うりぼー

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走るということ〜反復のキツさ〜

ひたすら暑かった夏がようやく終わり(?)、秋が来た。 涼しくなってくるとランニングもしやすくなる。 僕も今月末に約半年ぶりくらいの大会が控えている。 ハーフマラソンだ。 その名の通りフルマラソン42.195kmの半分の距離21.0975kmを走る。 食べ物のハーフは少なく感じるものだが、こっちについてはこれはこれでかなりハードだ。 誰と競争するわけでもないが、自分で立てた目標(最低限の目標「完走」)はクリアーしたい。あわよくば自己ベストを更新したいけど、先日体調を崩してか

    • フィクションから学ぶ〜俺に指図するんじゃねえ〜

      と人様にお叱りを受けた後に僕はとても言えそうにない。 これは僕が好きな漫画のひとつである『テニスの王子様』の登場人物の亜久津仁(15)のセリフである。 繰り返そう、15歳のセリフである。気のせいでなければ初登場時はタバコを吹かしていた。…15歳である。誕生日を迎えていない高校1年生ではなく、中学3年生だ。高校1年生でもタバコはダメだ。 ちなみにその後ブン殴るまでがワンセットだ。暴力もダメ。 でもそんな亜久津というイかれたキャラが僕は大好きだ。 誰にも従わない天上天下唯我

      • 走るということ〜足し算と引き算〜

        10kmの大会を終えた僕はフルマラソンへ挑戦してみようと密かに考えるようになった。 とはいえ公言はしなかった。 なんとなくまだ自信がなかったからだ。 フルマラソンとは非常に過酷な競技なのは分かる。人より体調に波が出やすい僕が完走できるのだろうか。 そういった不安がつきまとっていた。 だけど不安と同時に楽しみもあった。 それは自分が立てた目標に自分でアレコレ試行錯誤していくことへのワクワク感だ。 今ではこうして誰に言われたわけでもないのに走っているが、サッカーをやっていた

        • 走るということ〜戦うのは自分自身〜

          初のマラソン大会を終えてから僕はフルマラソンに挑戦してみたいとぼんやりと考えるようになった。 僕はとにかく自分に自信がない。 そんな自分が嫌だ。大嫌いだ。 でも自分を嫌うことは自分を信用してくれている人達の感情を否定することになる。 だから自分を少しでも好きになりたい。そして自信を持ちたい。ずっとそう思っていた。 そのやり方がずっと分からなかった。 戦闘能力が上がれば自信が深まるのではとやったことのないキックボクシングをやってみたこともあるけど、しっくりこなかったこととあ

        走るということ〜反復のキツさ〜

          走るということ〜初のマラソン大会③〜

          ゴールラインを駆け抜けた。 結局前を走っていた人には追いつくことはできなかった。 だが走り終えたばかりの僕に不思議と悲壮的な敗北感はない。 そもそも向こうも勝負をしていたつもりかも分からないが、とにかく心身ともに充足感に満ちていた。 荒れる息に、ガチガチに張っている脚。出し切った証拠だ。 最初の目標とは違う結果になったが、これもまた悪くないような気がする。 僕は競争心に欠けている性格だ。 元々はもっと勝ちたいって気持ちが強かった気がする。 サッカーをやっていた時は試合に

          走るということ〜初のマラソン大会③〜

          走るということ〜初のマラソン大会②〜

          スタート地点は設定されていたが、そこから大きく外れていなければどこにいても特段お咎めはなさそうなくらい自由だった。 僕はとりあえず人があまりいない辺りを選んだ。 そしてスタートの合図とともに駆け出す。 間違えても全速力で走らないように意識的に抑えた。 すると何人もの人が僕の横を通過していった。 この時の僕はランニング用の時計をまだ持っていなかったので自分がどのくらいのスピードで走っていたかは分からない。厳密にいえばスマートウォッチは着けていたのだが、何故かレース途中に動か

          走るということ〜初のマラソン大会②〜

          走るということ〜初のマラソン大会〜

          僕の趣味はランニングである。 小学生の時にサッカーの自主トレの一環で始めて、サッカーから離れてからも急に止めるのが気持ち悪くて何となく続いていて前の記事に書いた休職したタイミングで本格的に始めた。 当時は休職しているのにこんなことをしていいのかと自分を責めていたが、主治医の先生には体調に悪影響がないのなら寧ろやったほうが良いと逆に勧められた。 プロがそう言うのならそれに従おうと良い意味で開き直れた。 当時は無料アプリ(asicsやアンダーアーマーのもの)を使って、今はラ

          走るということ〜初のマラソン大会〜

          僕の裸の感情

          今更ながらnoteを始めてみた。 きっかけは単純。妻との会話の中で話題になったから何となくノリで。 用途など何も考えていなかった故に何を書けば良いのか分からなくて、登録して数分でプチ挫折した。 しかし一晩寝てみると少しだけ考えがまとまった。 僕は今、どう生きるのか、どんなふうに働いていきたいのかについて悩んでいる。 少しセンシティブな話になるが、僕は以前にメンタルの不調から身体の調子も崩してそこそこ長い期間休職していた。 正直に言うと退職を何度も考えた。 だけど辞め

          僕の裸の感情