初ジブリパークで実際に行ったルートと時間配分の記録(じっくり観る人向け)
先日、初めてジブリパークへ行った。めちゃくちゃに良かった。
誰かの参考になるかもしれないので、この日の実際のルートと、大体の時間配分を記録しておく。モデルルートや攻略情報の提示ではなく、初見でこんな風になりました、ここはやめました、という1つの例として見てほしい。
感想や見どころについては下記の別記事でまとめたので、こちらではシンプルにルートの紹介と、混雑状況などのメモに留める。(※一部ちょっと感動が抑えられていない所もあります)
大さんぽ券プレミアムによる入場です
全エリア網羅してません
箇条書きは回った順ではなく順不同です
行楽シーズンの連休でかなり混雑した日です
小ネタを探したり文章をじっくり読む楽しみ方です
フォトスポット系はほぼ全カットです
各エリアの内容について、自分で発見する楽しみは残して書いたつもりだが、多少の雰囲気ネタバレ(そこに「何か」があるという匂わせ)はある。そういうのを見たくない人は注意。
9時10分 正門到着
リニモの駅から正門はすぐ。そこから公園の売店や休憩所を経てエレベータを降りると、左手奥にジブリの大倉庫がある。
9時から大倉庫に入場できるチケットを購入しており、指定時間から1時間以内なら入場できるので、あまり急ぎはしなかった。
着いた時点で入場の待機列あり。
ジブリパーク経験者から今日は列が長いと言われたが、TDLや夏コミなどを想像していると全然余裕に感じる。小さなロビーを何度か折り返す程度。
残暑が厳しい中の屋外列で、一応は屋根があるところに列を形成してくれている。
9時30分 「ジブリの大倉庫」入場
行ったもの
公開倉庫
企画展示「「食べるを描く。」増補改訂版」「ジブリがいっぱい展」
映像展示室オリヲン座
にせの館長室
早めに見に行った時はじっくり眺められたが、出口に近い場所にあるせいか、昼近くに通ったら人だかりになっていた。ムラがあるのか。床下の家と小人の庭
大きなガラス瓶に入るところは結構並ぶが、ここもムラあり。コクリコ坂の哲学研究会 (細かい文章は写真撮ってあとで読んだ)
南街(外装の見学と通り抜けのみ)
ネコバスルーム(大人が入れる場所のみ)
その他の装飾や小ネタ、オブジェなど全体にいろいろ眺めるなど
パスしたもの
なりきり名場面展
1番人気はカオナシ+電車のフォトスポットで、常に行列必須らしい。普段はカオナシに並ばなければ混まないらしいのたが、この日は混雑が酷く名場面展の入り口そのものが閉じられていた。全員がカオナシに並ばないと入場できないルートになっていたので、思い切って全部カットした。この日に見た行列の中で一番並んでいたのがここ。ロボット兵のお墓
小人の庭の上、ラピュタのロボット兵のお墓もフォトスポットとして大行列だったため、写真は撮らずに横から眺めるに留めた。とはいえ、15分ぐらい並べば行けそうな列かも?南街の書店、駄菓子屋、模型店
こちらも外から見るに留めた。限定のものがあるのか、駄菓子屋はやたら混んでいた。ミルクスタンド 「シベリ❆あん」
まだ午前で昼食前だったのでパス。この時点(11時頃?)はあまり並んでいなかったが、お昼ご飯時はもう少し混んでいた。それでもカフェよりは混まなさそうなので、ご飯手段として検討してもいいかも。周辺のベンチ(屋内)で食べることができる。子どもの街
大人だから……。
今回の所要時間 約2時間半
11時半 ショップ「冒険飛行団」
厳密にはまだここもジブリの大倉庫だが、別の項目にしておく。
午前中ですでに混雑していた。今回そこまで沢山は購入していないのと、事前に調べて買い物メモを作っていたため、15分程度で買い物は終了。
売り場の混雑の割には会計がスムーズだった。
11時45分 カフェ「大陸横断飛行」
お昼前にも関わらず店の外までそれなりに並んでいた。
おそらく11時45分頃から並び始めて、大体20分ほどで食事にありつけたので、列の見た目より体感の待ち時間は早い気がする。
席は先に確保してもいいらしい(ネット情報につき真偽不明)。店内に入ってすぐメニュー表があるので、行列がそこに着いた時点で注文を決めて、座席確保と注文で同行者と役割分担。気候がゆるせば外のテラス席も使える。
メニューはサンドイッチやピザなど軽食なので、回転率は高め?
(攻略情報:ブラッドオレンジジュースが異様に美味しい。濃い。)
お昼以降 青春の丘〜魔女の谷
ここからはいわゆる「〇〇の家」系の劇中再現スポットを中心に巡る。
以降、屋内施設は基本的に以下のような方針での行動となる。
開けられる引き出しや扉や蓋は全部開ける
本やノートやスクラップ帳も開く、読む
ポーチやカバンも開けられるなら開ける
謎ける穴は覗く
他、帽子や服など固定されてない物は触る、持つ、裏返す
かなり滞在時間が長めになるムーブだと思う。
ただ内装を見学するだけなら、もう少し時間は短くできる。が、世界観の作りこみにときめく人は絶対やったほうがいい。「映画的には、ここにこれがあるなら……?」という予想がハマると異常に気持ちがいい。
もちろん乱暴なことはせず、備品はすべて丁寧に扱おう。本物のアンティークショップや町の薬草屋さんに行くつもりで、大切な家具や思い出の品を触る感じで。
どこまでやってOKか心配になったら、遠慮なくキャストさんに質問すれば、かなりノリ良く教えてくれる。仮に触ってダメなものでも、聞くだけで怒られることはない。
逆に、客が興味を持ったそぶりを見せない場合はそこまで押し付けてこないので、気になるところはこちらから積極的にコミュニケーションした方が得だと感じた。
12時半 青春の丘
長く滞在する屋内の要素は「耳をすませば」の地球屋だけで、あとは外から見る物なので、そこまで大きく時間を割く必要はない。地球屋への入店の列も数分程度だった。
ただし地球屋1軒に詰め込まれた密度が異常に濃いので、想像よりはずっと時間がかかる。また、あの古時計が動作するのを見たい場合は訪問時刻の調整が必要。
("時計の針"が毎時0分と30分になると動作する。が、"実際の時刻とピッタリではない"ので、本当の時刻は劇中から推測してみて。)
行ったところ
電話ボックス
夢の洞窟
地球屋
バス停とポスト
地球屋で買った絵葉書をポストへ投函したので、手紙2通を書いた時間も含んでいる。パーク限定の消印は期間限定なので、今やってるかは要確認。エレベーター塔
普通に正門から入場すると最初に通る場所だが、一応ここも青春の丘に属しているらしい。
パスしたもの
猫の事務所
見るつもりだったが、地球屋が良すぎてお腹いっぱいになったので、つい余韻に浸っていてスルーしてしまった。行けるなら普通に行った方がいい。次回は見に行こう……。
今回の所要時間 45分ほど?
13時半 魔女の谷
ここが大倉庫と並んで実質的なジブリパークのメインになると思う。ボリュームは大倉庫と同等かそれ以上。朝イチをこっちにするのも良いかもしれない。
行ったもの
魔女の家
グーチョキパン屋の屋根裏部屋、庭
ハウルの城
オキノ亭
飛行機乗りの塔1階
メリーゴーランド
ショップ「13人の魔女団」
15時後半~16時前後はかなりの混雑だった。「魔女の谷」の順路的にも最後の方に位置しているので、じっくり買い物したいならあえて先に行った方がいいかも。魔女の谷は再入場も可(手にスタンプ押すやつ)。
パスしたもの
グーチョキパン屋のパン屋部分
パン購入の列がかなりの長蛇になっており今回は諦めた。パンで出来た可愛い看板だけは外からでも見られる。ハッター帽子店とその2階の書店
やや混み程度だったが、他を優先したため今回はパスとなった。次行く。オキノ亭の庭のホウキに乗れるフォトスポット
子供がいっぱいいて楽しそうだったので、それを見るだけで十分。カブのフォトスポット
ここも毎回まあまあ並ぶらしい。あと天気悪い日はカブがいないらしい。ハウルの城のドア前フォトスポット
城のドアの前で写真を撮るか、撮らずに入城するかで列が分かれていた。撮らない列は少し早く入れてもらえる。レストラン「空飛ぶオーブン」
ホットドッグスタンド「ホット・ティン・ルーフ」
食事系は大倉庫で行ったので。混雑具合は不明。カエル焼き屋台
行くには行ったが狙ってた限定のかぼちゃ味が品切れだったので……。時計塔
普通に存在を見逃していた。子供限定エリア
フライングマシンと、飛行機乗りの塔の2階が子供限定。
飛行機乗りの塔は、大人でも1階から2階を見上げることはできるので、展示してある鳥型飛行機を見るのは可能。
今回の所要時間 約2時間半
訳あって短縮したが(後述)、本当なら3〜4時間……または1日ここでもいい。
16時半前後 どんどこ森…?(※迷子)
この日はサツキとメイの家まで行くつもりだったが、気付けば魔女の谷を周り切らないまま、各エリアの最終入場時間の20分前。
がんばって移動すれば一応ギリギリ間に合ったかもしれないが、道を間違え何故かどんどこ森の登山ルートに迷い込んでしまった。
森の雰囲気自体は素晴らしく、静かで空気も気持ちよかったが、あの家が見つからないまま急に山の上に出た。なんならトトロの像も見てない。
ここでタイムアウトし、疲れていたのもあって、この日はそのままバスで大倉庫まで下山。エレベーター塔を経てリニモにて帰宅。
※最後に帰宅するだけなら、園内バスを降りるのは「ジブリの大倉庫」ではなく「地球市民交流センター」のほうがリニモの駅に近いかもしれない。エレベーター塔を超えてしまうので、最後にもう一度エレベーター塔を通りたい人は大倉庫下車になる。
(実際に地球市民交流センターで下車したわけじゃないので自己責任で。)
丸ごとパスになったエリア
もののけの里
他のエリアから遠そうなので、今回はルートに組み込まなかった。行くなら暑くない日にゆったり行ってあつあつ五平餅食べたい。
まとめ
誰もが言っている通り、プレミアム券の内容を1回で全て見るのは絶対に無理。
ただ全エリアの地を踏むだけなら出来るだろうが、プレミアム券で屋内施設をじっくり見るなら、どうやっても不可能だと感じた。それをやるなら普通のチケットで文字通りのんびり「さんぽ」するほうが良い。
逆にポイントを絞っても、1つで胸がいっぱいになる宝物のような思い出に出会えるので、焦らなくても十分に良い日になるはず。
公式があまり全部一気に周るのを推奨していない雰囲気で、私も行く前は「そんなこと言っても折角なら余すところなく見たいし……!」とじれったい気持ちだったが、行ってみてわかった。ここはそういう場所じゃない。少なくとも私にとっては。
作品世界やクリエイターの丁寧なお仕事を拝見するのが好きなオタクは、ぜひグッと来た場所と長時間向き合うのをおすすめします。
それに応えてくれる作り手のこだわりと、客への信頼が、ジブリパークには詰まっているので。
訪問日:2024年 秋