漢方の三つの要素 気血水 血とは
血とは
漢方では、血は「けつ」と読みます。
血とは、
体内にある栄養のある水分のこと。
全身に栄養やうるおいを与えてくれます。
そして、脳や筋肉にとっても大切。思考の源であり、精神活動にも関わります。
血も気と同じように、体内にたっぷりとあってしっかりめぐっていることが、健康で美しくいられる条件です。
血はとくに肌や髪の毛、目、爪、唇を潤してくれています。
女性にとって大切なところばかりですよね。
血は、脳や目、筋肉を酷使すると不足してしまいます。
お仕事が忙しかったり、毎日何時間もパソコンを使っていたり、体力を使う仕事をしていたりすると血不足になってしまいます。
血不足(血虚)になるとどうなるか
血が潤している場所 肌、髪、目、爪、唇などが乾燥します。
シワができたり、爪が割れやすくなったり、
髪がパサパサになったり、白髪や抜毛が増えたり、
唇が割れる、ドライアイ、視力低下などのサインが出ます。
脳や筋肉にも栄養がいかなくなり、
記憶力低下、集中力低下、足がつる、睡眠の質が悪くなる
などの症状が出ます。
血不足にいい食材
赤色、黒色のもの。と覚えると簡単です。
赤: なつめ、クコの実、リュウガンニク、赤身の魚、赤身肉
黒: 黒豆、黒ゴマ、黒キクラゲ、黒米、黒豆茶
その他: ニンジン、レンコン、貝類、大豆、クルミ、松の実、落花生、
いちじく、ぶどう、ブルーベリーなど
血不足にいい生活
汗は水と血からできていると考えます。
なので、汗をかく運動や長風呂は控えめにしてください。
さらに血が不足してしまいます。
また、漢方では、夜1時から3時は「肝」の時間と考えます。
肝が働いて、血をためる時間なので、この時間は熟睡しましょう。