガラシ(黒)
ソラナムパンプキン(ミニパンプキン)
【花器】おなじみの投げ入れ陶器
実はこれほど長く花を主役として投げ入れるのはこの花器でははじめてかもしれません。ひと目見て茎の長さが生け花の存在意義を語っているようです。この花器も面目躍如?です。
【ポイント】花枝の「顔」に合わせる
ダリアの花びらが、ところどころよれっとくたびれている感じも秋らしく、却って他の花材は足下に集合させ、マスにしました。たまたまあった1粒のミニカボチャを大事に飛ばしました。なお、後ろの黒トウガラシは、これがなければ成り立たない、不可欠なものといえます。ぜひ注目してみていただけるとうれしいです。
【花の価格】1,400円程度
今回はお得です。何しろ、ダリア1本にカボチャとトウガラシ1本ずつなのですから。
【作品】
ダリアをここまで長く使うアイデアは、持ち帰ってからのものです。なんといってもダリアを引き立てることが重要。欲を言えば、もう少し右の足下をなんとかしたかったです。オレンジ一色ではなく、グリーン混じりのパンプキンの実が見えているのですが、やや下にぶら下げたかったかもしれません。
【まとめ】
ダリアの1本線のかすかなカーブが大きな花と楽しいバランスを作っています。しかし完成して全体を見てみると、じつはミニカボチャの鮮やかなオレンジがとても効いています。グリーンが混じった実とトウガラシが、それを反対側から引っ張るようにバランスをとっています。
長い長い花茎。足下もしっかり生けています。
ミニパンプキンがぎっしりして見えます。
裏側から見た作品。
やや上から見るともう、大きなダリアがデフォルメされて、ほかがとても小さくなってしまいます。漫画の2頭身のようなもの?でたのしいです。
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ご覧いただきありがとうございます。ほぼ毎週、Instagramにアップするときにはnoteも書いていこうと思います。
かしこ