![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169623294/rectangle_large_type_2_58b5f9a2b651d66350db3139bbca9d7c.png?width=1200)
漢検漢字辞典を読んで、気になったものをあげていくだけ#54 pp.530-539
こんにちは。胡乱布団です。
最近、漢検漢字辞典をあたまから通読しようというマイブームが興りました。そこで、気になったものをここに書き連ねていこうという試みです#54
毎日10ページずつ進めています。
見出し語 読み(カナ は音読み、かな は訓読み *熟字訓、宛て字は例外)
雑記
というふうに書いています。
また、漢字およびその読みは抜粋で、すべての漢字とその読みを網羅しているわけではありません。
また、解字については『新漢語林』を主に参考にしています。
p.530
兀子 ゴシ、ゴッシ
四角い四脚の腰掛け。
兀立
飛び抜けて高くそびえ立つさま。
姿勢正しく立つさま。
忽焉 コツエン
たちまち、にわかに。
忽略
おろそかにすること。なおざりなさま。
忽布 ホップ
ビールの香味。
矻 コツ、はたら-く
JIS第四水準!!!! しかも82区なので辞書が斜体でコードが書かれていなかったら気付けなかった(JIS第一〜三水準は区点コードで判別できるが、四はできない)
矻矻 コツコツ
たゆまずに精を出して働くさま。兀兀。
疲れ果てるさま。
笏 コツ、しゃく
「しゃく」は「コツ」が「骨」に通じることから忌み嫌い、長さが一尺であることから「しゃく」という名が付けられた。
骨骼
骨格が書き換え。
骨頂、骨張
このうえないこと。最上であること。多く、悪い意味で用いる。
いい意味だと、真骨頂くらい?
p.531
榾 コツ、ほた、ほだ
木の切れ端。
「枸榾(ひいらぎ)」に用いられる。
「榾柮」木の切れ端。薪にする木片。
榾火 ほたび
木の切れ端や枯れ木などを燃やす火。焚き火。
鶻 コツ、はやぶさ、くまたか
「鶻突」あいまいにしておくこと。はっきりしないままにごまかしておくこと。糊塗の転音。
小ジャンプゾーン
p.532
鮗 このしろ
国字。
鞐 こはぜ
国字。
榀 こまい
国字。JIS第三水準!!!
屋根や壁などの下地に組む細い竹。
p.533
ジャンプゾーン
込 こ-む、こ-める
国字。これ国字だったのか……。
怺 こら-える
国字。
鮴 ごり
国字。
頃 キョウ、かたあし
知らなかった読み。
「頃者」ちかごろ。頃日。
「頃歩」半歩(日本で言う一歩)、ごくわずかな移動。
p.534
今昔の感
昔から現在に至るまでの変化の大きさをしみじみと感じること。
今是昨非
いまになって過去のあやまちに初めて気が付けること。
p.535
困窘 コンキン
困窮。
困知勉行
才能に恵まれない者が苦しんで学び、努力して物事を実行すること。
坤 つち、ひつじさる
「艮」もそうだけど、どうして「ひつじさる」と宛てられたのか気になる。
坤輿 コンヨ
大地。
昆 あに
兄のことらしい。知らなかった。「昆弟」で「兄弟」
很 コン、もと-る、はなは-だ
「很忤」もとりさからう。
「很愎」傲慢で他人の言に従わないこと。
「很戻」道に背く。
「羊很狼貪」荒々しく道理に背き、どこまでも貪欲なこと。
p.536
狠 コン、か-む、もと-る
「狼」ではない。
「狠恣」勝手気ままなこと。
悃 コン、まこと、まごころ
「腐心」に近い成字なのだろうか……?
悃願
懇願とも書く。
悃悃
懇懇とも書く。
悃誠
懇誠とも書く。
根源、根原、根元
どれで書いてもいいらしい。「根源」と「根元」は別物だと思っていたが。
根性に似せて家を作る
人はそれぞれの才能や力量に見合った暮らしをするものだということ。
p.537
根っ木打ち
尖った棒や釘を地面に打ち込み、相手のものを倒したほうが勝ちとなる遊び。冬の季語らしい。
衮 コン
すごい見た目の字が来たな。
公で着る衣の意を表す字。
衮衣 コンイ、コンエ
「衮龍の御衣」の略。龍の刺繍が施された天子の衣服。
衮冕 コンベン
衮衣と冕冠。
衮竜 コンリョウ
竜が縫い取られた天子の礼服。
「衮竜の袖に隠れる」は、天子の権威の陰で勝手に振る舞う。
崑 コン
崑崙という山の名があるらしい。
崑崙火を失して玉石倶に焚く コンロンひをシッしてギョクセキともにやく
価値の高いものも低いものも同じようになくなってしまうことのたとえ。
善人も悪人も区別なく災いを受けることのたとえ。
梱 しきみ、こり、こうり
「しきみ」は「しきり」のこと。
p.538
混合酒 カクテル
混凝土 コンクリート
混紡
種類の異なる繊維を混ぜて糸を紡ぐこと。
菎 コン
「菎蒻」は「蒟蒻」の誤字。
渾 ま-じる、にご-る、すべ-て
訓読みはまったく知らなかった。
渾渾
滾滾。
渾沌
混沌。
焜 コン、かがや-く、あき-らか
「焜燿」かがやくこと。
壼 コン、しきみ
宮中の通路。奥。
「壼訓」は婦訓のことで、女性に対するしつけのこと。
溷 コン、にご-る、みだ-れる、かわや
「溷廁」かわや。
溷濁 コンダク
混濁。
蒟醬 キンマ
コショウ科の木の名前。
蒟蒻で石垣を築く
実現不可能なことのたとえ。
跟 コン、くびす、かかと、したが-う、つ-ける
「跟従」付き従うこと。
跟随 コンズイ
人を頼り後ろについていくこと。
褌 コン、ふんどし、みつ、したばかま
「みつ」相撲のまわしの交叉する部分。「みっつ」から来ている。
今回はここまで。
胡乱布団