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ドミニオンカード解説:遠隔地

遠隔地は初めは0点ですが酒場マットに置くことで4VPになる勝利点です。多少の手間はかかるものの公領より点数効率がよく、遠隔地を上手く使うことで属州差をつけられても勝つことが可能です。

遠隔地の強さ

遠隔地は5コストで4VPと公領より点数が高いことが第一の長所です。3枚で属州2枚分に相当するため、集めると相手に大きなプレッシャーをかけることができます

また遠隔地は酒場マットに置かれるためデッキに不要なカードが残らず、勝利点行動後もデッキパワーが下がりません。これによりいったん遠隔地で点数を取った後も、属州などを買っていくことができます

遠隔地の弱さ

遠隔地は獲得した瞬間には0VPで、アクション権を消費して酒場マットに置いて初めて4VPになります。これには2つの欠点があります。1つは酒場マットに置くまで0VPであること。即効性がないため、終盤に買った場合置く前にゲームが終わってしまうことがあります。2つ目は、酒場マットに置くときにアクション権を消費することです。アクション権に余裕があれば問題ないですが、余裕がないときはほかのアクションカードを打つのをあきらめなければいけないかもしれません。

遠隔地の運用方法

遠隔地は酒場マットに置く必要がある&酒場マットに置いた後にも属州などを買っていけるので基本的には属州よりも早く買っていく必要があります。

わかりやすいのは引き切りデッキでの遠隔地です。遠隔地はデッキを大きく劣化させないので引き切りの維持が容易になります。基本的にはアクション権に余裕を持ちながら引き切り、遠隔地を複数枚購入して行きます。 早めに買ってもロスが少ないので他のデッキパーツを集めながら獲得していくこともあるでしょう。また次のターンが回ってくるなら属州購入タイミングでも公領より優先して買いたいカードです。

引き切りデッキ以外で遠隔地を買うのはやや難しいですが、決して弱いわけではありません。その場合、遠隔地を酒場マットに置く必要があるのでゲーム中盤から購入していく必要があります。その際に気を付けなければいけないのが遠隔地を購入することでデッキの強化機会を失っているということです。引き切らないデッキであっても遠隔地を使うには遠隔地を(購入ではなく)獲得するか、勝手にデッキが強化されるようになっているのが望ましいです。冒険のカードでいうと掘り出し物はベストパートナーでデッキを回すだけで金貨が増えていく上に財宝なので遠隔地を酒場に置きながらデッキを強くすることができます。

遠隔地と相性が良かったりするカード

最後に魔女などでそもそも8金を出すのが難しい場では遠隔地は非常に強力な点数になります。そのような場では優先して遠隔地を購入していきましょう。ただし、あまり買いすぎると遠隔地を酒場に置けなくなってまうので、ゲーム終了タイミングを見極めて、公領の購入に切り替えていきましょう。

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