私がルーツの旅に出る理由
日本全国ルーツの旅マガジンの関東編を立ち上げてはや3ヶ月が経とうとしています。クリエイターの皆様のおかげで、このマガジンはどんどんと成長をし、関東編の他に、中部編、近畿編、九州編、中国編と折り返しを迎えました。
私は普段から相続や終活を支援していて、家系図なども日常的に目にすることも多いのですが、この頃はこれまでルーツを辿るという観点はあまり意識してきませんでした。
このマガジンがきっかけとなり、ふと自分のルーツも辿ってみうようと思い立ちました。ただそれだけでは、ちょっと動機が弱いなと感じ、どうせならちゃんと形にして振り返りができるように、ルーツの旅の過程をこのnoteに備忘録として残し、あなたがルーツの旅をする際の参考にしてもらえたら嬉しいです。
「ルーツの旅」という冒険
もし、あなたの家族の歴史を解き明かすための地図があったら、どんな旅になるでしょうか?
私自身は、今この「ルーツの旅」に心から没頭していますが、それはいったい何のおかげで、何を理解したからなのでしょうか?
少なくとも、私がこの旅を進めてきて感じたのは、家族の歴史を追う旅には、たくさんの発見と、深い感動があるということです。
まるで、未知の冒険に出かけるようなものですね。
あなたも、人生の中で何度か「自分のルーツを知りたい」と思ったことがあるかもしれません。
それが、もし「ルーツの旅」という冒険だったとしたら、そこにはどんな発見が待っているのでしょうか?
実は、私はそういう視点で、この旅を進めてきており、「ルーツの旅」があなたにどんな価値を提供できるか、確信を持って言えるのです。
ルーツの旅はどんな人に向いている?
ルーツの旅はどんな人に向いているのでしょう?今、時代はこれまでにない速さで進んでいてついていけないというという人も多いのではないでしょうか。AI技術が急速に広まったききっかけになったChatGPTが話題となったのはたった1年程前のこと。
また、終活を支援していると核家族化が進み、65歳以上の方の夫婦世帯、独居の方が増えているのを肌で感じています。時代のスピード、少子高齢化の中で今一番求められているのは「人とのつながり」かなと。
SNSがこれだけ普及しているのもその一要因だと思います。だからこそ、毎日が忙しく非日常の体験をしたいという方、いつも孤独にさいなまれている経営者の方、自分の価値観を再確認したい方、いつの間にか心の距離ができてしまった家族の絆を深めたい方、自分は何者でどこから来たのか知りたいという方は、ルーツの旅に出てみるというのも面白いのではないでしょうか。
そもそもルーツの旅とは?
そもそも、ルーツの旅とは何を指すのでしょう。「ルーツの旅」という冒険において、その目的をひと言で表現するのは難しいかもしれません。しかし、あえて言うならば「家族の歴史を通して、自分自身を再発見すること」ではないでしょうか?
例えば、古い写真や家系図を見ると、そこには知らなかった家族のストーリーが広がっています。それを知る事で、私たちは自分がどんな背景を持っているのかをより深く理解できるのです。
この冒険の目的は、単なる歴史の記録ではなく、今の自分を形作るピースを探し出すことにあります。
まずは、一歩踏み出してみませんか。でも具体的にどうやって?次に何をすればいいの?と思っているかもしれません。
そのきっかけとなるその一歩は先祖の本籍地を知ることです。今の本籍地と違い、昔は本籍地と住所地は同じだったので本籍地のある土地の状況を知ることができれば、先祖の生きたゆかりの地を訪れ、先祖の生き様や死に様に触れることができます。
時代は違えど厳しい世の中を耐えて生き抜いてきた先人の存在があったからこそ今の自分がいるのだから、そう思うと感謝しかないという気持ちになりませんか。
自分のルーツの辿り方
冒険に必要な装備があるように、「ルーツの旅」にも、探索を進めるために必要な要素が含まれています。
①あなた自身の歴史
まず一つ目は、【あなた自身が持つ家族の歴史】です。この旅では、最初に自分の持つ情報や家族の思い出を基にして、旅を進めます。それがどんなに小さな情報でも、後に大きな発見につながるかもしれません。
②過去からの贈り物
二つ目は、【過去の記録や史料】です。戸籍や古い文書、家族が残した写真や手紙など、これらはすべて、あなたがルーツを探索するための手がかりとなります。過去の世代が残したこれらの遺産を活用し、探索を進めていきます。
③人からの情報収集
最後の三つ目は、【人からの情報収集】です。家族や親戚、総本家、菩提寺の住職、さらには同姓の人々からの情報が、あなたの探索を豊かにします。これらの人々から得られる情報や伝承は、記録には残されていない、貴重な歴史の断片です。これを上手に活用することで、ルーツの旅は一層深みを増します。
まずは戸籍という書類を取り寄せることからルーツ探しをしていきましょう。私は仕事柄、戸籍について一般の方よりも目にすることが多いので、戸籍からどういったことが読み取れるのかについても書いていこうと思います。
一方、系図学は非常に奥の深い学問で、アメリカやイギリスでは専門の学校や大学もあります。日本では一個人や法人が自己研鑽をしながらそのスキルを高めていくしかないので、そういった観点から仲間の皆さんと一緒にこの場を盛り上げていけたら良いかなと考えています。
早速ルーツの旅に出てみよう
通常、家系図という言葉からも分かる通り「家」を辿っていくというイメージを持つかもしれません。父方の家系を追うのが一般的だが、もちろん母方を追っていっても構いません。
昔は養子縁組などは頻繁に行なわれていたこともあるので養親を辿ってみてもいいですし、「血筋」を辿ってみてもいいですよ。この辺りもまた詳しく解説していきたいですね。
私は、まずは母方の祖母にあたる家系を辿ってみることにしました。理由は単純で20年前に祖母の相続で戸籍を取得していること、実家が同郷なので調査するにも便利という理由なのです。
とはいえ、20年前の資料をまずは引っ張り出すところから始めて、足りない戸籍があれば保管されている役所に請求することになります。自分で書いておきながら、いざルーツの旅に出るとなんだかワクワクしてきます。どんな出会いが待っているのでしょうか。
次回は、戸籍調査について書いて行こうと思います。
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