今日描いたイラストのお話。(その3)
こんばんは、Uroad7です。
今日も、描いたイラストにまつわるお話を、つらつらと。
見ていただけたら、とても嬉しいです。
※ゲームのネタバレが多いので、未プレイの方は要注意※
今日描いたイラストのお話
元ネタ
今日描いたのは、 PlayStation 2で発売された「かまいたちの夜3」の二次創作。
「かまいたちの夜2」の続編で、初代かまいたちの夜、三部作の完結編です。
1、2にも登場した俊夫さんが、晴れて主人公に選ばれました。
ですが、1、2で感じられた明るく活発な性格から一変して、かなり荒んだ性格に陥っています。(そこが俊夫さんの魅力でもあるのですが)
「触れたら、消えてしまいそうで」
前作(2作目)のシナリオで、隠していた罪が暴かれてしまった、みどりさん。前作では結婚していた二人でしたが、罪を自首した みどりさんから離婚、面会拒否を受けて、俊夫さんは絶望の淵に立たされてしまう。
ラストで二人は再び結ばれるのですが、それまでの俊夫さんの気持ちを考えると、あまりにも悲しすぎる。
現実でも、たとえ夢の世界であっても、またみどりさんと再会してほしい。そう願って描いた絵が、こちら。
今日のイラストは、その続きにあたるイラストになります。
制作環境
i Pad Proの10.5インチとProcreateで描いています。
仕上げのエフェクト(ノイズを加えたり)、明るさや彩度の調整はMac Book Pro 13インチ(2015)と、Photoshop CS6。
イラストの行程
先にテーマと、込める感情を決めます。完成したイラストがこちら。
また出会うことができて、触れることもできる。けど触れたら、また いなくなってしまうんじゃないか。そんな俊夫さんの葛藤を描いてみました。
前置きが熱くなりましたが、
今日は、このイラストの行程をお話ししていこうと思います。
線画と、目の位置
完成した線画がこちら。
目の位置に悩みました。
思い人に抱きしめられる、というシチュエーションだったら、そのキャラクターに目線が行くと思います。
今日描いたイラストは、キャラクターが驚いていて、かつ警戒している雰囲気を出したい。
なので、目線は思い人に向いていない形で。
色塗りと影、光
今日は、ほぼほぼ、色を乗せていません。
かまいたちの夜シリーズは、青いシルエットでキャラクターを表現しています。想像で髪色を塗る時もありますが、儚い雰囲気を出したいため、青シルエットでいくことにしました。
余談。色ぬりが終わったあと、真っ赤な背景を引いて、はみ出しをひたすら消しました。そうすることで、やってやった感(?)が出ます。(やってやったぜ!感)
背景となじませる
「オーバーレイ」「追加」レイヤーで好きに塗って、光と色をつけました。
その後、「通常レイヤー」で、空気感を表現しました。
背景色の白色で、キャラの周りをふわっとしたブラシで軽く塗ると、何だか、儚い感じに。
すこし加工して、iPadでの作業終了
今日は、ベージュ単色のレイヤーを「ハードライト」にしてみました。
何だか、悲しい感じの色味がついて、ノスタルジーな雰囲気に。
最後に、大好きなテクスチャ「画用紙」を一番上に乗せて、iPad Proでの、お絵かきは終わり。
フォトショで調整して完成!
フォトショで明るさやノイズ、色味調整をします。
ノイズと画用紙テクスチャが、うまくマッチしてくれた!
今日のお絵かきは、これで完成。
俊夫さんには幸せになってほしいです。
ここまで見てくださり、ありがとうございました!