置き配って、こんなこともあるから気を付けて!
置き配の注意点!
皆さんは、日常生活で何回宅配便を受け取りますか?特に、新型コロナウイルスの影響でウーバーイーツやその他の宅配サービスが増加し、食材、冷凍食品、薬、Amazonなど、我々の生活には多くの荷物が届けられています。こうした宅配便の利用が急増している中で、宅配業者は「置き配」を積極的に推奨しています。
置き配
「置き配」とは、文字通り、受け取る本人が在宅でなくても、また在宅していても、玄関前や駐車場などに荷物を置いておく配達方法です。大きくて重たいものや、水・お米などを再配達するのは手間がかかりますし、宅配BOXから自宅に運ぶのも一苦労です。そのため、置き配の利用者は急増しています。
置き配に潜むリスク
しかし、置き配には潜在的なリスクも存在します。これに関連して、当社で起こった実際の出来事を共有しましょう。川崎市に位置する2階建てのアパートで、隣接する部屋(A号室とB号室と仮にします)で問題が生じました。B号室は親が契約し、その部屋には親の子供が住んでいます。一方、A号室には年配の男性が住んでいます。これらの部屋の住人たちは、騒音トラブルで不和が続いていました。そして、ある日、B号室の親御さんから当社に連絡がありました。「なぜA号室の住人から家に苦情の電話をかけてくるのか?」という問い合わせでした。
当社としては、個人情報の漏洩は決して許されない重大な事項と考えており、お互いの連絡先を第三者に提供することはありません。しかし、A号室の住人が親御さんの連絡先をどのように知ったのかについては全く分かりませんでした。担当者や関係者に確認したところ、情報提供についての記録はありません。その後、A号室の住人に直接問い合わせたところ、意外な事実が判明しました。A号室の住人自身が、B号室から送られた息子さん宛の宅配便を置き配され、その送り状を携帯で写真に撮り、保管していたのです。更に、今回の問題で使用した電話番号は、その送り状に記載されていたものであることが判明しました。
これは驚きの事態でしたが、A号室の住人に対しては、情報漏洩に対する厳格な注意を行い、問題を一応の解決に導きました。
最後に
置き配は再配達の負担を軽減し、ドライバー不足問題の解決に役立つ手法です。国土交通省も積極的に推奨していますが、情報漏洩のリスクも存在します。置き配を利用する際には、慎重に行動し、プライバシーを守る対策を講じることが不可欠です。運送会社が提供するセキュリティ対策にも注意を払いましょう。また、当社としては、需要の高まった宅配ボックスの提供について検討を進めています。情報漏洩への警戒心を忘れずに、便利な宅配方法を安心して活用しましょう。