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【小規模メーカー必見】ECで「勝てる市場」の見極め方
アマゾンに限らずECの世界では無名の小さなメーカーの商品が実は驚くほど売れているケースはよくあります。
小規模メーカーがアイデア一本で大手競合にジャイアントキリングできるのはまさにECの醍醐味ですね。
では、予算もリソースもない小規模メーカーが、ECで勝つためにはどのようにすれば良いのでしょうか?
小規模メーカーにとって一番大事なのは「市場の選び方」
大手メーカーであれば潤沢な広告費をジャブジャブ使って新規顧客を獲得して数年かけて回収するパワープレーが可能ですが、予算の少ない小規模メーカーの場合どの市場で戦うかでほぼ決まります。
戦う市場を間違うとその後どんなに頑張ってもなかなか売れずに在庫を抱えてしまうパターンに陥るので、とにかく市場の見極めは超超重要です。
逆に、勝てる市場さえ見つけてしまば、あとは放っておいても勝手に売れる状態になります。広告をかけなくても売れるのでめちゃくちゃ利益率も良くなります。(小規模メーカーや個人の方の商品開発は、この状態を目指すのが理想です!)
つまり、ECで勝つには(無駄に大手と戦わず)勝てる市場を見つけることがとにかく重要です。
「じゃあ、どうやって市場を探せば良いの?」
という方のために。
アマゾンを使って簡単に「勝てる市場」を調べる方法をご説明します。
アマゾンを使った「勝てる市場」の探し方
例えば「化粧水」の商品を開発するとします。
まず検索バーで「化粧水」で検索してみてください。
検索すると、検索結果の件数が下に表示されます。
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「化粧水」では10,000件以上の関連商品がヒットします。
つまりこの時点で10,000以上のライバル商品が存在しています
この中には大手メーカーゴロゴロいるのでかなり競争が激しい状態ですね。
これが「化粧水」というワードの市場です。
漠然と「化粧水」というビッグワードの商品で戦うにはかなり無理があると言えます。
なので、さらに絞ってみましょう。
「化粧水」の後ろにスペースを入れると、関連ワードがリストアップされて表示されます。
これらのワードはカスタマーの検索ボリュームが多いワードなので、需要が見込める重要なワードです。
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関連ワードで一番上に出てきた「化粧水 メンズ」で検索してみましょう。
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そうすると5,000件まで絞られました。
でもまだまだ多いですね。
最近のメンズコスメは新規参入が非常に多いので競争は激しいです。
この状態でも勝つのは難しい。
では、さらにスペースを入れて関連ワードを見てみましょう。
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すると、ニキビ、保湿、乾燥肌、といった関連ワードを見つけることができます。
では、「化粧水 メンズ 乾燥肌」で検索してみましょう。
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これで2,000件まで絞られました。
だいぶ絞られましたね。
この2,000件が「化粧水 メンズ 乾燥肌」の市場です。
あとはこの検索結果で表示されているライバル商品の顔ぶれを見て、
「勝てる余地があるのか」
を判断してみてください。
上位表示されるライバル商品があまり強く無いな、、と感じたら、それは参入余地があるのかもしれません。
「この中でもまだ勝つのは難しいな・・」
と思ったらさらに関連ワードを追加して市場を絞ってみる、もしくは関連ワードを変えてみる、などをして勝てる見込みのある市場を探していってみてください。
と、地道な作業になりますが、ここの勝てる市場の発掘の作業は非常に大事なのでじっくり取り組みましょう。
商品開発の際にはネーミングやデザインなどを考えることに時間をかけがちになりますが(楽しいので、、わかります。)実際には市場の選び方で勝負が決まりますので、市場の選定作業に最大限のリソースをかけるのが小規模メーカーの正しい戦い方です。
一つのヒット商品が会社の運命を変えます。
商品開発のコンサルもサポート可能なので、是非お気軽にお問い合わせください♪