四十八文字の話『ヘ』③-1 「平安時代」貴族「藤原氏」と「古代イスラエル ( ナフタリ族 )」 との不思議な関係①
🌕旧約聖書【 創世記49章21節 】
ナフタリは放たれた雌鹿 ( めじか ) で、美しい子鹿を産む。
いきなり「聖書」の一節を記させて頂きました。
ですが私はキリスト教信徒ではありせんのであしからず。
ではなぜ一節を記したのかと言うと、この一節の中にあの平安貴族「藤原一族」の出自に関係有るのでは?、と思われる箇所があるからです。
……「藤原一族」の出自は?
皆さん、この日本の古代の時代から存在し、平安時代に栄華を極め、その子孫達は今現在でも日本の各方面、各分野において大変責任有る地位に就き ( 財団法人や各種協会の理事長などなど ) 活躍している一族の出自、気にした事有りますか?
正にご先祖様は「日本書紀」などの日本神話に登場し、今年の大河ドラマでは準主役となるほどの活躍をみせている華麗なる一族。
「歴史は繰り返す」。
太古の昔から、一時活躍した「一族」というものは、必ずその後、対抗勢力により、弱体化ないし滅んでしまい、表舞台から消えていく現象の繰り返しが歴史である、という事は皆さん知っていますよね。
例えば古代の最有力豪族だった「物部」( もののべ ) 氏は、同じく有力豪族の「蘇我」( そが ) 氏に敗れ、その「蘇我」氏も飛鳥時代、西暦645年に中大兄皇子 ( なかのおおえのおうじ )、中臣鎌足 ( なかとみのかまたり ) らによる「乙巳の変」( いっしのへん ) で一族の有力者達は悉く亡くなり衰退していった、など。
例を上げればキリ、がないのですが、その中で何故「藤原一族」は生き延びてこれたのか?
確かに時代によっては武士の台頭により勢いが弱くなる時 ( 戦国時代~江戸時代 ) が有りましたが、必ず復活し ( 明治維新 )、この日本において現在でも活躍してます。
どうしてそんなこと、出来たのでしょうか?
その答えの一つに藤原一族の「出自」、それは「日本神話」には出てこない隠された「事実」にある、と思われます。
……藤原一族にとって「鹿 」とは?
藤原一族の氏社、氏寺と言えば奈良「春日大社」、「興福寺」( こうふくじ ) ですよね。そしてその近くあるのが「奈良公園」。
「奈良公園」と言えば「鹿」、が有名ですよね。
最近は外国人に大人気なんです。鹿が放し飼いになっているエリアなんて世界のどこにもない様です。
皆さん、感違いしないで欲しいのですが、奈良公園の鹿達は決して飼育されているわけではないのですよ。
全て「野生の鹿❗」、なんです。
でも、普通鹿は山に生息しているのに、何故野生の鹿達がこんなにも身近にいるのでしょうか?
それは藤原一族の氏社「春日大社」では鹿は「神の使い」とされており、昔から神鹿 ( しんろく ) として崇めらているからだと推察すれば、地元で大事に扱われ、見守られてきた貴い存在だから、となります。
この大社の御祀神である「武甕槌大神」( タケミカヅチノカミ ) は奈良から東の遠い国、常陸ノ国 ( 現在の茨城県 ) の文字通り【鹿ノ島 】、「鹿島」( かしま ) から「白鹿」に乗ってやってきた、との言い伝えによるものかと思います。
これについては、同じ現象として「稲荷神社」における「狐」( キツネ )、「天満宮」の「牛」に見受けられます。
……「トーテム」とは?
「トーテム」と言う言葉が有ります。
意味は、「特定の人物や部族、【血縁 ( 血統 )】などで結び付けられた集団などが、ある特定の【野生の動植物】などを象徴とする事。」
それがどうなっていくかと言うと、「狐」なら「狐を崇拝する民族」、「牛」なら「牛を崇拝する民族」、そして「鹿」なら「鹿を崇拝する民族」が嘗てこの日本のその地域にやって来た、存在していた、という事になるかと思います。
古代、この日本において「鹿」をトーテムとする集団が存在していた
それに関しては明治の世から数々の有識者に「古代イスラエル民族」との深い関係が指摘されてきている事、ご存知でしょうか?
更に「鹿」以外のトーテムを持つその他の「古代イスラエル民族」との関係も垣間見られます。
「トーテム」と言うのは「ある集団」が「ある動植物」を崇拝し祈りを捧げ奉る事なんですが、ではどうして奉るのか?
その理由で一番考えられるのが単純な事です。
「父や母、ご先祖様達が奉っていたから」
「昔からやっているから」
昔からの文化が継承されて来た結果なんですね。
嘗て「……を崇拝する」一族、集団が存在していた、移動して来て暮らしていた、その名残はごく間近な所で簡単に観て取れます。
🌸秩父の狼 ( 埼玉県秩父市:三峰神社 )
🌸鹿狼山神社 ( 福島県相馬郡新地町「鹿狼山」の山頂 )
「神様の使い」として神社の入口や本殿の脇などでご奉仕している動物達。同じ「狛犬」( こまいぬ ) だと思っていたらそれはお門違い❗。「神様の使い」に怒られますよ。
この様な役目を担う事が出来る動物には、太古から「トーテム」に裏付けされてきた文化がないと任せられませんよね。
そういう面から言っても、奈良公園の鹿達は、
やはり「藤原一族のトーテムである」
という事になるのではないでしょうか。
……続く
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