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企業考察→ヤフー社(Zホールディングス)

どうも、斉藤 史朗です。

今日は最近何かと(数年前から話題豊富)なヤフーさんについて考察していきます。

合わせて妄想する決算さんも合わせてご確認を!

過去の私のEC領域に関する考察も記載しておきます。皆様ご存知の通り、コロナ化に於いて各社業績好調につき、今後の展開も楽しみであり、また転職検討先としても一過性ブーム領域ではなく、社会インフラになりますので、オススメにもなります。

代表の川邊氏は、

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などでも発信されており、非常に参考になる内容ばかりですので、要チェックです!※クリックするとサイトに飛びます!

川邊氏ご経歴

1995年、青山学院大学在学中に電脳隊を設立、1999年9月に代表取締役社長に就任。1999年12月にピー・アイ・エム設立。2000年にヤフー(現・Zホールディングス)とピー・アイ・エムの合併に伴いヤフー(現・Zホールディングス)に入社、Yahoo!モバイル担当プロデューサーに就任。Yahoo!みんなの政治、Yahoo!ニュースの責任者を経て、2009年にGyao(現・GYAO)代表取締役社長に就任。2012年7月にヤフー(現・Zホールディングス)副社長、2018年6月に代表取締役社長に就任。
※出典:ウィキペディア

ヤフーとは

ポータルサイトYahoo! JAPANで、広告事業、イーコマース事業、会員サービス事業などを展開するZホールディングスグループ会社であり、日本のインターネト企業を代表する会社です。設立約25年となり1996年からサービス開始している老舗企業にもなります。なお、サイバーエージェント1998年,DeNA1999年とネット企業だと設立20年前後が業界初期に相当します。なお、総合広告代理店の電通は1901年設立、メーカーでは100年企業なども多数ありますので、インターネットの歴史はまだ始まって約25年くらいなんだなという理解で合っています。なお、IT業界は1960年前後からスタートしており、IT業界が30数年進化する中でインターネット業界が誕生した形となります。

業界市場規模(eコマース、ネット広告)

〇eコマース(BtoC):19,3兆円

〇eコマース(CtoC):1,7兆円

〇インターネット広告:2,1兆円

~他参考までに~

〇IT業界:13,3兆円 〇自動車:68兆円

〇不動産:60,4兆円 〇人材サービス:6,1兆円

〇総合広告:6,9兆円 〇百貨店:5,9兆円

eコマースは市場規模が大きく、IT業界以上になっており、今後も成長が見込まれる市場となります。

〇eコマース(BtoC):19,3兆円
プレイヤーとしては、アマゾン、ヤフー、ア楽天、マガシーク、auコマース&ライフ、ZOZOなど。小売りからネットへの進出としてファストリ(EC率15%前後)、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、オルビス、資生堂などがEC化を進めています。

なおCtoCだけでも既に1.7兆円規模がございます。元々リアルでのマーケットが存在しており、それがネットサービスにスライドしているからではありますが、想像以上に大きなマーケットになり、理解しておく必要があります。

プレイヤーとしては、オークション型とフリマ型に区分されており、代表的なプレイヤーは、メルカリ、ラクマ/楽天、ヤフオク/ヤフー、オタマート、minne/GMOペパボ、creema、Bymaなど。

新興企業も増えておりマーケットとして盛り上がっています。こちらも各社売上増加中です。

またネット広告も市場で台頭しており、TVCM広告を超えて2兆円突破!!!しているため、この分野でもヤフーが伸びていく要因となる。インターネット業界は、eコマースとネット広告の市場が大きいため、こちらを扱っている企業が業界をけん引していく。

出典:市場規模マップ

EC事業→ヤフー(Zホールディングス)VS楽天

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流通取引総額では、楽天がまだまだ上回っています。しかし、Zホールディングスとしては、今後各サービスの連携をしながらユーザーメリットを享受していく形です。なお「EC売上」ですとEC内広告があるので、EC売上を純粋に拾いきれていません。ヤフーショッピング内広告ラインナップも記載しておきます。

出典:進撃のYAHOO!JAPAN Eコマース事業

人材輩出企業、ヤフー社出身経営者

人材輩出というとリクルートさんのイメージですが、ヤフーさんも同じように相当たる方々が在籍されていらっしゃっています。下記はあくまで一例ですし、経営者のみにフォーカスしていますが、各企業にはヤフーさん出身の方々がご活躍されていらっしゃいます。人材輩出という面では、グリー、DeNA、楽天、サイバーエージェントなども会社規模が大きいのは共通ですが、外部に出て活躍されていらっしゃる方が多数実績あり。

〇金山裕樹氏:2006年Yahoo! JAPAN転職。プロダクトマネージャーとしてYahoo! FASHIONやX BRANDなどのライフスタイルメディアの立ち上げを経験。現在は、ZOZOテクノロジーズのイノベーション担当代表取締役

〇安徳 孝平氏: 2000年8月 ヤフー株式会社 入社、2009年5月 株式会社enish 代表取締役就任、2011年に取締役プロダクト本部長となり、2014年3月に再び代表取締役に就任。『ぼくのレストラン』の人気シリーズを筆頭とし、今秋配信決定の『千年の巨神』など、注目のソーシャルアプリゲームが続々とリリース

〇本田 謙氏:2005年9月 株式会社ブレイナー設立 代表取締役、2008年4月 同社をヤフー株式会社に売却、ヤフー株式会社 広告本部コンテンツマッチ広告開発部長、2010年10月フリークアウト設立、音楽作家、ロボット開発、米国での生物化学研究など多分野での経験を経て、IT 起業家に転身。広告テクノロジー分野にて、二度の起業で M&A と上場の双方を経験する連続起業家。
他にも多数いらっしゃいますが、今回はここまで。

過去5年前からのヤフー社振り返り(1年前資料)

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出典:Logmi Finance

デバイスが、PC→スマートフォン→モバイルペイメントの流れになっており、分かりやすいですよね。その過程でアスクル、ZOZO、PayPay、LINEを立ち上げ/統合していったのも上記大枠テーマに沿っているから。

多様なビジネスポイント/ポートフォリオ経営

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出典:決算説明会 2020年度 第2四半期(7-9月期) 

大きなビジネスポイントは、

eコマース/決済/金融/メディア/広告/法人ソリューション/個人ソリューションと幅が広く、今後に関しては以下ポイントは3つ。

①シナリオ金融構想

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※出典:4月5日、ジャパンネット銀行がPayPay銀行へ その狙いとシナリオ金融構想 とは? 

順次、シナリオ金融構想に向けて(PayPayブランドへの統合)しながら(各サービスに合わせた金融商品提供)を行っていきます。

②LINEとの経営統合とPMI

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出典:決算説明会 2020年度 第2四半期(7-9月期) 

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利用者基盤、サービス、グループの観点から統合して参ります。

※出典:Zホールディングス(株)とLINE(株)の経営統合について
統合は、新型コロナウイルス感染拡大で各国の競争法(独禁法)審査手続きが長引き、予定より半年近く遅れた。コロナ危機を受けてデジタル化は国内外で急加速しているが、ZHDの時価総額はGAFA各社の数十分の1程度にとどまり、投資余力に開きがある。金融機関関係者はZHDが世界で躍進するには「日本市場を固めた上、革新的なサービスを提供できるかどうかが重要になる」と指摘する。

様々な要因があり、経営統合まで時間を要しましたが、3/1以降から一気に動くようです。

③統合マーケティングソリューション

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出典:Logmi Finance

消費行動の入口~出口までをオンライン、オフラインの様々なグループサービスを活用しながら、場合によってM&Aしながら、シナジーを効かせていく方針となります。EC/メディア/自社サービス内に広告を活用して、様々なユーザー接点を取っていきます。プラットフォーマーとして楽天経済圏にも近い動きだと考えます。

グループ会社約26社

アスクル(配送、オフィス関連販売)
アストマックス投信投資顧問(金融商品取引)
SREホールディングス(不動産、AIクラウドコンサル)
イーブックイニシアティブジャパン(電子書籍販売サービス)
一休(高級ホテル/旅館などの予約サイト)
カービュー(自動車/カーライフEC)
GYAO(映像/コンテンツ配信/エンタメ)
クラシファイド(不動産広告)
ジャパンネット銀行(銀行業)
ZOZO(ファッション通販サイト)
Magne-Max Capital Management(投資助言)
CRITEO(ネット広告/リタゲ)
スポーツナビ(スポーツ情報取材/記事/コンテンツ)
Zコーポレーション(新規事業開発)
Zフィナンシャル(グループ会社経営管理)
ダイナテック(ホテル・旅館向け情報システム開発)
dely(食にまつわる情報提供/レシピ動画)
BuzzFeed(メディア事業、ネット広告)
バリューコマース(マーケティングソリューション/アフィリエイト/ECソリューション)
PayPay(モバイル電子決済)
マイベスト(おすすめ情報サービス/コンテンツ企画)
ヤフー(イーコマース、会員サービス、ネット広告)
ワイジェイFX(FX/投資信託)
ワイジェイカード(クレジットカード/カードローン)
YJキャピタル(ベンチャーキャピタル)
ワイズ・インシュアランス(損害保険代理店/生命保険)

今後も爆速拡大されていかれると思いますので、楽しみです!

グループ会社への出向/転籍

宇都宮さんの記事を見る限り、ヤフー→PayPayという事で、グループ間異動などもあるんですね。そしてソフトバンク→PayPayもあり、2社とPayPayさんが一緒になってPayPayを立ち上げている状況なんですね。ここをポジティブに捉えるなら、ヤフー社入社からグループ会社を駆使しながら、EC→広告→決済→金融→通信などの様々なビジネスドメインに携わる事がありえるという事かと推測しました。一般的に、出向/転籍というのがネガティブなイメージですが、成長市場、産業に常に身を置いてスキルアップする事が出来ると感じました。(それが全てではないですが)

ヤフー広告出稿

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以前まではPCユーザが多いかと思っていましたが、いつの間にかスマホでの市民権を得たようですね。ここ数年のスマホアプリへのシフトが功を奏したと思います。

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若干女性ユーザーが多いんですね。ほぼ男女比はフラットです。

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若手が使っているのは意外でした。。どうしても30代40代が使用しているイメージがあり。。なお、広告出稿に於いて10代ユーザーは購入頻度、単価が低い事が想定されるため、若い人が使っているというアピールは決してプラスではないと思います市、恐らくデータの取り方を上手くここの数値に当てていこうと言う思惑もあるのでは。

最近サービス品質向上を意識されてると思います。広告主側のブランドを保つための取り組み。単純に広告効果を出すだけではなく、正しく広告を掲載する事への重きも重要。ブランドセーフティーへの取り組みは他社に先駆けて実践されていて、クリーンなイメージのヤフー社。

ちなみに他社やベンチャーは、売上重視で他社リスクある媒体への出稿許可かかさましをしている可能性はあると思ってます。

〜ヤフー社の宣言〜            ①適正な広告効果の可視化②ブランド価値とメディアの信頼性の担保(不正の排除)③ストレスのない広告体験の提供

広告素材非表示の数値を公開されています。広告マーケットもコロナの影響を受けているので、反響を得るために悪質な表現をしているケースも散見されていますから、ここ半年から一年も同じ傾向が出ると思いますので、徹底した品質管理を求めます。

ヤフー、副業人材100人採用の真意 雇用は脱オフィス

副業を推進して外部人材を登用だけではなく、働き方もオフィスの在り方も変えていき、本当にグローバルで力を発揮する体制作っているし、これから入社する方に取っても今までにない人材が採用出来る可能性が広がりますね。とにかく危機意識が高く、そして実践されている事に対して脱帽。

人材育成1ON1

ヤフー社といえば、1ON1を率先されており、各社も参考にしているケースを良くみますよね。人を生かすという観点での仕組作りも実践されています。1on1では経験学習を促進させ、才能と情熱を解き放つ。

なお、業務指導、面談ではなく、傾聴し、時にはティーチングしながら、直近業務改善だけではなく、能力改善、チャレンジを推奨する施策をヤフー式1ON1になります。

福利厚生

素晴らしすぎるので、ぜひ中身をご確認ください。ここには記載しきれないくらい、充実されています。チャレンジを推奨し、社員に投資するヤフーの姿勢を感じます。

ヤフーでは、産業医や保健スタッフによる健康管理、社内マッサージルームの設置、各種ドックの費用補助など、社員が日々健康かつ安全に仕事に取り組める環境の整備に力を入れています。また、各種社会保険の完備だけでなく、総合福祉団体定期保険や長期所得補償制度など、万が一の時への備えも行っており、安心して働ける環境づくりにも積極的に取り組んでいます。

その他、今回書ききれていませんが、タイムマシーン経営、ソフトバンク、爆速経営、エンジニア働く環境、AIテックカンパニー、グローバルで見たZホールディングスなども追加で調査します。

※なおeコマースについてはこの方の考察が素晴らしい、知識を取り入れていきます!

それでは、また!

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斉藤 史朗
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