URBANRANCH

極平凡な一般人が、自分でも理解不能な程のやる気だけで巡る世界一周旅行記。 やればでき…

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極平凡な一般人が、自分でも理解不能な程のやる気だけで巡る世界一周旅行記。 やればできるけど、わざわざやる人はほとんどいない。 そんな事を経て見えてくる景色、音、匂い、味、感触そして人の心の機微などを綴っていきます。 2023年3月25日出発。

マガジン

  • 新世界紀行アジア編

    2023 3/28🇯🇵〜4/13🇰🇷〜5/3🇲🇳〜5/5🇨🇳🇭🇰〜5/12🇹🇼〜5/24🇹🇭〜6/10🇱🇦〜6/22🇹🇭〜7/3🇲🇾〜7/29🇸🇬〜(予定)7/30🇮🇩〜(予定)

  • 羅針盤

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遊牧民との生活(前編)

2023/4/15~2023/4/16 午前8時、まずは約379km離れたホトントという村に向けて長距離バスに乗り込む。 そこで遊牧民(ノマド)ファミリーに出迎えて頂き、ゲル(遊牧民の伝統的な移動式住居)まで連れて行ってもらうという流れだ。 50人程は収容可能なバス内は満席に近い状態だったが、ただでさえモンゴルに来る邦人は少ないであろう中、ましてやこんな辺境の地に向かう日本人は余程珍しかったのだろう。 ちょっとした人気者(変わり者?)扱いで 「ヤパーン!(ジャパーン!)」

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    • 未来の色彩

      2024/9/19 カサブランカ4日目。 毎日、私とサーム、タネルの3人はなんとなく起きて、なんとなく外に出る。 この4日間、私達はずっと笑いっぱなしだった。 くだらない話も沢山したし、サームとは 「日本とモロッコ、果てはイタリアをも繋ぐビジネスをしよう」という計画も浮上した。 タネルとは 「一緒にモーリタニアへ行って、砂漠で有名な貨物列車に飛び乗ろう」 という話にもなった。 どれも半分冗談、半分本気みたいな会話だ。 しかし私達はシェフシャウエンでたまたま同じ日、同じ

      • 日々刺激的

        2024/9/18 充実のカサブランカ3日目。 前日の疲れを取る為、ゆっくりと昼からスタート。 この日もサーム、タネルと3人で行動。 “モロッコのニューヨーク”と呼ばれる(らしい)カサブランカ中心部に向かう。 ところで、モロッコでは外での飲酒は違反になるようだ。 入国序盤の頃、「もちろん外で飲めるよ!」と酒屋の店員に言われて何度か飲んだが、実は危なかったんだな…。 しかも街中には私服で見回るアンダーカバーポリス(潜入捜査官)が沢山いるとの事。 もともと社交性が高いサー

        • 多様な世界

          2024/9/17 2度目のカサブランカ、2日目。 サームの家に泊めてもらった私とタネルは至福の朝を過ごす。 なんと下階に住むムスリム家族まで来て私達をもてなしてくれるのだ。 サームの母、アイシャさんにとってはご近所さんであり店子になるが、普段から良い関係だということが窺える。 恐縮するほどのおもてなしに感謝して始まる一日。 『海を見に行こう』 サームの誘いで私達3人はトラムに乗り、カサブランカ市内の端まで移動。 ビーチ沿いの涼しい風を楽しみ、市内中心部に戻った後は

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        遊牧民との生活(前編)

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          229本
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          14本

        記事

          豊かにしてくれる全てに

          2024/9/16 この日は「預言者生誕祭」というモロッコの祝日らしい。 街をすり抜けバスターミナルに向かい、無事に乗車。 車で迎えに来てくれていたサーム、母親のアイシャさんと合流し、自宅へ連れて行ってもらう。 『おぉJeepだ、良い車だな』と思いつつ乗車して着いた先は郊外にある一棟のビル。 なんと、彼らはそのビルを丸ごと買い取ってリノベーションし、1〜2階を他の家族へ貸しているのだという。 「マサキめっちゃ髪伸びるの早いじゃん!」 と言って笑うサームはいつも陽気だ。

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          偶然の連鎖

          2024/9/14〜2024/9/15 いやぁそれにしても、また此処に戻ってくるとは…。 迷宮都市フェス、そのメディナと呼ばれる旧市街の一角に佇む宿。所謂リヤドだ。 リヤドはアラビア語で「庭」や「邸宅」を意味し、文字通り邸宅を改修したものがモロッコでは安宿として多く使われている。 一昨日の晩に到着し、昨日そして今日と身体を休めることに専念した。 思った以上にヒッチハイクの疲労が抜けず、おまけにバックパックを背負って15km余りを歩いたので肩が痛い。 それともう一つ。

          偶然の連鎖

          ヒッチハイク to…

          2024/9/13 緑色の街、ウェザーン3日目の朝。 さて…。 私はメクネスを目指すことにした。 約300年前まではモロッコ首都だった内陸の街だ。 移動手段はヒッチハイク。 なので、まずはそのポイントまで4km歩く。 正直、この日は条件が良くない。 金曜日はムスリムにとって特別な日であり、店は大半が閉まり、交通量もかなり少ない。 休日に外出する日本とは違うようだ。 それはわかっていたのだが、もうウェザーンは十分だし、バスに乗る気分でもなかった。 『かといって、ヒッ

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          何処で、誰と、何をして

          2024/9/12 ウェザーン、2度目の2日目。 ユウカちゃんとシェアした個室で目覚めた朝。 やっぱりプライベートルームは落ち着く。 いざ泊まってみるとわかるし、疲れの取れ方も違う。 それにバックパッカー女性と居るのも気が楽だ。 彼女達は元々ドミトリーに慣れているので、良い意味であまり細かい事を気にしない。 部屋で着替えようが歯を磨こうが、爪を切ろうが…お互いに洗濯した下着だって干す。 ユウカちゃんなんて 「トイレにゴキブリが2匹いたんで、踏み潰しておきました」と…。

          何処で、誰と、何をして

          青の街を離れて

          2024/9/11 シェフシャウエン7日目。 この後どうするか考えていたが結局、南下することにした。 元々モロッコから西サハラ、そしてモーリタニアを目指す予定なので、いずれにしても南に向かわなければならない。 というわけで私とユウカちゃんはウェザーンへ。 同じくチェックアウトしたサームは北のタンジェに向かう。 私とユウカちゃんは6人乗りのシェアタクシーを使った。 ヒッチハイクも考えたが、やや心配そうな彼女を巻き込むわけにもいかない。 私は2度目、ユウカちゃんにとっては

          青の街を離れて

          アクショール

          2024/9/10 今日でモロッコに来てからちょうど1ヶ月。 1つの国に長く滞在するのは久々だ、ジョージア以来だから約4ヶ月振りかな。 昨夜に出会った日本人女性、ユウカちゃんと朝食。 彼女は1週間後にモロッコから帰国し、それからインド首都デリーにある日系企業へ2年間の就職が決まっているとのこと。 今までに東南アジア各国はほとんど巡ったらしく、同じ旅先での話に盛り上がりながら散歩した。 その後、サームやタネルと合流し、他のメンバーとも一緒になった私達はシェフシャウエン近

          アクショール

          思い出の瞬間

          2024/9/9 この日もサーム、タネルと共に散歩。 一通り歩き、宿に戻って休憩。 今回の宿は特に多種多様なゲストが集まっている。 オーストラリア、イングランド、モロッコ、クェート、オマーン、フランス、デンマークetc…。 とりわけ宗教、戦争、政治の話題になると話はヒートアップするが、それだけ皆、関心があるということ。 背景、立場の違う者同士が集まっているので、意見も当然異なる。少しヒヤッとする場面もあるが興味深いし、貴重な経験だ。 話も落ち着き、今度はサームと2人で再

          思い出の瞬間

          青い沼

          2024/9/8 シェフシャウエンは小さな街だ。 見所を巡るだけなら2時間、青い景色に新鮮さを感じるのも滞在2日までかもしれない。 他都市からの日帰りツアーもあるくらいだ。 しかし、この街のゆるい空気感が思考を鈍らせ、次の予定を決められないままチェックアウトが迫り、結局私は延泊することにした。 実は初日から同部屋のモロッコ系イタリア人、サームとはよく会話をしている。 彼はとても社交性があり、私達の距離が縮まるまで時間はかからなかった。 そしてもう1人。 昨夜チェックイ

          もう一つの顔

          2024/9/7 シェフシャウエン3日目。 一昨日、そして昨日と歩き回り、青い街並みは十分に堪能した。 うん、良い街だと思う。 いまや観光地とはいえ、特有の浮かれた雰囲気は無く、それでいて住民は適度に観光客慣れしていて外国人を珍しがることも無く、またアジア人を蔑視する者もいない。 ちなみに前回のウェザーンでは街を歩けば必ず何人かの子供がからかってきた。 たかだか1時間ほどしか離れていないのに、こうも違うのかと驚かされる。 ところで、この街が青い理由だが ・夏の暑さを涼

          もう一つの顔

          ひたすらに青い

          2024/9/6 シェフシャウエン2日目。 今日は特別話題になるような出来事はありませんが、のんびりと街を歩き回りました。 ので、その写真を淡々と載せていこうと思います。

          ひたすらに青い

          ヒッチハイクで青の街

          2024/9/5 この日、緑の街ウェザーンから青の街シェフシャウエンへ。 うーん…一見タクシーだとわからない車が次々に止まるのでリズムが狂う…。 通りすがりのオジサンがフランス語で私に助言してくれた。 「みんなテロを警戒してるから止まらないよ、向こうにポリスもいるし」 「シェフシャウエンだろ?タクシーで20MAD(約300円)だから、それを捕まえな」 シェフシャウエンまでは65km。車で約1時間の距離だが、これが本当に20MADだから驚きだ。というか、なんでバスよ

          ヒッチハイクで青の街

          緑の理由

          2024/9/4 ウェザーン5日目、実質の最終日(予定)。 明日の朝にはヒッチハイクを開始して、”青の街”シェフシャウエンを目指す。 モロッコといえば!の二大観光地とされる1つだろう。 もう1つは言わずもがな「マラケシュ」だ。 首都でも最大都市でもない2つの街が観光の代表だなんて少し珍しい気もする。 でもマラケシュに行くのはもう少し先かな。 ひとまず今日は宿で只々ゆっくり。 なので、没になり未掲載だったウェザーンの写真をここに残しておきます。