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交差
2023/12/11
イズミル7日目。
明日の午前にはこの街を離れるので、実質の最終日だ。
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青果店の色彩が映える
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日の出前から車が忙しなく走る
といっても、時刻はすでに8:00
トルコの夜明けは遅い
『あとはまぁ、夜の雰囲気でも見ておくか』
そんなところだが正直、気持ちは次の街に向いている。
行き先は二度目となるイスタンブール。
トルコ入国後に初めて訪れたのだが、思い掛けず届いたBooking.comの期限付き割引クーポンを使い、18円でアンカラまでのフライトチケットを購入出来たので、後ろ髪をひかれる思いで後にした街だった。
お世話になったハザーとも再会を望んでいたが、実際どうなるか分からないまま旅が進み、結果的におよそトルコをぐるっと一周するカタチで近くまで戻ってきたので、再訪を決めたのだ。
と、ここまでが想定していたスケジュールなのだが
「今どこにいます?」
遡ることイズミル初日。
ちょうど早朝のバスターミナルに到着した瞬間だった。
届いたメッセージの主は、アンカラとエスキシェヒルを共にしたダイキ君。
そしてなんと、彼も私と時を同じくしてイスタンブールに行く予定だという。
『おぉぉっ!』
いや、彼がイスタンブールを訪れるという話は直接聞いていたが、当時は時期も違い、そして日本から来る友人と会うとの事で、再会は難しいと思っていた。
ところが、その友人は突如来れなくなったそうで、偶然にもタイミングが重なる。
今思えばもう、この時点で心はイズミルに無かった。
それから数日後。
ちょうど宿に籠もっていた頃にふと、タイで出会った大学生バックパッカーのユウヤ君が気になり、連絡を取ってみる。
彼の同行はSNSやnoteで見ていたのだが、現在アルバニアにいる彼がその後、どちらに向かうのかとメッセージを送った。
するとまさか、ユウヤ君もイスタンブールに来ると…!
こんな偶然、そうそう無いぞ…!
何度もこんな経験をすると、あたかもそれが当たり前かのように錯覚しそうになるが、決してそんな事はない。
旅に限らず、人との巡り合わせはいつでも奇跡的なのだ。
必然といいたくもなるが、それでもこの広いトルコ、ましてや東欧にまでして“点が重なる”なんて事は、やはり稀である。
これは面白くなりそうだ
時刻19:00。
逸る気持ちを抑えて早めの眠りにつこうと、最終夜のイズミル中心街を散歩し、心地良い疲労感とともにベッドへ潜り込んだ。
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散々歩き回り
宿近所の売店で買ったチキンケバブ
25TL(約125円)
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