金無し職無し彼氏なしのアラサー女子が行く!東南アジア14日間弾丸節約旅~カンボジア(シェムリアップ)編
ナマステ!ぴんくです。今回は東南アジアを回る旅、4部作の第3回めになります、
カンボジアにやって参りました!
今回までの記事はこちら↓
①ベトナム編はこちら(線路に立ち入って逮捕されたりなどする)
②バンコク編はこちら(顔にタトゥーが入りヤクで友人が一回死んだりする)
...ちょっと盛りましたね。失礼しました。
さて、カンボジアといえば皆様はどのようなイメージがありますでしょうか?
「カンボジアの子供たちを救おう」「貧しいカンボジアに募金を!」という活動を学校の授業で取り上げられた記憶から、なんとなく貧しい国なのかな?というイメージが刷り込まれていたのですが、
今回の旅でそのイメージは大幅に変わりました!
行く前のカンボジアのイメージ
甘ちゃん日本人女性が自分の人生について考え直すような機会を生むカンボジア。
綺麗な写真とともに迫って参りたいと思います!
はい。行く前にピンク色の液体にチャレンジしたのですが、
このジュース、死ぬほど美味しいんですよね。かき氷のいちご味に練乳をかけたような味がします。カロリーについては言及しないでください。
さて、カンボジアの空港、シェムリアップ国際空港に到着いたしました!
えっ
なんていうんでしょうね。到着の時から薄々気づいていたんですけど
めちゃくちゃ綺麗なんですよね。
え?まじ?これがカンボジア?って拍子抜けするくらい
どこも綺麗に整備されていて、
日本の郊外のような雰囲気を感じます。私はなぜか群馬を思い出しました。
さて、トゥクトゥクに乗り込んだ私たちは
早速一泊700円のホテルに向かいます。
さぞかし汚ねえんだろうな。へへっ(悪い顔)
国道一号線って感じの道
空港から出ても「綺麗な田舎」感を醸し出してくるシェムリアップ。
私は戸塚市の原宿をなんとなく思い出しながら、「かつやはないのだろうか?」とつぶやいたりしました。
戸塚原宿店(国道一号線沿い)
地元になんとなく思いを馳せていると、あっという間にホテルに到着いたしました。
えっ
うそっ
嘘だろ〜!!!!!!
完全にラグジュアリー空間なんですよね。今までのホテル、便所だったんか?ってくらいのインパクトがあります。
洗面所にはバスタブが併設されていて、ほとんど日本と言っても過言ではないです。水は飲めないけどね。
おまけにホテルの人が「バナナはお好き?」と言いながらスムージーを持ってくるもんですから、我々のテンションは爆発し、大地は崩れ、山は割れ、海は裂け、空は悲鳴をあげ、あらゆる生物がこの星の上から死に絶えました。
さて、行きのトゥクトゥクのお兄さんが
フローティングハウスという名前のツアーの紹介をしてくれたので、
早速乗せてってもらうことにしました。何でしょうね。フロートとか飲めるんですかね。インスタ映えでも期待しましょう。
フロート
カンボジアの街中は舗装されていない家や道が殆どで、とにかく日本では見れない景色を見ることができます。
あと何でもいいんですけど、
倒れた看板とともにたくさんの牛や羊どもが街中を闊歩していたので、松坂市だったらあっという間に狩られるぞ!なんて思ったりしました。
食いてえ〜
優雅に退散すな
さて、いよいよフローティングハウスと呼ばれるプレイスに到着しました!
ガンジス川?
フローティングハウスとは、「浮かぶ家」ってことだったんですね。
すげー。どうやって浮いてんの?これ
さて、私たちはボートをチャーターして浮かぶ家のある方まで向かいます。
こんな感じの船
あと、乗り場近くの家々もなんか浮きそうな雰囲気あったんですけど、多分水量が増えたら浮くんだと思います。でも冷静に家浮くとかやばいですよね。一歩間違えたらただの浸水やん。
さて、今回我々をいざなってくれるのは
カンボジア人のピーくん。
出発進行です
何でも私と同い年だそうで、25歳と聞いて感慨深いものがありました。
彼は一度もこの村から出たことがなく、また海外に出るためにたくさん働いてお金を稼いでるということでした。
運転手のお兄さん。彼は英語が話せないようで、ニコニコしていました。
今回の旅はこのメンツで向かいたいと思います!レッツゴー!
いいパーティですね!
いやめちゃくちゃすごい勢いで対向車来ますやん。
この距離だし、ちょいちょいこいつらわざと水かけてくるのでスプラッシュマウンテンにでも来たんか?という気持ちになります。水はガチで汚ねえ。
この躍動感伝わりますでしょうか?
新しいSOUL'd OUTのジャケット?
ハレ晴レユカイだとしたらあと3人足りないな、なんて思いました。
ナマステ、と言ってこのポーズをする割に、断食は1日が限界のジャポニカ
あと湖の周りにめちゃくちゃバイソンがいたんですけど、バイソンと聞くと中学時代にバイソンってあだ名をつけられていた「梅村さん」のことを思い出してめちゃくちゃ笑いました。梅(バイ)村(ソン)さんね。
さて!そんなこんなで到着地点っぽいところに着きました!
ここでは何かしらの動物がいるようで、
色々見せていただいたのですが
ゲッ
ええ〜!?!?!
ゲゲゲ〜!!!!!
東西線の木場→門前仲町間かよと言いたくなるばりのワニの大群と、クロコダイルにめちゃくちゃテンションが上がりました。
ちなみにこれは、ビトンのストールとかではなくてただのニシキヘビです。
ところでこの場所、まだフローティングハウスまでたどり着いてないそうなのですが、村へ行くまではさらに一人20ドル払え(すでに20ドル払ってる)と言われたので、そんな金はねえ、なぜなら我々は家に帰ったらNo Jobsなんだとゴネたら一人10ドルまでまけてくれました。やったぜ。
本来はこのちっこいボートに乗るらしいのですが、私の一眼レフが確実にお逝きになりますし、さっきのボートで散々スプラッシュマウンテンさせられたこちらの身としては全力で信用しない方向性だったので、ぴーくんの口利きでボートに乗ることに!
わーい!
おまけにピーくんがスーパーに行ってビールを買ってくれました!
スーパーらしい場所
カンボジアンビアーをゲットしました
ボートの上で真昼間にビール飲みながら現地の人と恋バナするって、この世でもっとも楽しい時間までないですか?
大喜びの我々
目の前の景色はコレ
すっかりマブダチになった我々ですが、ピーくんには昔付き合っていた女の子がいたということでした。
しかしその子はやむなくして村を出、フェイスブックもインスタグラムもないこの村と外界が交流の場を持つ手段もなく。
「今日から僕たちマブダチだぜ」そう言って乾杯する彼の表情は、物憂げで少し悲しそうでした。
「こいつ?マブマブ。」と語るマナ氏(全然話を聞いてねえ)
さて、肝心のフローティングハウスですが、
簡単に紹介するとバンブーで基盤を固めているので浮いているというわけでは無いそうです。雨季と乾季がカンボジアにはあり、雨季の時期だとこの水量の倍以上の水深になるので、環境に合わせて自分たちの住まいを変化させているそうですよ。
あと聞いた話によると、水の上は政府の息のかからないところだそうで、家賃や土地代がかからないから昔トンレサップ湖に移住した村人たちがいて、その末裔が彼らなんじゃ無いか、と言ってる人もいたんですが、どうなんでしょうか?その答えはわからなかったのでピーくんにいつか聞きたいと思います、って現地人に聞きづらいなこの話題。
この村には、ちょっとした観光地だけでなく、
蛇とかワニとかいたところですね。
小学校や(ぴーくんの母校だそうです)
結婚式場や**(絶対ダンスパーティ会場だろここ) **
普通に人ん家の横を通り過ぎて観光することもできます。
現地の方は完全に観光客に慣れているようで、目が合うと笑顔で手を振ってくれます。え、カンボジア人まじで愛想が良い。大好き。
小さい子供もたくさんいて、みんな幸せそうに笑顔を浮かべています。
日本とは全く異なる世界観に、思わず我々もこの顔
さて、宴もたけなわあっという間に暗くなって参りました。
暗くなっても美しいトレンサップ湖
完全に酔っ払っていた我々は船を見つけては、
「羅針盤なんて〜渋滞の元〜熱に浮かされ舵をとるのさ」なんて
東方神起もドン引きする勢いでONEPIECEの主題歌を歌ってキャッキャしていたのですが、後ろを振り返ると
めちゃくちゃ冷めた目でこちらを見ていたのでこれが文化の違いなんだな。と自分に言い聞かせました。
ちなみにこの船、トイレないので行きたい方は立ちションです。
さて、いよいよ真っ暗になったところで乗り場に帰ります。
これ道わかるんか
酔っ払った我々はすっかり打ち解けたピーくんについて話し、「いつか彼らが日本に旅行に来れるような国に、カンボジアがなるためにどうすればいいのか」なんて語っていたのですが、
後ろからそれを見ていたぴーくん達は絶対に我々がそんな話をしてるとはよもや思ってもみなかったんだろうな。あとまじで足が汚ねえ。
さて、ぴーくんたちともお別れをし、次なる目的地「パブストリート」に向かいます!
ここ
めっちゃいいやん。
なんでもいいんですけど、めちゃくちゃ「カービィのエアライド」の「シティトライアル」で出てくるコンテナがあったので、シティトライアルをやっていたら確実にこのターンは完全勝利だっただろうなと思いました。
こいつら
あまりにファミコンチックというか、ゲームのダンジョンっぽい雰囲気が最高です。
これはちょっと「廃墟になる前のバイオハザード」の舞台っぽいなと思いました
クラッシュバンディクー~ぶっ飛び世界一周~のレーシングに出てきそうな看板?
クラッシュバンディクー~ぶっ飛び世界一周~のレーシングに出てきそうな看板です。
カンボジア料理を食べ、暗い話をしながらこの日は帰宅です(我々あるあるです)
カートを失って困っているカービィです
さて!二日目はホテルのツアーを予約して行って参りました!
みんな大好き、
アンコールワット!!!
さて、まずは朝食を食べましょう
なんでしょう。人として最低限かつ最高の朝食ってコレな気さえしません?
さて、今回ツアーにてアンコールワットに向かいますが
一日券、三日券、一週間券とあるようで
どうやら本来全てを見るには7日必要だということでした。7日て。神様がこの世界を作った時と同じ日数。
さて、アンコールワットについた我々ですが、こんな元気な表情をしていますがマジで暑いです。8月の上旬に、校庭を10周した後監督に「遅い!もう10周!」と言われた時の絶望感よりしんどいです。
さて、今回ツアーということで我々をいざなってくれるのは、ガイドのKhonさん。
カンボジアの山口智充?
Khonさんは、明るくて私たちを見つけるとすぐこんにちは〜!もしくは愛してる〜!と言ってくるおじさんです。愛してる〜に関しては無視した。
さて、早速アンコールワットの入り口に着いたのですが、
Khonさんの冒頭の説明が余りに長く、序盤から熱中症レベルの体調不良になってしまい、
ツアーにしたことをだいぶ後悔していた私たちは「とりあえずジュース買ってきていい?」とKhonさんに言って一旦休憩することにしました。
定年後にあちこち旅する老夫婦?
「こんな光景、ポケモンかなんかで見たな」などと思ったのですが、いあいぎりでしか切れない木に似ていただけでした。
コレ
さて、ツアーのみんなと離れてトイレに向かった後は、
待ち合わせ場所に戻ったのですが
待てど暮らせど「サウスインサイド」の方にはKhonさんご一行は現れません。
アンノーンが出てきそうな建物
ここでそらをとぶをすれば、レジスチルに出会えそうな穴です
かいりきを持ってしても動かなそうな銅像です
さて、そんなふざけたことを言ってる場合ではありません。
道に迷ってますからね。完全に。携帯の電波も入らなきゃ、ガイドさんの連絡先も知りません。サウスインサイドってなんだよ。
そういえば冒頭に、何か困ったことがあったらイーストゲートに行ってくれと言っていた気がします。入り口はウエストゲートだったので、反対側を目指して向かったのですが、まさかの逆側に向かってしまった私たちは完全に途方にくれました。Khonさんたちから離れること1時間程経っています。
マナちゃんも思わずこの顔
ちなみにここがサウスインサイドに値する場所です。誰もいないやないかい。
完全に置いてきぼりを食らったと思った私たちは、諦めて写真撮影に熱を上げます。
合わせ鏡だってここまで続かないな?
とりあえず来いって言っていたイーストゲートになんとか着いたのですが、その際にツアーの集団がいて、どうせ違うグループだろうと思って見ていたら「ジャパニーズ!!!!!」とKhonさんが大きく手を振っていたのでホッと胸をなでおろしたのも束の間、その後ろに笑顔でこちらを見てるツアーの参加者たちが相変わらずKhonさんのガイドを真剣に聞いていて、その時間おおよそ1時間強をこの炎天下の中聞いていたであろう皆様が余りに面白くて、
「いや素直か!」とツッコむとかれこれ30分くらい彼らの顔を見るたびに笑いが止まらなくなる病気になって楽しかったです。
え、マジですごくない?我々が体力ないだけ?60代の老夫婦とかもいたけど?マジ?マジなら結構本気で称賛に値するくね?
ちなみにその後ももう1区画見るけど行く?とKhonさんに聞かれ、「いや行くわけねーよこの体力で」と思ったのですが、相変わらず皆さんはワクワクした表情をしていて、最後まで誰も脱落していなかったのでマジで元気だし、最年少の我々は死ぬほどダセぇなと思います。
ついでにここで映えっぽい写真を撮ったのですが、まだ笑っています。
さて、みんなが区画から戻ってくると、車に戻って昼食を食べに行きます!
いいですね。待ってました!
ちなみにこの昼食会でみんなと仲良くなり、「あんなに長い時間何していたの?」といろんな人に聞かれたのですが、「それは我々のセリフだ」とマジで思いましたし、完全にこいつらの顔を見ると笑いが止まらない病気だったので本当にしんどかったです。単純に迷子だよ!って答えたら笑われたんですけど、いやいや、笑いたいのはコッチだよ。
ポケモンのやけたとう?
レジロックの化石です
ここからはしばらくラピュタみたいな世界観が続きます。
こことか
コレとか
すげー!!
なんて言うんでしょうかね。多分我々には難しすぎました。
歴史を全く知らないバカが行っても、ポケモンにありそうだな、とか
RPGっぽいな〜とか、そんな言葉しか出てこないんですよね。
せっかくのカンボジアなのに、非常に惜しいことをしてるなと痛感しました。
ちなみにこれはみなとみらいの象の鼻パークにあるセーブポイントっぽいなって思いました。
ここ
さて、次の目的地へと向かった我々は、すっかり打ち解けたいつメン達を従えて進みます。
ちなみにこの旅で、スペイン人のアルベルトや
アルベルトさん(ハンサム)
マナちゃんはカナダ人の保育士さんと話したり、
他にもスイス人カップルや中国人カップルの男性とお話ししたりして非常に楽しかったです。
アルベルトは山のツアーには既に参加していたようだったので、疲れ果てた我々で三人でビールを飲んで楽しかったです。
泣きっ面に蜂みたいな顔すな
冷静にこのスケール感、本当に凄いですよね。人がゴミのようです。
さて、二日目アンコールワットも無事終わり、すっかりヘトヘト状態になった私たち。
三日目はただ休む日にしようと決め、ホテルでぐっすり休みました。
三日目のランチはホテルで注文したのですが、こう言うのって本当に一番最高なんですよね。
こう、部屋のベットでのんびりしながらただプールを眺めるって、最高じゃないですか?最も優雅な旅の過ごし方だと思います。
最も優雅な旅の過ごし方.....あれ
せっかく優雅に過ごしていたのですが、この世で最もアホな子が「カンボジアンビア〜♩」と歌いながらビールを持って現れたので、最高な真昼間の幕開けです。
カンボジアンビアー
我々はどこから降ってきたのかわからない「カンボジアンビア」の歌を歌いながら、ただ踊り狂うだけのめちゃくちゃ能の無い遊びをしていたのですが、
最後にマナちゃんが「カンボジアンディア〜!ディアwwwwwwwwwwwwビィアなwwwwwwwwwww」とか言いながら笑っていたので本当に楽しいなと思いました。
ちなみにプールの水が最強に綺麗だし、おまけにプールとビアーがよく似合う炎天下だったので
完全に輩の遊び
最後にナイトプールを結構したのは最高に楽しかったです。左の人絶対たんぽぽの白○さんだろ。
あと何でもいいんですけど、マナちゃんが突然ガチ泳ぎし出して
これ
泳ぎ切った後に「何もいえねえ!」って北島康介の真似をし始めたので、マジでもう何も言わないで欲しかったです。
さて、カンボジアの長い旅は以上になります!
率直な感想としては、マジで知識がなさすぎて何も言えねえな、と思いました。北島さんもびっくり。
ただ、観光客は現地マネーでなくドルを使うところですとか、チップがやたらめったら高いところですとか、物価が高いところとか、入国料を4000円とられるところですとか、アンコールワットの一日券がまあまあの値段するところですとか、多分シェムリアップだけだとは思うのですが、いかに観光スポットとして海外の人からお金を巻き上げようか?と言う国側の魂胆が見えて、こうしていないと国がやっていけないんだろうなあと思ったと同時に、行政がしっかりしていていいな、と思ったりもしました。京都もこうすればいいのに。
ただ、正直あまりに日本と違った世界観だったので、今回の旅でも特に気に入った国でもありますし、まだまだ学校に通えない子供達や舗装されていない道のために私たち日本人ができることがあるのでは無いかな?と考えるには十分すぎるほどの情報量でした。
さて、カンボジアの未来について杞憂するのもここまでにして、次回はいよいよ最後の章!本当に古都!?美しの村、ラオス編になります!
次回もまた見てくださいね!じゃんけん・・・