熱い眼。〝浦和レッズの安部裕葵〟
2023年の梅雨時・浦和レッズに補強の噂・第1弾が出た。FCバルセロナに所属の選手とだけ出ていた。リオネル・メッシがいたチームと言えばブランドの高さは伝わるだろうか。「名門中の名門からどのようにして!?」と思った。正直な感想は眉唾だ。何故なら私はてっきり外国人選手が来ると思っていたからである。噂は噂でしかない。とはいえ、浦和レッズはこれまで名門から選手を獲得している。ブランド力の高さでは負けない。そしてリストアップしている選手、交渉中の名前が出た。
彼の名前は安部裕葵
怪我の情報もあっただけに盲点だったが、浦和レッズのポジション事情を考えると彼は攻撃型のMFやFWと幅が広いだろう。浦和レッズではどのように起用するかが注目だ。何処でも担えると考えると、喉から手が出るほど欲しくなるのも無理ない。交渉はトントン拍子で成功した。獲得に待ったをかけるチームもいなかっただけに浦和レッズに安部裕葵は来た。安部本人曰く地元が近所らしい。まさか理由の1つになると思わなかった。
私はアスリートの眼を見る事が多い。「良い眼をしている。面構えも良い。」という所だった。そこから感じ取れることは何かと言えば、彼には自信がある事。それも強い自信だ。覚悟を持つ準備どころか威風堂々としていられる。ポテンシャルの塊と言った所だろうか。気持ちに余裕がある選手ほどリーダーシップは強くキャプテンシーがある。若くしてJリーグデビューをし、若くしてスペインの名門へ渡った逸材だ。だが、海を渡ったタイミングも悪かった。定められた文化に抗えない時代となり試合数は激減した。そしてラフプレーによる怪我もあった。フィジカル面で劣る部分があったのかもしれない。
安部は大原サッカー場に現れた。チームメイトへの挨拶は印象的だった。彼は「初めまして。この度、浦和レッズに加入することとなりました安部裕葵と申します。チームも良い順位にいますし、優勝争いに貢献出来るよう頑張ります。よろしくお願いします。」と口にした。台詞だけ読むと普通と思われるかもしれないが、その表情から自信は伺えた。彼は怪我さえしていなければ東京五輪の代表にも出ていた。代表を辞退せざるを得なかったがそれだけ素晴らしい逸材なのである。さて、ここまで安部の特徴を全く書いていないわけなのだが・・・さすがに書いた方が良いと思う。
基本的には左ウイング。テクニックに切れ味があるドリブルは、バイタルエリアが広いポジションほど活かせる。突破力もあると考えると繊細だ。センターフォワードも右サイドも司令塔も担える。言ってみれば攻撃型の全知全能だ。チャンスメイクになる選手である分。恐らく相手には警戒される選手だがバルセロナではFWの影武者のような動きを見せていた。これらが現在の安部の印象だろう。浦和レッズではどのように起用するのか分からないが、これらのどれかだろう。背が語る覚悟の表れ。刮目したいところだ。
まだまだ書きたい所ではありますが
今日はこの辺にて。という所ですね。
We are Red’s!!
【あとがき】
実は自分の人生についてエッセイを書こうとした。と言うより途中まで書いていた。正直、物凄くオチが酷かった。何を書こうか迷ったが浦和レッズ関連にすることにした。エッセイは書きにくいのだろうかね。本作は読んでいただき、誠にありがとうございました。今後も私は執筆に励み、読者の皆様に感動や発見を出来るよう努めて参ります。中島翔哉、来たる!