冷えは万病のもと
冬にむかって涼しくなってくると、冷えるのは当たり前、とあきらめてしまっていませんか?
昔から「冷えは万病のもと」と言います。
冷えは、肩こりや腰痛、偏頭痛、生理痛、肌荒れやくすみ、免疫力の低下などさまざまな不調を引き起こす原因となります。
実は、女性で気にしている人が多い「むくみ」の原因も「冷え」が多いのです。
体がだるい、頭が重い、胃がムカムカする、食欲がない、動悸がするなどの症状があるが、お風呂に入って温まると調子がよくなる。
この場合、実は隠れ冷えの可能性もあります!😱
冷えていると思っていないのに、実は冷えているということもあるのです。
見過ごしは危険です。
ちまたでは、冷えには生姜がいいと言いますが、誰でも生姜だけで冷えが治るとは限りません。
自分の冷えの原因を知って、自分に合った対処をし、冷えを改善しましょう。
冷えの3つのタイプ
漢方では原因によって「冷え」にもいろいろなタイプがあると考えます。
3つのタイプを紹介します。
① 血のめぐりが悪いタイプ
② 水たまりタイプ
③ 新陳代謝が低下しているタイプ
① 血のめぐりが悪いタイプ
ストレスやホルモンの乱れによって自律神経の不調となり、血がめぐらなくなって冷えるタイプ。
腰回りが冷えたり、指先が赤紫になったり。
そんな人は軽いストレッチがオススメ。
縮こまった筋肉を伸ばして血流をよくしましょう。
腹巻きやスカーフ、レッグウォーマーなどで体を温めてあげるのも大切です。
ただし、体にきつい下着をつけると血が滞ってしまうので、気をつけてください。
② 水たまりタイプ
内臓が余分な水分をためこんでしまって冷えています。
寒い外から暖かい部屋に入っているのに、なかなか冷えがとれない。いつまでもブルブル震えている。そんなしつこい冷え性はこのタイプです。
冷たい飲み物をがぶ飲みするのはやめて、体温以上の飲み物をゆっくり飲みましょう。
水のめぐりがよくなる「トウモロコシのヒゲ茶」や「ハトムギ茶」がオススメ!
③ 新陳代謝が低下しているタイプ
脾(ひ)が弱ったり気不足が原因で、食べたのもが栄養に変えられなかったり、体のすみずみまで届かなくなる。つまり新陳代謝が低下してしまって冷えています。
胃腸が弱い人が多いです。
食べても温まらない。手足やお腹が冷えている。というのはこのタイプです。
まずは、代謝をよくするために、ゆっくりとお風呂につかりましょう。
そして、脾(ひ)や気不足にいいキャベツや大根、芋類、鶏肉などを食べたり、生姜やシナモンをとって体を整えて温めましょう。