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走るということ〜戦うのは自分自身〜

初のマラソン大会を終えてから僕はフルマラソンに挑戦してみたいとぼんやりと考えるようになった。

僕はとにかく自分に自信がない。
そんな自分が嫌だ。大嫌いだ。
でも自分を嫌うことは自分を信用してくれている人達の感情を否定することになる。
だから自分を少しでも好きになりたい。そして自信を持ちたい。ずっとそう思っていた。

そのやり方がずっと分からなかった。
戦闘能力が上がれば自信が深まるのではとやったことのないキックボクシングをやってみたこともあるけど、しっくりこなかったこととある理由であっさりやめてしまった。(この話はいつか書いてみたい)
だけどついに見つけたような気がした。

マラソンという競技は基本的には自分との戦いだと僕は思っている。
個人競技な上、対戦相手を倒すことが目的ではない。そして手足をひたすら前に繰り出すという単純な動きの繰り返し。ごまかしが効きにくい。

これに挑戦することは僕の自身への不信というメンタルの課題のクリアに繋がるのではないだろうかと思った。

そう考えた時にはもうスマホを片手に頭の中でスケジュールを立てながらマラソン大会を調べていた。

約1年後にフルマラソンに挑戦するとして、その前に一つずつ段階を踏んでいきたい。

次はハーフに挑戦してみよう。
10kmの前にその倍の距離を走れれば完走できるだろうと20kmは走っていたから、そこにそこまでのハードルは感じない。
夏場は一回中断して、また秋にハーフ、30kmと段階を踏んでいこうと考えた。

僕はどこかワクワクしながらスケジュールを考えていた。

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