フィンランド2日目
朝食はホテルのビュッフェを食べて、10時ごろのんびり活動開始。
今日はまず、Aalto Universityに行く。
デンマーク0日目の記事に少し書いたが、私はもともとハンガリーではなくフィンランドのAalto Universityに留学に行きたいと考えていた。が、学費が400万と高く、そんなお金は持っていなかったので断念した。さらに、海外美大専門のスクールに行って話を聞いたところ、そのスクールでもAalto Universityに入れた人はいないと言っていたため、相当レベルが高く、これはかなり実現性が低いと考えあきらめた。
Aalto Universityは芸術系の大学で、世界ランクトップ10に必ず入る名門大学である。
一度訪れてみたかったし、「入学してみたかったなあ」というこの気持ちを成仏させるためにも、行かなくては。
地下鉄に乗って、Aalto Universityへ向かう。
見学の予約などはとってないが、受付で話すと「もちろんいいよ!」と快くOKしてくれた。
色々見て思ったのは学費高いだけあって、リターンはあるなと思った。400万円というのはもちろん留学生向けの値段で、フィンランドの人ならここまでしないと思うが。
生徒が使える設備や学生へのサポート体制、卒業後の進路の選択肢や、大学在学中に出会える様々なチャンスの数が圧倒的に多いように見えた。美大は卒業後の進路を心配されることが多いが、この大学ではアートを作品のままにせず、技術に生かしたり、ビジネスに落とし込んだりする手法を教えている。学生それぞれが持つ能力をきちんと世の中の価値になるように、サポートしてくれる。
日本の多摩美もこういう傾向にあるが、アールトは大学が用意している物作りの環境がかなり良さそうだと思った。これはフィンランドという国が教育に力を入れているというのも要因として大きいんじゃないかと思う。
すっかり大学のファンになった私はAalto Universityのロゴが入ったパーカーと、卒業生の作品集の本を購入。アールト大学を見学した後、Alvar Aalto さんの家を見学しに移動した。
Aaltoさんとは、Aalto Universityの名前にもついており、元々Aalto Universityになる前のヘルシンキ工科大学を卒業した世界的に有名な建築家のこと。現在のAalto Universityのキャンパスデザインをした人でもある。
到着したものの、入口が閉まっているので、もしや休みか・・?と思い外壁の修繕をしていた女性に聞くと、予約が必要と親切に教えてくれた。
その後、ツアー開始時刻になり、入口が開いて受付が開始。中に入れた。ツアーは私を合わせ6組居て、うち4組が日本人だった。
このアアルト邸は、設計事務所と自宅が一緒になったような家になっている。
図書館を後にし、サウナへ。今日のサウナはLöyly Helsinkiに決定。このサウナは水風呂が海になっている。
サウナ→休憩→サウナ→海(水風呂)で入った。いつもサウナで整うときは、頭の中がくるくるして、自分の体が回るような感じがする。けれど、今日は整い方がすこし違った。
海の波の揺れが残っていて、体がゆらゆら揺られているような整いかただった。ベンチに寝ころんで、波打つ体を楽しみながら休憩した。とっても気持ちよかった。
フィンランドは明日で最後。3日間では回り切れなかったところがたくさんあるので、今度は1週間くらいフィンランドに滞在したい。
今日はここまで。
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