ドミニオンカード紹介:馬上槍試合
馬上槍試合はそれぞれ1枚づつしかない褒賞という特別強力な効果を持ったカードを獲得できるカードです。ドミニオンでは珍しく1枚しかないカードを取り合うため、普段とは違った意識を持つことが必要です。
馬上槍試合とは
序盤はキャントリップ1金とそこそこ強いスペックのカードです。そして終盤は馬上槍試合と属州とそろうと褒賞という強力なカードをとることができます。褒賞は5種類ありますがそれぞれ一種類しかなく、早い者勝ちとなっています。そのため相手より早く馬上槍試合と属州を揃えて狙った褒賞をとらなくてはいけません。
一方で終盤の馬上槍試合は相手に属州を公開されて何もしないことも多く、あまり入れすぎてしまうと終盤のデッキパワーが下がってしまいます。序盤は強く、属州とそろえるためにも馬上槍試合を多めに入れたくなりますが、そうすると終盤のデッキパワーが下がってしまうというジレンマを抱えています。
基本方針
属州を早めに取ろう
褒賞は強力なカードながら一枚しかないため、相手よりも早くとる必要があります。そのためにもまずは属州をとらなくてはいけません。とりあえず早めに1枚だけも取っておくようにしましょう。
デッキの回転をよくしよう
デッキの回転力が高い方が属州購入後に馬上槍試合と属州が手札にそろう確率が高くなります。属州を早く獲得する必要があるため完全な引ききりデッキを組むのは難しいかもしれませんが、可能な限りデッキの回転力を高めておきましょう。
郎党に対処しよう
郎党は非常に強力なアタックなので上手く対処しないと負けてしまいます。上手く引ききりデッキを作り配られた呪いを廃棄できるのがベストです。そうでない場合は速やかに属州を枯らしてゲームを終わらせましょう。
褒賞紹介
郎党
最も危険な褒賞カードです。民兵と魔女を同時に行いながら相対2点差をつけることができます。ハンデス+呪い撒きを打たれ続けるとデッキは崩壊しまともな構築はできなくなります。迷ったら郎党から入りましょう。
名馬
使いやすさNo1のカードです。デッキを回すのに2アクション2ドローをしてもいいですし、ちょっと金量が足りないときに2金を出すのもよいでしょう。郎党が取られても名馬さえ取れればまだ逆転は可能です。銀貨4枚獲得は忘れがちですが、呪いが入ったデッキなどでは強力なので覚えておきましょう。
王女
引ききりデッキのフィニッシャーです。コスト2ダウンに+購入がついているので12金2購入で属州が2枚とれるようになります。二人戦などでお互いに引き切りあっている場合王女の有無がゲームを分けることもあるため、郎党より優先すべき時もあります。サプライの+購入が王女しかないなんてことはよくあるので見逃さないようにしましょう。
王冠
アクション権が許す限り大量のお金を出すことができます。が現実的には3,4金でれば十分です。積極的には取らず、王冠取れば属州を買えるときなどに取るとよいでしょう。
金貨袋
金貨を獲得できます。改築などで金貨を有効活用できるとき、あるいは次のターンの金量が欲しいときに取ります。
公領
褒賞ではありませんが馬上槍試合では公領を取ることができます。呪いが撒かれたりゲーム終盤になったりすると公領で点数を稼ぐことが大事になってきます。属州を取るのに貢献しない褒賞をとるぐらいなら公領を取りましょう。
プレイ人数による違い
四人戦では属州が公開されやすいため終盤は馬上槍試合が腐りやすく、馬上槍試合を複数枚入れることにリスクが伴います。一方で二人戦では属州が公開されづらいため馬上槍試合が終盤までキャントリップ以上として仕事をしやすく、複数枚入れても終盤まで強く使える可能性が高いです。
2枚目以降の馬上槍試合を入れる時はどれぐらい属州を公開されやすいかを考えてから入れましょう。
また四人戦ではゲームが早く終わるため、多少デッキがきれいじゃなくても早期に属州を取ってそのまま郎党が暴れる前にゲームを終わらせることも可能です。そのため普段より早く属州を取る意識をしましょう。
一方の二人戦ではお互いに引ききりあってゲームをすることが多く、早期にゲームを終わらせるのは難しいでしょう。ですから四人戦の時よりはしっかりと引き切りや疑似引ききりを組む必要があります。ただし褒賞には郎党や王女のような強いカードがあり、これらの有無がデッキの最終系にも大きく影響してきます。引ききる前にデッキパーツとして属州を1枚とっておき、引き切り構築を進めながら褒賞を取る動きも必要になってくるでしょう。
関連リンク
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