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バフンウニの発生

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#生物

本日のウニ:バフンウニ②未受精卵

ウニの体腔内に0.5Mの塩化カリウムKClを打ち込むことで、肛門の周りに5つある生殖孔から放卵させることができます。オスの場合は精子がでてきます。卵を顕微鏡で見たものが本日の写真になります。バフンウニの未受精卵で直径は100µm程度。ヒトの卵よりちょっと小さいくらいの大きさですね。卵巣内で十分成熟している場合は、生殖孔から出てくる段階で第二減数分裂を終えて受精の準備万端の状態です。極体は見られません(外れてしまうから?)。卵のまわりには透明なゼリー層と呼ばれる構造が存在してい

本日のウニ:バフンウニ①成体

バフンウニ Hemicentrotus pulcherrimus 北海道以南の岩礁帯で良くみられ、地域によっては貴重な漁獲対象物になっています。北陸で食べられる塩漬けのウニは本種が原料となっています。一般的にお寿司屋さんで目にする北海道産バフンウニと呼ばれるものはエゾバフンウニStrongylocentrotus intermediusであって、本種とは異なります。どちらもとてもおいしいとされますが、バフンウニは小型であるため可食部も小さくなります(ちなみに筆者はウニが苦手